大曲仙北地域の方言


元同僚の出版・秋田弁

 大曲に平山書店という町の本屋さんがある。ボクの古巣当時に本を注文し配達してもらい大変お世話になった。
 最近、都市開発などによって店舗が移動していた。それが区画整理なども終わり元の店舗の付近にリニューアルと言うよりも新築された。その開店の時に久しぶりにお邪魔した。広々とした本屋に変わっていた。町の本屋がどんどん消えているが懸命にがんばっている。

 ご主人と話しながらレジの平台を見たら『秋田県大仙地域の方言 イズミヤ出版刊』が積まれている。オヤッと思い手にとって著者名を見て
「オーッこれは!」と驚く。
 D農当時の同僚であった進藤茂穂さんが書いているではありませんか。
 2年前に定年退職されてから集めていた方言をピックアップしてまとめたものとのこと。読んでみると進藤さんらしい語り口が心地よい。
 ヘーッ、こんなこともあったのかと純粋な仙北地区原住民の私も感心してしまうくらいの豊富な語彙と詳しさでもある。用例がとても具体的で地元の人が方言で話している風景が目に浮かぶ。

 その中から一つ紹介。
 例文「ぞせぇして しごど へば だめだや」
 この『ぞせぇして』は【ぞんざいな・粗末な】と言う意味だ。だから例文は「粗末な仕事をすればだめだよ」ということになる。【注】この「ぞせぇ」は「ぞんざい(いい加減な・粗末な)」が訛り、「ぞんぜぇ」さらにそれが「ぞぜぇ」→「ぞせぇ」になったと考えられる。

 以上のように至れり尽くせりの解説文や考察もされている。いいねぇ。

 この本の中から「きゃど」【道路の意・街道に由来か?】例文「まだ、きゃど ほひでねぇ」【まだ 道路は乾いていない】をお借りしして、昔、よく我が村で話されていた小咄を。

集団就職で東京に出て行った若者が春先に村に帰ってきた。
彼は東京弁がペラペラになったことを自慢していた。
村の道はまだ舗装もされていない砂利道である。
すれ違った知人に東京帰りの若者は
「田舎は寒いねぇ。東京なんか きゃど ぽんぽじーから ねぇ」
と、言ったそうな。

 ここで「ぽんぽじー」も解説しなければならないが、進藤さんの本に「からからに乾いている」と載っている。さすがである。
 そのうちブログで取り上げてみようと思っているうちに4月12日付魁新聞書評欄「秋田ゆかりの本」のコーナーで大きく紹介されている。それだけ評判が良かったのだろう。
 進藤さん良い仕事しましたねぇ。

   ふるさとの
    なまりなつかし愛すべし
      気持ち伝わる素敵な書物

 秋田の方言と言えば、少し前「ごんぼほり」ってわかりますか。と、質問のメールが届いた。フフフフフ。「ゴボウ掘り」ではありません。大曲仙北地区の方言ではなく男鹿南秋から北の言葉と認識している。意味は・・・・。方言は奥が深いですねぇ。



恵みの雨

 昨夜から今朝にかけて久しぶりの雨。乾燥状態の秋田にとっては恵みの雨となった。しかし、その分とても肌寒くなった。暑いの寒いのと文句ばかり言ってられないが・・・。
 そう言えば職場の桜がほころび始めた。明日にでも写真を撮ろうかと思っている。今日のブログはこれで終了。


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