角館でホンジを探す


お詫びと訂正

 まずごめんなさい。6月26日のブログで「マイケル・ジャクソンの思い出なんかないけれど」と書いた。
 その中で「エボニー・アンド・アイボリー」がポール・マッカートニーと作ったなんて勢いで知ったかぶりを書いた。ところがどうも違うなぁと思ってユー・チューブで調べたら案の定間違っている。スティービー・ワンダーとのコラボだった。
 まったく。ユー・チューブであらためてこの曲を聴いてマイケル・ジャクソンとは全然違うと反省している。
 やっぱり知ったかぶりはいかんなぁ。



自転車で歩くと

 角館の町を自転車でフラリと。銀行に行くついでに角館の町をフラフラと自転車をこいでみた。
 まず、すぐに目についたのがお寺である。お寺の名前は「日蓮宗学法寺」と書いている。ボクの宗派は曹洞宗である。だけど、とあるカルトの宗教以外のお寺には敬意を表している。死者を弔い生者を敬うからだ。哲学の世界。それがまぁ・・・。オーッと話が変わりそうだから戻そう。
 学法寺の前を通ると歌碑がひっそりと建っている。読んでみると

「おのづから 心平らになりゐたり 学法寺なる おくつきに来て 茂吉」
 
 アレッ斎藤茂吉の短歌だ。写真におさめた。残念ながら茂吉の名前は草花に隠れて見えにくい。しかし、確かに茂吉となっている。当時の学法寺での「しんとした風情」が漂ってくる。そして、学法寺に到着するまで何があったか知らないが揺れ動いてた茂吉の心はゆったりとなったのだろう。良いなぁ。
 さすが文化の町角館だ。斎藤茂吉が訪ねてきたんだろうなぁ。ここまで書いて隣の学校角館高校を思い出した。角館高校校歌がアララギ派の島木赤彦作詞、斎藤茂吉補作になっているのだ。
 と、言うことは斎藤茂吉は角館に来ているってことなんだろうなぁ。その経緯などよくわからないので気が向いたら調べてみよう。

 そして、角館町の観光案内所へ。以前、我が社に勤めていたOさんがいるはずだ。自動ドアを開けて入ってゆくと、オーッいるいる。笑顔に迎えられて角館町の案内地図をもらって軽くあいさつをして別れた。

 次には「なんでも売ってるイオ屋」へ。店先には子供用の虫取り網や、熊よけの爆竹などが売られている。何だか知らないが三度笠まである。店に入るかどうか何度か逡巡して思い切って店の中に入った。入ってすぐに熊よけ鈴がたくさんある。山菜採りシーズンだ。売れてるんだろうなぁ。
 仏壇用具なども売っている。もっと奥にも何かありそうだったが探検はやめた。結局、沖縄の無添加黒糖飴一袋買って店を出た。150円なり。これが甘みおさえめでうまい。
 しかし、残念ながら「ホンジ」は発見できなかった。おそらくもっと店の奥に置いてたかもしれないなぁ。ボクには絶対に必要なモノだが・・・。内気なボクには一歩踏み出せなかった。
 自転車でフラリ職場の周辺を歩くのもおもしろい。

     6月も末の暑い日にこぎだそう
        歴史を探る? 自転車フラリ


日本一に?

 今朝の新聞を見て「オーッ」と内心喜んだ。喜んだ内容は2点あるが1点については封印。そして、もう一つはここに公開。これは喜んでいいのかどうかであるが・・・。
 それは昨日の日本全国の最高気温日本最高の座にとうとう角館が座ったことだ。34℃だったとのこと。一昨日は34.5℃だったが京都府舞鶴市に負けた。しかし、昨日はとうとう1位になったのである。ちなみに34.5℃は6月中に秋田県で観測されたこれまでの最高気温らしい。
 なるほど「みちのくの小京都」と言われるくらいだ。暑さ寒さも京都に似ているんだなと少し納得。
 それにしてもすごいなぁ。あの暑い日にバレーボール少女たちは体育館で必死に練習していたんだ。間違いなく日本一の暑い体育館でトレーニングしていたのだ。強くなれ少女たちよ。


