刈和野の綱引き

15分間の力比べ
昨夜は刈和野の綱引きにご招待をうけて行った。最初に感想を書くと、なかなかにダイナミックで良かったと言うことです。つまり、勝負のつく時間が短く凝縮された力比べが見ることができた。
午後9時から綱引きの本番が始まる。暖冬気味で雪不足の刈和野の大町には雪が敷き詰められている。どこかから運んできたのだろう。雪がないと逆に危険だと言うことらしい。
会場に到着した頃には雄綱と雌綱の結びあわせの儀式が行われていた。ボクが見たのは30分くらいだろうか。直径1メートル近い綱の上に「建元」と呼ばれる人が上がって結びあわせの指示を出している。(写真の上2枚)
そして、雄綱の端が持ち上げられて雌綱に結びあわされる。そして、細い綱が着られて「建元」が飛び降りると同時に綱引きが始まった。(中程の写真2枚)
綱引きの勝負は一瞬にして決まった。と、ボクには思えた。下町側が一気に引き始めた。綱の上に乗っている人の提灯が前後に動くのにあわせて「ジョヤサーノ、ジョヤサーノ」の意気(息)を合わせて綱を引く。
ズルズルズルと下町側に綱が引かれて行く。途中で1~2回上町側の抵抗があった。しかし、15分間の力比べでは下町の一方的な勝利だったようだ。
初めて見た(綱引きに参加はしなかったが)大綱引き。さすが国指定無形文化財だけあって格式高く決まった。この綱引きのために里帰りしている若者もいて素晴らしさを感じることができた。
そして、勝負が終わった後に綱の結び目のところで、今年厄年の女性つまり数え33歳の人たちから綱に使われた「わら」をいただいてきた。お祝いの「わら」とのこと。良いことがあるだろう。その辺にしばっておこう。「わらしべ長者」になるかもしれない。かな?
大綱を引く手にこもる意気込みが
明日の勇気と笑顔呼び込む
本日のブログはこれにて終了です。今日から少し肝臓をいたわります。ご苦労様と。