美男美女の仏様


さぁ、旅の終わり
 今日は一人旅。横浜から大船・鎌倉へと足をのばした。鎌倉では母の見舞いをしてから久しぶりに鎌倉の大仏へ。露座の大仏として有名な大仏様。与謝野晶子の歌碑があった。今のなんとか大臣の与謝野さんのおばあちゃんだったはずだ。おばあちゃんは良いけどなぁ。歌碑には次のような歌が

  かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は
       美男におわす 夏木立かな

 大仏様は本当にいい顔をしている。案内してくれた人は次の話をしてくれた。
「日本人は大仏様を見ると拝むだけ。でもバングラディシュなどの人が来るとお供え物をあげて石畳の上に座って拝みます」
なるほどなぁ。そこまで僕ははやらなかったが美男子の大仏様を拝み次の長谷寺へ。

 長谷観音。木造で日本最大(9メートル以上)の十一面観音である。撮影禁止なので写真は写せなかったがじっくりとながめてきた。とても美人の仏様だった。
 そして、長谷寺の外側から相模湾をのぞんできた。遠くは葉山から逗子が曇った中で見えた。海を見晴らす看板のご詠歌に次の歌があった。

    長谷寺へまいりて沖をながむれば
        由比のみぎはに立つは白波

 ご詠歌には足下にも及ばないがボクの歌を
    
    長谷寺の観音様にお参りし
        緋寒桜の微笑みすがし

 美男美女の仏様をあとにし東海道線で大船から東京に向かった。気がついたら誰かが「お客さんお客さん。もう着いてますよ」と呼びかける。
ハッと思って目を覚ますと車掌さんが心配そうにボクを見つめている。ヤバイ。周囲を見ると電車の中には誰もいない。すっかり寝込んでしまったのだ。横浜までは記憶があるがその後は夢の中だった。東京駅ホームにあわてて降り立つ。なんてこった。

 山手線に乗り換え。上野へ。上野駅前も変わったなぁ。
 上野鈴本演芸場へ行く。演芸を聴く時間は1時間しかない。

 漫才はホームラン。まずまずだ。
 落語は柳家喬太郎の「時そば」。基本的な落語。前半は古典落語をそのまま演じていた。後半部分になったら喬太郎節(?)で演じる。まさか喬太郎が聴けるとは。儲ったなぁ。
 そして、入船亭扇遊の「手紙」。楽しく演じていた。今度から聴いてみたい落語家だ。
 そこで時間切れ。鈴本を出て東京にカムバック。ここで総勢集合。

 こまち17号に乗り込み一路大曲へ。

 その昔、吉田拓郎がスバルレックスCMで歌っていた曲を思い出す。

 ♪ふりかえってみるのもいいさ
  道草くうのもいいさ
  僕らの旅ははてしなくつづく
  時には疲れたからだを
  木かげに横たえて
  想いにふけるのもいいさ
  旅はまだ続く

 楽しい旅だった。良い仲間たちに巡り会えて良かったなぁ。良い意味でいろいろなことを振り返ることのできる旅だった。
 さぁ、明日からまた仕事だ。がんばらねば。

     
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