文化祭の余韻も今日でお終い。明日からは通常の日々に。と、言うよりも7月ですねぇ。本日のブログはこれにて終了。

文化祭レポート


暑い熱い一日

 まずは昨日の驚きの高い気温について。
 本日の昼休みに「つた食堂」に冷やし中華を食べに行った。つた食堂は職場から歩いて約1分。交差点の角にある小さな食堂。食堂のオヤジさんとの会話。
「学校は代休ですか?」
とオヤジさん。
「ハイ」
「休みになればつた食堂はあがったりです」
「んだんすか」
出前がなくなりますからねぇ。そして
「昨日は暑かったんすな。角館は全国で2位だんす」
「ヘーッ」
「新聞についてました。どうぞ見でたんへ」
「はい。ありがとうございます」
と、地元の新聞を見たら一面に『県内うだる、角館34.5度全国2位』と大見出し。角館の他に秋田県内7地点で6月として観測開始以来の最高を更新したとのこと。ちなみに昨日の日本の最高気温は京都府舞鶴市の34.6℃。オシイッ。どうせならば最高になりたかったなぁ。
 
 つた食堂、とてもおいしい食堂です。店の壁には23~24年前につた食堂を訪れた小沢昭一さんの写真と色紙が貼られている。色紙にはだいたい次のことが書かれている。
 「秋田美人をさがして
  角(かど)のつた食堂へ
    1985年4月
         小沢昭一」
 「小沢昭一の小沢昭一的こころ」の小沢昭一氏のていねいでわかりやすい文字で色紙を書いている。スターと呼ばれる人たちは(スターでなくてもだけど)ゴニョゴニョと書いたサインの色紙よりも100倍も良い。まぁ、ボクも幼少の頃はスターを夢見て、わけの分からないサインの練習をノート一杯にゴニョゴニョと書きなぐった時期もあった。これからのサインはきっちりと書こう。と、思った。
 で、つた食堂の冷やし中華はおいしかったです。

 さて本題。そんな暑い昨日の文化祭。おそらく学校の中庭のバレーボール部員のバザー焼き鳥売り場では40℃近かったかもしれない。よくがんばったぞ。
 ここではその他の印象に残ったことを記しておきたい。

 まずはいつだったかブログに書いたべっこう飴を模擬店で販売したいと言ってきた少女たちのこと。授業でやったことを実践にうつしたいようだ。
「文化祭でべっこう飴を作って売りたいんです」
「なるほど」
「アルコールランプなどを貸して下さいませんか」
「いいよ。だけど危ないからオレが付き添うから」
「ハイ」
 そんなわけで、あの暑い日の教卓でアルコールランプを並べて臨時べっこう飴製造工場を開設。とりあえず50個作った。
 発売と同時にソールドアウトになったから追加製造をお願いしたいと連絡が入った。すぐにプラス50個の製作に入る。
 約100個作ったべっこう飴は完売したとのこと。ちょうど1圓虜重なくなったので追加製造はやめて工場を閉鎖した。
 良かったよくがんばった。最後まで粘り強く暑さと熱さに耐えながら作り続けた少女たちにエールを送りたい。ちなみにべっこう飴一本20円也。この値段が安いか高いかは子どもたちの笑顔で判断できるかな?。写真下側。

 そして、午後からは演劇同好会の舞台発表。日頃、見ている子どもたちがステージにあがってドラマの表現をする。ぜひとも観劇せねば。楽しみにしていた。
 体育館は暗幕をひいてほぼ真っ暗。そして舞台だけがボーッと明るい空間になっている。演劇特有の異空間だ。
 そこで演劇同好会の皆が懸命に演じた。大道具も小道具も役者が兼ねて大忙しだ。約40分の劇をしっかりと演じて大きな拍手の中で幕をおろした。
 日頃、おとなしい子どもたちがしっかりした演技をしている。役者としての表現者になりきっている。良いなぁ。がんばれ少女たちよと、ちょっとジンワリときた。写真上側。

     こんな日は海も
        輝いているだろう
          角南祭の熱い一日


 今日、久しぶりに夕方のテレビニュースを見ていた。秋田県の高校球児のがんばりを1校ずつ紹介している。いいなぁ。と、思いながら見たのだが少し気になることもある。「眉毛」「帽子」などなど。もうこんな考えは古いのかもしれない。しかし、まだまだ譲れないんだけど。

 本日アブラゼミ初鳴きを聞く。やはり暑くなるとセミも出てくるようだ。

 本日のブログはこれにて終了。


 

健やかに大河君


皆の顔がニコニコと

 昨夜、塩竃で大河君の初孫の祝いに招かれて行ってきた。大河君は昨日、お宮参り。健康な未来を祈願してもらったとのこと。
 お祝いには大人たちが10名ほど集合した。皆がニコニコとしている。子どもの誕生はそれだけ皆を幸せにしてくれる。

