センバツ東北チーム大健闘


冬去りがたし

 今朝もうっすらと雪が積もった。朝方、少し気温が上がったら屋根に積もった雪がドスドスと落ちる音がする。
 どれぐらい降ったか見るため外に出てみると数僂寮兩磧ペタペタと歩いてみると新雪(ってほどでもないが)の上にゆがんだハの字の足跡がつく。
 スタッドレスタイヤを交換しようかなと考えた。夏タイヤでも走行には大丈夫だとは思う。しかし4月10日前後まで何が起こるかわからない。もう少し冬タイヤのままにしておくことにした。

 牛乳屋さんが集金に来た。
「まだまだ雪は終わらねんすな」と言う。
まったくです。そして
「良い花(桜)見でんすな」
本当ですねぇ。

    仕舞い雪ハの字ハの字の足跡に
        春待つ気持ち花待つ想い


センバツ利府と花巻東準決勝へ

 今日も一日中家に引きこもっていた。引きこもり人間のやることは本を開いて時々居眠りしながらテレビを見ることくらいだ。その合間に頼まれたDVD製作。この作業はほとんど終了したので良しとしよう。

 さて、午前11時。待望の高校野球中継スタート。
 準決勝は花巻東対南陽工業。
 オヤッ花巻東は左投手の菊池君ではない。右投手の猿川君である。そう言えばこの投手も昨秋の東北大会の能代戦で見ている。140劼軽く出ている。あの時と同じように6回から菊池君に継投になった。
 結果は5-3の逆転勝利。素晴らしい。

 そして、もう一試合利府対早稲田実業。
 どの新聞を見ても総合力では早実が絶対有利だった。プラス高野連の厳重注意である。しかし試合の展開は2点リードされていたが五回ワンチャンスで逆転。おまけに5点を挙げるビッグイニングになった。最終回、追いすがる早実をかわして5-4で勝利。
 まぁ、いろいろあるのだが・・・。手に汗をにぎりながら応援していた。

 何よりも印象的だったのが試合後におこなわれた監督の勝利者インタビューだった。
「とにかく前の試合に勝ってベスト8になってから色々なことがあった。だから勝ちたかった」
 勝って良かった。ホッとしたという顔だった。あくまでもボクの見方だが監督の顔には「指導しきれていないもどかしさのような」ものが感じられた。21世紀枠の意義までも語られているのだから・・・。

 勝てば良いってものではない。でも、勝つことによって得られることもある。学び取ったことを活かしてもっと良いチームになることを期待したい。公立の星でもあるのだから。


これにて本日のブログ終了。今日で激動の平成20年度はジ・エンド。いやぁ色んなことがあったなぁ。

「少年メリケンサック」に酔う


ハチャメチャは素敵かも
 イヤーおもしろかった。映画「少年メリケンサック」。宮城県の産んだ偉大な脚本演出家宮藤官九郎の作品。
 まぁ、話の筋は簡単。やることなすことうまくゆかないクビ寸前の宮崎あおい演じるOLと、その昔伝説だったパンクバンドの今では佐藤浩市や田口トモロヲたち演じるおっさんぱかりの「少年メリケンサック」との出会い。そして、ライブの旅の売り出しへ。しかし・・・・。演奏は下手くそだしサマにならない。それでもいろいろな「しがらみ」を持ちながらハチャメチャに旅は続いてゆく。

 人の出会いっていいもんだなぁとつくづく感じさせてくれる映画だ。と、ボクは思った。何よりも見終わった後のエンドロールで流れる「守ってあげたい」が良い。松任谷由実の曲を「ねらわれた学園」というグループがカバーしているのだ。

 すぐにCDを購入した。何回も聞いた。ギターを弾きながら口ずさんでみる。自分で歌う歌詞にホロリとさせられる。なんじゃあこりゃあ単なるナルシストじゃネーか。なんだかパンクロックグループ「少年メリケンサック」の口調に似てきたゼ。

