あらためて健康を


友の初盆で若美町まで
 4月に大学当時の友人若美町の中田君が亡くなった。今日は初盆でお参りに行くことにした。
 朝から雷雨だった。トイレに貼って毎日記入している晴雨表を確認すると真っ黒に塗りつぶされた雨の日は十何日ぶりだ。涙雨か?
 高速道路では曇り時々小雨だった。ところが中田君の家の近くに行ったら風雨になった。これでは家に入って行けない。車の中で雨が小やみになるまで待機した。その状態が写真である。まさに篠突く雨とはこのことか。
 小降りになったところで訪問し焼香させていただいた。奥さんが言う。
「お父さんも今日は帰っているので喜ぶと思います」
 中田君とは45年前盛岡の大学での入学式で会った。学生時代は同郷のよしみで彼の家に遊びに行って泊まり込み干拓中の八郎潟を眺めたり男鹿の島山を案内してもらった。
 秋田の教員として採用され最初の赴任地が若美町にある男鹿高校琴浜分校であった。今は琴浜分校も男鹿高校も閉校になって無い。琴浜分校が先に消えたのは言うまでもないのだが・・・。
 中田君の住む町に赴任したのだった。縁なんだろうなぁといつも思っていた。当時からボクはハチャメチャ人間だから彼の家に寄り酒をつきあわせたりした。甘えがたがり人間が迷惑のかけっぱなしだった。
 弔辞を依頼された。弔辞は断るものではないと言われていたので引き受けた。友人の弔辞を読むのは初めてだった。
 先日、赤塚不二夫氏の葬儀で森田一義氏(タモリ)も生まれて初めて弔辞を読んだとのこと。安宅の関で弁慶が白紙の勧進帳を読んだようにタモリは白紙の弔辞を読み上げた。そんな芸当ができるわけがなく淡々と緊張しながら書いた内容を読んだ。読んでいるに涙がにじんだ。
 われわれ世代で若くして病に死す人が多い。この2年間で小・中学校から大学までの同級生が4人亡くなっている。気をつけなければいけないとは思うのだが・・・。
 中田君がボクに出してくれたメールをコピーしておこう。
『寝伏せったり、落ち込んだりはしていませんので、当方のことは心配しないで下さい。病気になって、反省する事が多々ありますが、一番は、こまめな検診による病気の早期発見が第一です。「なぜ検診を怠ったか?」が最初の診断をした医師の怒りともつかないつぶやきでした。水や空気のように意識しなかった「健康」がいかに有り難い事なのか身に沁みました。』
 すさまじい精神力、悔しさそして友を思う心が伝わる。

   思い出になってしまった友の顔笑いおだやかにじむゼ涙


本日の五輪柔道
 100圓領詭攘房が1回戦でモンゴル選手にあっけなく一本をとられて敗退。運良く敗者復活に進んだにもかかわらず、そこでも1回目でゴロリと一本負け。なななんだこれは。勝負は時の運。勝ち負けについてはあまり気にしないことにしよう。
 問題は別だ。今朝の朝日新聞「声」欄に『がっかりした五輪JUDO』の投書が掲載された。その内容をまとめると次のようになる。
『中学校の柔道を担当していて東海地区の中学校総体を見ていました。そして、オリンピックの柔道競技で世界最高レベルの試合が見られると思いましたが、がっかりしました。敗退してメダルを逃していることではありません。中学生の試合の方がずっと美しく、エキサイティングだったからです。身体が宙を舞う技は切れ味があり、一瞬の隙をつくしなやかさに「柔よく剛を制す』柔道でした。
 対する五輪「JUDO」は「一本」をとる柔道にこだわる谷本選手は別として、多くはポイントを貯金するような消極性が目立ち、中学生の柔道とは違うスポーツのように見えました。日本で生まれた柔道が世界に育ったことは誇りに思います。同時に、柔道の中にあった技の競い合いや剛を制するしなやかさ、礼の重視なども、守り広める努力が必要ではないかと思いました。』
 まったく同感である。柔道競技を見ていると相手の手を払ったりするのに執心する下手くそなボクシング。相手の腰や足にタックルする着物を着たレスリングを見ている感じを強く受けた。
 ボクは柔道については素人だし言うべき人間でないことは百も承知で言うのだが・・・。これじゃあ柔道ではない。日本はJUDOから撤退すべきだ。と、言うよりも野球やソフトボールと同じように五輪から競技を無くすべきだとも思う。これまで五輪で何度も何度も不可解な判定(今回も谷選手の指導もそうだが)をされてきた。その経験が生きていない。しかし、そのような経験を生かそうとすればするほど「柔道」からは遠ざかる気がする。もっとも「本家」なんて意識をなくせばよいかもしれないけれど。
 まぁ、鈴木桂治が負けた腹いせに書いているような気がしないでもないが・・・。

夕方は一周忌になる村の同級生にお参りをした。本日のブログ終了。良いお盆だ
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