 そして、子どもって良いなぁという万葉集の歌を思い出した。インターネットで探し出したら下のように解説されている。

『「銀も金も玉も何せむに、優れる宝子にしかめやも」
(山上憶良/やまのうえのおくら)
 読み方「しろかねも くがねもたまも なにせむに、まされるたからこに しかめやも」
金銀財宝は子宝には及ばない、子宝が一番の宝だという歌です。意味は銀も金も宝石も、何の役に立とうか。(それらよりも)すぐれた宝である子に及ぶことがあろうか。』

 この解説のようにボクも思った。心から、どんな「モノ」よりも子どもに優るモノはないなぁと。
 生命の連続。これほど生きていることを実感させてくれることはない。良かったなぁ。大河君よ健やかな人生を歩んでくれと祈る。

    大河君
     きみの姿にニコニコと
         大人の頬に幸せやどる


30℃超え

 今日は文化祭当日。朝から気温がうなぎ上りに。汗だくになりながら生徒諸君は文化祭の役割を懸命にこなした。良いなぁ。
 気温は30℃を超えたようだ。夕方帰宅途中で車の温度計で車外の気温を見たら31℃。ボクの車の温度計は1℃低く表示する傾向がある。だから32℃くらいだろうなと推測した。夕方だから日中はどれだけ暑くなったことか。黙っていても汗がにじみ出してきた。
 と、言うわけで明日のブログに少々レポートを。


本日は疲れました。ブログはこれにて。ビールを飲んで寝ます。フーッ。


久しぶりのステージだゼ


文化祭の前日祭

 今日は塩竃の大河(たいが)君の孫祝と言うことで東北道を南下している。徳島から初々しいお父さんとおばあちゃんがやってくるとのこと。親戚一同の顔合わせで向かう。

 さて、今日は文化祭の前日。吹奏楽が角館の町中に宣伝のために出発した。武家屋敷どおりまでは行かないようだが市役所のところで旧町中を回ってくるとのこと。
 朝、にわか雨が降ったので心配だったが雨も上がり好天になった。少々蒸し暑いのだが今のシーズンは仕方ないだろう。

 そこで前日祭となればこれまでの勤務先では(某MOはなかったが・・・)出番が回ってくる。いや、回ってこなければ無理矢理飛び入りをするのが無口で訥弁で内気なボクの方法。変なの。

 で、いよいよ前日祭。体育館に入ってみると何とみんな総立ちである。ライブ会場のノリだ。アリャリャこれじゃあ自分の出番はないなぁ。カラオケやら踊りやらを見ているとそれなりに楽しんでいる。
 カラオケの出番が終わった頃にギターとハーモニカとハーモニカホルダーを持って久しぶりにステージに向かった。何を演のかをしっかりと決めないで数枚の歌のコードを書いた用紙を持って。

 ステージに上がるとステージの真ん前まで生徒諸君が押し寄せている。で、彼女達の中ではボクの歌う歌が決まっていた。吉田拓郎の「全部抱きしめて」だ。
 しょっぱじめはこれでゆくことに。ギターのコードを抑えているのだが歓声やら拍手で自分の音がとれない。まぁ、少々ずれたって勢いでやればいいのだ。全部歌いきってからもう1曲。
 これはアドリブ。Eのコード主体にガンガンとギターの弦をたたき付けてブルースっぼくきめることにした。リズムは超速めに。で、スタートはハーモニカで突っ走った。
 歌詞は簡単そのもの
  ♪角南はいいぜ
   素敵だぜ
   とてもイイゼ
たったこれだけで数分持たせる。なんて技なんだ。
ウーム。

達成と自己嫌悪とがないまぜに
      オレは馬鹿だゼ目立ちたがり屋



と、言うわけで早めにブログアップして東北道を南下します。これにて本日のブログは終了です。

 

いいですねぇ合唱コンクール


少女たちが輝くとき

 今日は我が職場の合唱コンクールだった。
 これまで長い間教員をやってきた。しかし、合唱コンクールなんて始めての経験。各クラスが課題曲と自由曲を2曲ずつ歌うことで技術力や表現力を競うコンクールを聴くことは初体験。

 生徒諸君は各クラス毎に約1ヶ月朝練習や昼休みに合唱の練習を積んできた。そして、時間をみつけてソプラノ、アルトなど各パートに別れて一生懸命に歌う。そして、LHRの時などにはクラス全体のまとめになる。

 練習風景を見ていて、いわゆるハモると皆が「オーッ」と感激している様子が手に取るようにわかる。おそらくゾクッとする感覚なんだろう。

 その練習の成果が全校生徒、職員さらには見学に来てくれた保護者の前で発表になる。皆が緊張している。

 課題曲は「Tomorrow」難しい曲だ。それぞれのクラスが微妙にテンポを変えたりして歌い込む。ボクは専門家ではないので良いか悪いかはあまりよくわからない。しかし、良いぞと感じさせるものは何かある。
 そして、課題曲は各クラスの選曲によって歌う。難しいなぁと思わせる歌。合唱曲のために作られた歌。クラスによって感性が違うので選曲も違うのだろう。本当にクラスの特徴が出るなぁ。と、思った。