  ♪初めて言葉をかわした日の
   その瞳を忘れないで
   いいかげんだった私のこと
   包むように輝いてた

 やはり映画って良いなぁ。見果てぬ夢を見ることができるから。それにしてもバンド「少年メリケンサック」のテーマ曲「ニューヨークマラソン」はボーカルがラリッているために「ニューヨークマラソン」と聞こえるのだ。しかし、実際は「・・・・・」ここはネタばらしなので書けない。大笑いしちゃった。結構、仕掛けにもこっている。さすが宮藤官九郎の作品だ。

    ハチャメチャなロックもいいゼ
      ワクワクと画面見つめたメリケンサック


無職になって
 昨日から無職の状態になった。なんとなくホッとしたようなしないような・・・。しかし、この期間に充電しよう。と、言っても2日間だが。いずれ新たなことが始まる。楽しみでもある。


違和感
 最近、違和感を感じることを言葉にできないでいた。例えばWBCの選手たちを「サムライジャパン」と表現することに変だなぁと感じていた。なぜか嫌だった。その理由にようやく気づいた。
 過度なナショナリズムをあおっているからなのだ。ここ10年ほどナショナリズムが強調される傾向が強くなっている。WBCを機会にもっと盛り上げようとしているかもしれないと推測してしまうのだ。
 そして、昨日もブログに書いたが利府高校の快進撃は素晴らしい。しかし、眉毛の薄さにいつもより違和感を感じた。だからブログに一言書いた。

 色々と違和感を感じるときに「アレッ変だぞ」と思う感受性を持ち続けたい。それがボケ防止かもしれない。



本日のブログはこれにて終了。朝からDVD作製をしていた。コンピュータがしっくり働いてくれずに時間ばかりかかった。
ところで先日伊豆に行ったときにお土産で買ってきた「くさや」を昨夜焼いたら家中がくさくて大変だった。と、電話が来た。そうだ焼くときは外で焼くようにと言うのを忘れて届けていたのだ。あまりの臭いに笑うしかなかったそうだ。でも、食ったら美味かったと言う。発酵食品はあなどれない。さすが「くさや」だ。我が家の冷凍庫にまだあったなぁ。焼いてみようかなぁ。ビールがすすむぜ。
と、言うわけで一休み一休み。


スズメは減っている


スズメの激減

 ♪チイチイパッパ
  チイパッパ雀の学校の先生は
  むちを振り振り チイパッパ
  生徒の雀は輪になってお口をそろえて
  チイパッパまだまだいけないチイパッパ
  も一度一緒に チイパッパ
  チイチイパッパ チイパッパ

 「雀の学校」である。しかし、この先生はすごい。鞭を振りながらピシピシと指導している。今ならば教育委員会に通報されるだろうなぁ。

 さて、最も身近にいると言われるスズメ。ボクも最近までそう思っていた。家の前で電線にとまっていたスズメを1枚撮影。逆光で少し写りは暗い。たった一羽しかいない。

 色々な調査によればスズメは近年急速に減少しているらしい。確かにスズメの大群を見かけない。

 原因の一つは営巣する場所が少なくなったのだ。場所とは次のような場所。スズメが巣を作りやすい屋根裏やすき間のある家などがなくなったこと。つまり高密度の家が造られスズメがもぐり込む場所がなったことが一つ。次に営巣地の近くにエサをとる場所(草地や空き地)が少なくなったことがあげられる。
 スズメの住と食がなくなったためだ。これと同じことはツバメにも起きている。ツバメも人の住む場所に営巣している鳥だった。人間に天敵のカラスやヘビなどから守られていたのだ。しかし、やはりオープンスペースの建築物が減ったことで巣を作る場所がない。さらにエサを採れなくなったためにツバメの渡りも激減している。

 と、日本野鳥の会会員のボクは少々知ったかぶりを・・・。

    人間と野生の共存難しい
      閉校憂き目スズメの学校


利府と花巻東ベスト8に

 今日のセンバツ。第1試合では花巻東が大分明豊に4-0で勝った。テレビで菊池投手の投球を見ていたが10安打以上打たれながら要所を押さえてシャットアウト。奪三振は12。素晴らしいピッチングだった。

