捕手の動作規制が
うれしいお土産
今日から3学期。生徒諸君の声が響く職場の空気は一変した。やはり学校は子どもたちがいるのが正解である。何が正解かはわからないが・・・。もっとも長い休みもとても良いことは言うまでもない。
さて、始業式も終わり昼休み昼食も終わり少しボーッとしていた。すると事務の女の子が一通の少し分厚い封筒を届けてくれた。
「なんだろう?」
差出人を見ると母さんである。母さんのことは9月21日のブログに紹介している。
中味はなんだろう。
母さんは冬休みを利用して上野動物園などに行ってきたらしい。その時に長男(つまりボクのこと)が喜びそうなアイテムを探していたら素敵なペンとメモ用紙を発見したそうな。
このメモ帳、メモ用紙とボールペンの写真である。眼鏡は百均で買ったものを添え物として・・・。
タイトルが良いねぇ。「Mountain and Woodland Birds」である。そして、絵が良い。絵を描いた人が薮内正幸氏である。動物や野鳥を書かせたらピカイチの人だった。2000年に逝去されたようだ。サントリーの野鳥保護キャンペーンでも有名だった。ボクもサントリーの発行した新聞に掲載された記事をまとめた薮内さんの野鳥図鑑を持っている。はずだ。探すのに大変だが・・・・。
メモ帳とボールペンには6種類の野鳥が描かれている。上から時計回りにルリビタキ、アカショウビン、キビタキ、アカゲラ、コルリ、ゴジュウカラの絵がある。
この中で実際に見たことのある鳥はアカゲラゴジュウカラだけ。アカショウビンは声だけを聞いている。いつかチャンスがあったら見ることができるだろう。楽しみだねぇ。
と、言うわけで素敵なお土産をいただいた。ありがとう母さんへ。
野の鳥と森の鳥とがお土産に
いつも自然を携え歩く
やり得はゆるさないのだが・・・
10日付けの日刊スポーツ紙に『捕球動作ボールゾーンからストライクゾーンへ「捕手はミット動かすな」アマ徹底』と題する小さな記事が掲載された。さらに続けて『国内的には「技術」、国際的には「卑劣行為」』とある。記事を引用してみる。
野球のプロアマ規則委員会が9日開催。アマチュア規則委員会は「キャッチャーミットを動かすな」運動を展開することを決めた。
これは捕手が捕球直後、ミットをボールゾーンらストライクゾーン内に動かしストライクのコールを狙う行為を戒めるもの。
日本では高度なテクニックと思われてきた向きもあるが、国際的には審判の目をあざむく卑劣な行為とされている。五輪など国際大会でも避難の的となっているという。
日本野球連盟の麻生紘二規則・審判委員長は「北京五輪で痛感したのは、日本の野球はマナーレベルがきわめて低いこと。審判は日本船ではイライラしながら判定している」と話し、選手の動作等が審判員に悪印象を与えていたことを認めた。
判定にマイナス面の影響があった可能性も否定できず、国内でも見逃せない悪質な行為として周知徹底させる。3月にちはWBCを控えているプロ側は、両リーグ審判部長と協議した上で、対応を決めるという。
さぁ、どうなるんでしょうか。高度な技術とされていた捕手の動作。審判の目をあざむく行為となるのか。
高校野球でも卑劣な行為ととられるプレーや動作をいろいろと規制してきた。しかし、やり得の面がある。ばれるまでやればいい。ばれて注意を受けた時に修正すればよい。もしかすれば一試合終わるまで誰も気づかないかもしれない。気づいていても誰も指摘しない。などなどあるからやっかいだ。マナーレベルということに関して言えば「やった者勝ち」なのだ。
例えば二塁走者が相手捕手のサインを見て打者に何らかの動きで球種を教える行為。これは「ダメ」と規制されているにもかかわらず、めげずにサインを送り続けるチームがある。品を変え形を変えながら・・・・。
例えば走者が盗塁をしようとしたときに打者はボールを見送る振りをしてベース側に身体を持っていき捕手の送球を邪魔しようとする。昨夏は1~2度審判が守備妨害をとった。打者はアウト、走者は帰塁の措置をとっていたが徹底されていたとは言えない。
野球は「やり得系」のスポーツだと本当に思ってしまう。強いチームと言われるほどこんなことを平気でやっていた。何がフェアプレーだ何が青春だなにが純真な子どもたちだと思ったこともある。
それらのマナーレベルの低さの中で、この高等技術と言われる捕手の動きをダメなんだよと明確に規制できるかどうか。
高校野球も流れが変わってきているんですけどね。楽しみではある。
もっとも審判がストライクと言えばストライクです。と、言うようなレベルや意識の審判では難しい話なんですけどね。
注目したい。
そんなわけで今日から3学期だ。お祝いにビールを飲もう。