 これまで半年以上、授業などでつきあってきた生徒諸君が合唱曲を歌っている姿勢はとてもカッコ良かった。自分たちのクラスをまとめようとして懸命に歌っている姿についつい涙が出そうになる。なんて涙もろくなったんだろう。男だから涙をこぼさないようにしなければ・・・。

 そんなわけで本日の合唱コンクールは良かった。ところで最優秀になったクラスの自由曲は「We are the World」だった。何と偶然にも今日急逝したマイケル・ジャクソンの歌だ。
 マイケル・ジャクソン効果があったのではという声もあった。しかし、確かに良い合唱だった。実力でクラスの団結で勝ち取った最優秀賞だった。

    かっこいい
      ゾクゾク感を味わった
          心一つに歌う少女ら


マイケル・ジャクソンの思い出なんかないけれど・・・

 どうでもいいのだがマイケル・ジャクソンは何で死んだんだろう。それほどファンでもないし曲も聴いたことはない。
 マイケルは兄弟バンドのジャクソン・ファイブの時からスターだった。そしてポール・マッカートニーと歌った「エボニー・アンド・アイボリー」がとても印象的だ。これはピアノの黒鍵と白鍵を表現したという。つまり、白人でも黒人でも融和しなければならないという意味なんだろう。
 でも、マイケル・ジャクソンは限りなく「白人化」へとシフトしていき、エンドレスに整形をして変な人間だなぁとボクは考えていた。
 それでも偉大なエンタティナーの妙に気になる死ではある。


アカショウビンの鳴き声

 昨日の朝6時半頃。裏山から「キョロロロロロ」と聞こえてくる。アカショウビンが渡ってきたのだ。少し遠くで鳴いていたが、少し時間が経過したら声がどんどん近づいてくる。もしかしたら姿を見れるのではないかと期待した。
 残念ながらアカショウビンの声は遠ざかっていった。良い鳴き声を聞いたなぁ。


今日のブログはこれにて終了。少女たちの歌声に一人で乾杯しよう。



 

監督の品格 その3


今日は三日月

 昨日の二日月に続いて今日は三日月。連日、暑い日々が続いている。夕方、帰途は夕焼けがとてもいい。
 途中で三日月が見え始める。実際に月はもっと早く顔を出しているんだろうが車の進行方向にちょうど見える時間帯が午後7時半過ぎ。車を路肩に停めて写真を1枚。下の写真の夕焼けと青い空の間の白いポッチが三日月。上の写真はその月を望遠で撮ったもの。

    三日月はジャズの夕べに生ビール
      想い出すねぇ恋の苦さを



栄冠とは何か

 魁新聞6月21日付のコラム「監督の品格 学童野球を考える」から思いつく「監督の品格」について、ボクのとりとめのない気持ちを書いている。
 まずは、その記事から少し引用してみる。

『練習方法も一考を要する。レギュラーだけの練習になっていないか。低学年の子どもたちは球拾いと道具の片付けに終始していないか。ユニフォームでグラウンドに立つ以上、白球を握らせてやりたいものである。野球の楽しさを実感させてやってほしい。』

 この内容は学童野球だけではない。中学校野球でも高校野球でも相通じる提言である。この練習方法などについていろいろな話が聞こえてくる。
 例えば新入部員に対してはただひたすら走らせる。ボールを握るのはせいぜいキャッチボール程度。そして、最終的には厳しさに耐えきれずに退部してしまう。もしかすれば退部するのを待っているかのような単純な繰り返しの練習をさせる。
 また、上級生に対してはレギュラーと控えを完全に分けてしまう。レギュラー組を優遇することについては色々な考え方がある。大会が始まる直前ならば仕方がないとボクも思う。
 しかし、年がら年中レギュラー組とそれ以外と差をつけているチームもある。要するに部費納入部員を確保しているだけの状況である。もしかすれば3年間野球部に所属しても練習試合に一度も出られないことなど当たり前のようにある。これは指導者の考え方に大きく依存している。

 だが、最近は野球に取り組むモチベーションを高めようと大所帯のチームはチームを分けて多くの練習試合を組む。そのことによって多くの部員に野球の楽しさを実感させようと努力している指導者も増えてきている。
 野球に取り組もうとして所属する部員をどれだけ大切に扱うか。それこそが監督の品格と言えるだろう。