 そして、第3試合では利府が古豪千葉習志野との試合。1-1で迎えた9回裏。2死1、2塁で2番打者が左中間にサヨナラ打を放った。お互いにしのぎを削っての試合を勝ち取った。

 ところで老いの一言。花巻東の選手諸君の眉毛はキリッと男らしくて(この「らしい」は何かと問題ではあるが・・・そうゆうこともある)とても良い。しかし、利府の選手たちの眉毛は正直言っていただけない。あの眉毛は高野連の通達「眉毛を剃らない。茶髪にしない」に抵触すると思う。とても良いチームだけに残念である。21世紀枠選出基準には他の高校球児の模範になることも一つの条件になっていると思う。この眉毛では悪い模範にはなれども良い模範にはならない。宮城に帰ったら直してもらいたいと強く思う。

 まぁ、それでもとりあえずエールを送ろう。東北地区からベスト8に2チーム進出。がんばれ両チーム。


本日はこれにてブログ終了。

利府高校センバツ一勝


またまた雪マーク

 3月末になってトイレに張りだしている晴雨表のマークは雪印が連続している。毎日、書き込んでいる。トイレだけは毎日入るので忘れることもない。日記などは三日坊主で長続きしないのだが「トイレ晴雨表」は長続きしている。村の店屋からもらったカレンダーの裏に付録でついている一年の晴雨表の空欄に○や◎や●など書くだけだから気楽だ。
 しかし、トイレに座って昨日の天気は何だっけかなぁと思い出そうとしても思い出せないことがある。これってボケじゃん。やばいなぁ。
 今朝もうっすらと雪化粧。そして北風ビュービュー。
 雑木林と杉林の雪化粧の違いを撮影してみた。

     冬将軍春はまだまだ嫌がらせ
        未練たらたらアイツのようだ


利府高校センバツ一勝

 特に利府高校と関係はない。ただ、宮城の知っている一人の子が利府高校の卒業生である。とても良い子だ。あとは、しょっちゅう利府高校の前を通っているのだが・・・。

 ボクとしては21世紀枠では利府高校が間違いなく選出されると予想していたので、この一勝はことのほかうれしい。

 話は変わるが利府高校と対戦した静岡の掛川西高校には春の静岡遠征で一度練習試合をしてもらったことがある。学校のグラウンドすぐそばにお城があったはずだ。かなり記憶は飛んでいるが・・・。前にはいわゆる甲子園によく出場していた学校であると記憶している。

 さて、数年前に宮城からは21世紀枠で一迫商業高校も出場している。一迫商業もセンバツで一勝している。いいなぁ。そして、次も好試合を期待したい。


月の日の経つのは速い

 ちょうど一年前。ある職場を去ることになった。納得がいかずに労働審判に訴えた。
 とても勉強になった。裁判所など生涯にわたって縁のない場所と思っていたが経験することもできた。
 絶対に譲れないこと。許せないこと。心を曲げてはいけないこと等々を見つめることもできた。
 ちょうど一年前のことだ。風化させてはいけないと自戒している。


本日のブログはこれにて終了。夕方から野暮用で出かけるので早めのアップです。

 

女川にて


春の海

 本日、陸上部の一日臨時顧問になる。何となく一日駅長とか一日署長とかの雰囲気かもしれない。
 陸上部は今日から春季合宿で宮城県女川町まで遠征する。正式の引率顧問がどうしても抜けられない用事ができて動きがとれなくなってしまった。
 そこで出しゃばりのボクがその代わりをすることになった。役割は部員と荷物を運ぶことである。

 出発の朝、起きてみると積雪約5僉その写真が左上。これは大変だ。もう一人の引率の方から電話。
「もしもし、道路がツルツルで少し到着の時間が遅れます」
それだけ多い積雪である。

 少し遅れて出発。秋田道は北上近くまで積雪があった。東北道は問題ない。これを秋田弁で「きゃんどぽんぽじー」と言う。

 前沢のSAで一休み。すると某高校の野球部の部長さんに挨拶された。これから春季遠征合宿に関東地方に行くとのこと。いいなぁ。うらやましいなぁとボクは激励して送り出した。

 その後は順調に高速道をひた走る。無事に女川に到着。ここでボクの仕事はお役ご免。

 帰途には女川港でカモメを見たり、港に入ってくる船を見たりして一休み一休み。秋田とはこんなにも季節が違うことを改めて確認した。冬型の気圧配置なので風は冷たかったが春真っ盛りはそこにあった。

 40年近く前の季節は今頃。職場の送別会で女川に一泊した。
 送別会の目玉企画は一泊後の魚釣りだった。全員意気揚々と大漁を期待して釣り船に乗り込んだ。ところが前夜の飲み過ぎで船に乗った途端に全員が船酔いでゲーゲーと吐いてしまった。魚にエサをまいたにもかかわらず1匹も釣ることなく早々に船を港に戻してもらい下船した。
 結局、大漁だったはずのお土産(魚)がないのでワカメの「メカブ」を船頭さんからもらっいフラフラになって帰ってきた。遠い昔のことだ。

     女川の港にたって思い出す
        海の恵みと飲み明かした夜


WBCまたまた

 WBCは終わりにしようと思ったがイチローについて一言書いておきたい。やはりイチローはすごい。決勝戦で決勝打を打っただけではない。魁新聞には「イチローから刺激」と題してWBC連覇の意義を書いている。

『(イチローがチームメンバーとの共感の)キーワードは「向上心」だった。
イチローは次のように離している。「向上心が集まったチームは強い。チームにはリーダーが必要とよく言われるが、それぞれが何かを得ようという気持ちがあれば、そういうリーダーという形は全くいらない。向上心さえあれば、チームはいくらでも可能性を見いだすことができる」』

 高校野球に携わっているときに「甲子園に出る」と心から思っている部員の数によってチーム力は上がるか下がるか決まると考えていた。
 「甲子園に出ます。なんちゃって口先部員」ばかりのチームでは強くなるわけがない。
 だから、チーム内の少数の「心から甲子園を目指そうとする部員」をリーダーにすることが多かったと思う。これではどうしても行き詰まってしまう。だからイチローの発言はとてもよく理解できる。
 どのようにして「向上心」を表現できるようにするかが指導者の腕の見せ所なんだろう。難しいですけどね。

 WBCは色々なことを教えてくれる。


これにて本日のブログは終了。今日は往復500勸幣總辰拭なかなかタフである。

ゴリが来た


愛嬌のある顔

 友人からゴリをいただいた。3僂曚匹竜澄
 友人によると「魚市場で新聞紙にくるまれていたのを食べようと思って買った。ほとんどは食べたが水槽に入れたらしぶとく生きていた」丈夫な魚らしい。産地は八郎潟。
 先日の夜、わが家に届いた。まる一日バケツの中で酸素ポンプのブクブクで生きていた。その後、水槽に引っ越しした。
 ゴリたちの引越祝いに冷凍した赤虫をやった。パクリと食べることもなく知らんふりをしている。赤虫が底に沈んでいるばかり。ウーム。つれないそぶりはあの頃の彼女みたいだぜ。
 ところが朝になってみると赤虫の姿がない。知らないうちに食べてしまったんだ。何と言うことでしょう。ゴリたちはボクの好意を受け取ってくれた。

 それはともかくとして。ゴリは漢字で「鮴」と書くらしい。つまり、水底でジーッとしているから「魚が休む」と書くのかもしれない。「ジュズカケハゼ」ともよばれるようだ。詳しいことはわからない。あとで調べてみよう。いずれにしても純淡水産のハゼであることは確かなようだ。

 いつも醤油で煮てもらい食べていたゴリが写真の連中であることを知った。もしかすれば頭から骨も含めて丸ごと食べる食感が「ゴリゴリ」しているからゴリの語源だろうと思っている。どうなんでしょうね。
 ゴリの醤油煮付けを冷蔵しておくと煮こごりができた。煮こごりを熱いご飯に置くとジワーッと溶け出したゴリの旨みがご飯にしみる。これがすごーーくうまい。

 愛嬌のある顔。ボクのように目玉がピョコンと飛び出ている。とても可愛いぞ。

    ゴリたちの飛び出た
      目玉素敵だぜ
       他人事とは思えぬ仲間



WBCその後

 なんだか日本が負けると予想していてWBCについて書くのは気がひけるわけがないか。良いものは良いと評価しておきたい。

 WBCの主催は大リーグである。つまりアメリカが勝つためには何でもありだったようだ。国別の組み合わせも敗者復活戦の導入も。
 しかし、それを乗り越えての日韓の決勝進出は素晴らしい出来事と言える。

 何よりも朝日新聞の社説に書いていた内容に共感を覚えた。
日本や韓国が活躍したことは
「強者や高額所得者が常に勝つわけではないと、野球が人生や社会を語ろうとしているようにも思えた」
 ボクがWBCに違和感を感じていたのは強者や高額所得者の論理に完全に取り込まれるだろうと感じたためでもある。それは日本でも巨人という強者と金でやるのかと思ったこともある。
 しかし、日韓2チームはそれに飲み込まれずに勝ち進んだ。やはり評価すべき事だと思う。

 そして、もう一つは日本チームで活躍したのが巨人の選手だけではなかったことだ。むしろ巨人以外の選手たちの活躍が目立った。
 内川、片岡、青木、あとで呼ばれた栗原、ケガで交替した村田などなど知らない名前の選手が多かったと思う。
 さらに公式のMVPはレッドソックスの松坂だがボクは楽天の岩隈だと考えている。
 この無名で「有名な選手たち」の活躍がWBCの大きな功績だったと思う。そして、これからのプロ野球は巨人ばかりでなく楽しめると言うことでもある。


これにてブログは終了。今日は送別会シリーズ第3弾。なかなかにつらいものがあるなぁ。さぁ、飲むぞ!


 

さすが雪国


あなどれない

 これだから雪国はあなどれない。今朝、3月も終盤になって数僂曚廟磴積もった。気温もマイナス3℃ほどだったので道路で濡れている部分はツルッと滑る。
 以前は3月20日を過ぎたらスノータイヤを交換しても問題ないと思っていた。しかし、最近はスパイクタイヤからスタッドレスタイヤになった。そのためにガリガリと道路を削ることもないので4月の中旬頃までの長い期間冬用のタイヤのままでいることが多くなった。その方が精神的にも気楽だ。突然、今日のような積雪状態になっても安心して運転できる。
 まだまだ雪の降る可能性はある。もう少し、この状態にしておこうと思う。

    あなどれず冬タイヤのまま
       しばらくは
        走ってゆこう安全のため


WBCについて

 今回の大会は選手選考(選抜)やサムライジャパン等というネーミングについて違和感を感じているのだが評価できる点もある。そのことを書いておこう。

 それは原監督の審判員に対する判断である。

 3月17日におこなわれた第2ラウンドで韓国に敗れた時。次のような場面があったと報じられている。残念ながらテレビ等で確認できていないので新聞記事の写真やコメントから判断する。
 
 7回表一死で城島が三振。この場面で日刊スポーツ紙では城島のとった行為が「日本ではまず退場はない行為だが」と断って記事を書いている。
 その行為とは「三振したボールが低めに来た。ジャッジはストライク。城島はバッターボックス付近に自分のバットを置きベンチに帰った」のである。
 しかし、審判の権威を示す大リーグでは「審判に対する侮辱」ととらえ城島を退場させた。
 この行為を元大リーガー佐々木主浩氏は「メジャーでプレーする城島は把握しているはずなのに冷静さを欠いていた」とたしなめている。さらに楽天の野村監督は「日本を代表する選手は品格、人格も条件だと思う。代表とはそういうことだよ」と話している。

 なんてこった。と、ボクは思っていた。佐々木氏と野村監督の談話を読んで醤油の小瓶を顔の横に持ち上げて「しょーゆうこと」とボクは言った。

 さらに新聞の大きな見出しは『城島退場から審判のジャッジ「韓びいき」判定に』と踊っている。

 今朝の魁新聞のWBC勝因分析の一部として次の部分がある。少し長いが引用する。

『宮崎合宿前日。チームが一堂に会したミーティングで、原監督は「審判員には紳士的に接しよう」と号令をかけている。
 北京五輪では星野監督が抗議で退場処分を受けた。「日本は審判団を敵に回してしまった感じだった」とは北京五輪スコアラーの福田氏。今大会での原監督はメンバー交換、選手交代などで審判員と接するときのマナーの良さが際立っていた。17日の韓国戦で城島が退場処分になると「審判団に失礼なことをした」と謝罪した。一球で流れが決まる国際大会で審判員を敵に回すことは百害あって一利なし。日本の公式戦で選手に欠けている審判員への敬意をチーム全体に植え付けたことも、連覇に不可欠な備えだった。』

 勝敗に直接大きく関係するようなミーティングがあった。それに反して城島は審判員を侮辱したことになる。これはひどい話だ。しかし、それでも原監督は城島の行為に謝罪をし審判員への敬意表現を粘り強くおこなった。

 これは評価できる。素晴らしいことだ。

 日本の優勝によって国内のプロ野球公式戦でも公式戦でなくても審判員に対する敬意の気持ちが沸いてくればよいのだが・・・・。

 と、ここまで書いたが秋田県高校野球の審判のジャッジに関しては、もう少し見極める必要がある。一球で試合の流れが大きく変わる。勝敗さえ決定する。だからこそ高校野球はアマチュアではあるが(あるために)シビアに見たいとボクは思う。


本日のブログはこれにて終了。今日は高校入試の後期日程合格発表。これで高校入試の全日程終了。心配そうな顔が良い笑顔になった。素敵な高校生活を送ってくれるように祈りたい。

親子の情、友情、主従の情


志の輔落語inPARCO 2009

 WOWOWおそるべし。ちょっと気を抜くと是非とも見たい番組を見逃してしまうことがある。再放送が結構多いテレビ局であるからジーッと待っていると見ることができるのだが・・・・。

 そんなこともあるのだが、今回の「志の輔落語inPARCO 2009」は見逃さずに見ることができた。おまけにDVDにして永久保存版にもできた。写真はテレビ画面をキャプチャーした。

 今回、テレビで放映した噺は二題。新作の「狂言長屋」と古典落語の「柳田格之進」。どちらも良かった。
 あまりネタばらしをしてはいけないのだが「狂言長屋」は実際にPARCOの舞台を利用して噺の合間に実際の狂言を入れ楽しませてくれる。
 そして「柳田格之進」は良かった。商人の主従関係。武士である柳田格之進の親子関係。武士と商人との友情が密接に絡み合う。友情とは何か。人情とは何か。許容とは何かなどを語りかける。
 途中で思わず涙がこぼれてしまった。いや、ちがうのだ。目から汗が出たのである。

 その後で古今亭志ん朝の演じた「柳田格之進」のCDを引っ張り出して聞き比べてみた。志ん朝の高い声で演じている。志の輔はどちらかと言えばだみ声だ。それぞれの味がある。当然であるが噺の内容も微妙に違う。オチも違っている。
 どっちが良いか悪いかではない。それぞれの持ち味だ。だから落語はおもしろいし奥が深い。
 こんな素晴らしい噺を聴いても何とも思わない人間がいるんだろうなぁ。

 志の輔おそるべし。テレビの画面を通してではあるが良い落語を聞いた。

      真っ直ぐに生きる話を聴きながら
         おのが思考のグニャグニャを知る
         


WBC2連覇達成
 ウーム。予想が完全に外れてしまった。韓国との決勝では延長10回にイチローが2点タイムリーを打ち勝ち越しそのまま勝利したようだ。
 この大会でイチローの状態は最悪だった。フォームもバラバラで色々と言われていた。しかし、最後の打席で決勝点をたたき出したことにはイチローってやっぱり「何か」があると思わせるなぁ。

 日本の優勝はおめでたい。素晴らしいことだ。ただし、WBCで全9試合を戦って5試合が韓国戦。これでは韓国に勝っただけではないのか。なんて言うのは野暮かなぁ。

 ただ、「サムライ・ジャパン」だけはやめようぜ。これって変な命名の最たるものだ。できれば「ひたむきジャパン」くらいでやってもらいたい。


 本日は職場の送別会。これにて早めのブログを終えます。飲み過ぎないようにしなければ・・・・。
 今日健康診断書をもらいに行った医院で窓口の女性に言われた。
「診察した先生が言ってました。血液検査の結果、アルコールを飲み過ぎているみたいですからお酒はひかえた方が良いと話しておられました」
手渡された健康診断書を見ながらボクは
「ハイ。それでも数値が500近くから250ほどまで下がりましたから」と言い訳をする。
「それでもまだまだ高すぎます。そうそう、コレステロール値も高いので注意するようにともおっしゃってました。精密検査をした方が良いとも・・・」
「ウーム・・・わかりました」

さぁ、秋田弁で言う「ホジ」がつくかどうか。

夢を一途に


生き様

 二冊の本。一冊は清原和博の「男道」。もう一冊は青森のリンゴ農家木村秋則の記録「奇跡のリンゴ」。
 華やかなフットライトを浴びた清原と変人と言われたような一農民との違いはある。かたや有名人かたや無名な人。しかし、必死になり「道」を追求しようとした足跡は二人ともすごさを感じる。

 この二冊に共通するのは著者である。「奇跡のリンゴ」はノンフィクションライターの石川拓司さんが全編を書いている。清原の本は清原本人が書いたようになっているが、構成はやはり石川拓司さんである。

 やんちゃ坊主清原の栄光の歴史と言うか泥にまみれた歴史はドラフトで巨人に裏切られた(と彼が思った)ときから始まる。
 清原が最後に「23年間で初めて、僕はこれで良かったと思った。あのドラフトがあったから、今日の僕がある」と許容する気持ちを持つようになったことはすごいと思う。正直言って清原は好きな選手ではなかった。この本の中では優等生のように感じるのだが、そうでない狂気(侠気)の部分もチラホラ出てくる。
 清原が許すと思うようになるまで23年の年月は長過ぎるなぁと思う。それほどひどい仕打ちを巨人(読売)はやったのだ。
 それにしても巨人(読売)というチームは選手獲得や放出に対しての仕打ちはひどいなぁ。話にならない。だからボクは嫌いなんだ。

 「奇跡のリンゴ」は無農薬でリンゴの収穫は絶対に不可能であると言われたことに30年間も武骨にひたむきに挑戦した一人の男の物語だ。
 誰もが不可能と言っていたことに挑戦し続ける気持ち。挫折しない気持ち(一度は挫折しそうになった)を次の文に見つけることができる。
「歯を食いしばってそのこと(無農薬栽培)に打ち込んでいるときに、雷に打たれたように、はっきりとわかったことがある。ここで自分が諦めたら、もう誰もそれをやろうとはしないだろう。自分が諦めるということは、人間が諦めるということなのだと思った。木村はいつしかその夢を実現するためだけに生きていた」
 ライト兄弟の飛行機の発明、ガリレオの天動説の例をひきながら
「パイオニアは孤独だ。何か新しいこと、人類にとって本当の意味で革新的なことを成し遂げた人は、昔から孤独だった。それは既成概念を打ち壊すということだから。パイオニアとは秩序の破壊者の別名でしかない」

 そして木村は土壌の改良に行き着き無農薬でのリンゴ栽培に成功する。不可能を可能にしたのだ。

 ボクはとてもじゃないが、ここまでは徹底できない。しかし「どんな時にでも、がんばってみよう」という気持ちにさせられた2冊であった。異端も大切なことだなとも改めて気づかせてくれる。でも、清原の本の写真はなんだか恐いなぁ。人のことは言えないけど・・・・。

     夢中とは夢を実現させる道
        願いはかなう異端は正統


WBC決勝進出。
 アメリカに9-4で勝利。強い日本。そして、予想通り昨日韓国もヴェネズェラを大差で破って決勝に進出した。
 ボクの予測通りになった。さぁ、明日の決勝戦。非国民といわれようが日本は負けると予想したい。それにしてもWBCの組合せはおかしい。5回も韓国と対戦するとは。

本日のブログはこれにて終了。

一瞬の判定だからこそ


タマゴ

 15年程前まで大曲農業高校(大農)に勤務していた。その頃、担任していたクラスが畜産科。今は学科の名称が変わって畜産科はなくなったようだ。やんちゃな生徒が多く楽しい学校生活を送っていた。
 大農には販売実習があり、生徒諸君が畑の生産物や畜産科の場合はタマゴなどを町に出てゆき市民に販売する。

 本日、ある場所に行ったらその当時の教え子がタマゴの販売をしていた。
「オーッ久しぶり」
「アッどうも。今、大農でがんばってます」
一瞬で大農時代にタイムスリップだ。

 茶色のタマゴ。おそらく比内鶏F気離織泪瓦澄C罎烹姥弔Δ辰垢蕕斑秧Г版鬚泙世蕕離織泪瓦發△蠖形そのもの。
 ちょうど来客もありお土産用と我が家用に何パックかを買ってきた。
 昼ご飯は生卵。カチャッと割ると黄身が半円状に盛り上がっている。そこに醤油をたらして熱々のご飯にかけてハグハグと食べた。ウマイなぁ。

    うす茶色タマゴ懐かし大農の
       輝く黄身に良き時代(とき)想う


センバツ疑惑の判定

 昨日のブログに書こうと思っていたがついつい書き忘れた。やはり気になるので書いておこう。
 それは金光大阪対倉敷工業の試合の時だ。昨日は守備妨害をスパッととった主審の素速い対応の良さを書いた。これはこれで問題ない。
 問題の場面は9回倉敷工業の攻撃でおきた。倉敷工業は6-9と3点リードされて9回裏に入った。しかし、そこから倉敷工業の追い上げが始まった。
 一死後。四球、中前安打で一、二塁に。左安打で1点返し7-9となり、なお、走者一、二塁。次打者の三塁打で2者生還し9-9の同点に追いつく。すごいなぁこの粘りは。一死、走者三塁である。敗退濃厚の場面から一挙にサヨナラの可能性大になった。
 ここで倉敷工業のサインはスクイズ。セーフティスクイズだった。スクイズバントの打球は投手の正面へ転がった。投手はすぐにグラブトス。捕手がタッチしてタイミングは完全にアウトだった。
 ところがである。ここからが問題。グラブトスした投手が走者と捕手の交錯している場所にかけよってあわててボールを拾ったのだ。ボクはアレッと思った。ホームに滑り込んだ走者と捕手の交錯で落球したのだ。
 実況中継で再生ビデオを流した。センター方向からの再生画像。捕手がボールを落とした場面で急に画面が途切れた。アナウンサーも誤審だったら誤審だと言えばいいのに。NHKもNHKだなぁと思った。トラブルになることを避けたのかもしれない。
 しかし、この場面は全国に流れている。

 今朝の日刊スポーツ紙を見たら大きな見出しで「(倉敷工業)誤審に負けず12回逆転サヨナラ 9回サヨナラスクイズ落球なのにアウト」とある。大きな写真も掲載された。そこには滑り込んだ走者の横に転がるボールも写っている。なんてこった。

 日刊スポーツ紙によると、審判の幹事が試合後に「アウトが完了した後の落球と裁定した。落球を確認した上でのアウトとしました」と説明したとある。ところが9回裏に落球したのではないかと主将の抗議に主審は「落球していない」と答えたとしている。
 この内容は試合中に選手に説明したことと試合後に説明したことの整合性がとれない。簡単に言えばごまかしたことになる。「ごめんなさい」と謝って済むわけではない。しかし、潔さが必要だと思うのだが・・・。

 幸い、最終的には倉敷工業が勝ったので何事もなかったように見える。だが大きな不信感の残ったことは確かだ。

 ボクが高校野球に携わって10年以上。審判の誤審・身びいき判定等々にイライラしながら過ごした後味の悪いことを思い出した。

 一球の重さを知っているが故にもっとしっかりとジャッジをしてもらいたい。甲子園なのだ。

本日はこれにてブログ終了。昨夜の送別会は飲んだなぁ。終日、二日酔い。反省。
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