 今日は秋田県の夏の大会抽選会だった。朝、出勤の時に「栄冠は君に輝く」のアンソロジーを聴きながら職場に向かった。多くの思い出を回顧しながら大友康平を聴き、オリジナルを聴き、ZONEを聴き、森山良子を聴き、憂歌団の木村充輝を聴き。昨年まで発表された「栄冠」をすべて聴いた。良いなぁ。
 夏の大会。高校野球の指導者にはぜひとも品格のある取り組みをしてもらいたいと願いつつ。「一球に一打にこめる」思いはレギュラーだろうと補欠だろうと変わりはないのだ。

 ここまで書いて思い出したことがある。先日、友人と話していたときに高校野球の話になった。
「ある高校の野球部員だった子どもの父さんと友だちなんですよ」
「なるほど」
「その父さんが言うには自分の子どもはサボりの張本人だっとのことです」
「ヘーッ」
「いつも仲間を誘ってサボってたらいんですよ」
「エーッ」
「ところがその子どもは新しい監督が転勤してきたら、家に帰ってから突然バットを振り始めたらしいんです」
「ホーホー」
「それも毎日取り組み始めたらしいんです」
「ハイ」
「父さんは子どもは狂ったんでねべがと思ったそうです」
「ウーム」
「だってそれまでがひどかったですから」
「・・・」
「やっぱり監督の人柄だんすな」
 子どもが生き生きと野球に取り組んだ様子が目に浮かぶようだった。そのきっかけが監督の交替だと言うのが何かを暗示している。と、思うのだが。

 監督の品格。子どもたちを育てる大切な要素であることは間違いない。ただ、勝てばよいのではない。勝率なんて愚の骨頂。野球を通していやスポーツ全般を通して、どんな子どもたちが育つかが大切なのだ。しっかり育った子どもたちにこそ栄冠は輝く。そして指導者たちにも。
 その意味では自分もまだまだ道半ばだった。フーッ。


夏の大会のトーナメント表を見ながらビールでも飲もう。これにて本日のブログは終了。


監督の品格 その2


山並みに沈む二日月

 俗に三日月という月がある。今日の午後7時半過ぎ。山の端に沈もうとする二日月が細い姿を見せていた。写真のまんなかよりちょっと上に小さく白く見える。写真の上でマウスをクリックして拡大すると月とわかる。
 山の黒。山の端の夕空の赤。そしてまだ残っている青空に浮かんでいる空を切り裂く銀色の鎌形の月。明日も晴れを予感させる。

    夕方は明日への希望今日の悔い
       月がキラリとこころ切り裂く


育成とは何か再び

 ブログのコメントにこはるさんが書いて下さったことを拝見した。テニスの現場でこはるさんが見聞きした監督の罵倒は、監督の都合で叱っている感じだ。
 こんな監督・コーチがいる一方で、たまたまテニスの顧問しておられる友人からいただいたメールには次のようにあった。

『少年野球の罵倒の話を聞くにつれ、ふとテニスの大会において、選手を罵倒する顧問・コーチはまずいないことに気付きました。たいていは、的確な技術的・戦略的な指針を与えたり、精神的なバックアップであったり、賞賛のジェスチャーをしたりという感じでした。もしかすると、野球とはまた違った精神風土があるのかもしれません。』

 本当にいろいろな人がいるもんだなぁ。いずれにしても育成とは何かを十分に考えた指導こそ大切だと思う。

 と、言うわけで申し訳ない。昨日の続きを書こうと思ったが資料を職場に忘れてきた。明日に続きを。
 まったく忘れ物とは・・・。何だか話が竜頭蛇尾になりそうだ。しかし、まだまだ書きたいことがあるのでそれは次回へ。


 自宅に着いてからホタルを見に出た。今日は暑かったし大量に飛んでいるはず。と、予測して出発。残念ながら数年前のようなホタルの群舞は見ることができない。それでも十数匹は確認。
 と、言うわけで本日のブログはこれにて終了。ビールでも飲んで寝ます。明日もがんばろう。



監督の品格 その1


笹巻き

 刈和野の親戚から笹巻きが届いた。笹を開いて、きな粉をつけて食べる。笹の香りともち米のほのかな甘みがいい。
 ありがたい初夏の味だ。

    笹巻きに夏の風景風になり
        心はかける山や川へと


育てることの意味は?

 今朝(6月23日付)の魁新聞の『対話ー会話』の欄に元県立高校長の佐藤さんという方が「監督の品格、学童野球を考える」という意見を寄せている。
 これを読んで確かにそうだよなぁと考えさせられた。

『(学童野球の応援に行ったとき)監督やコーチらしき複数の大人の罵声が響き渡る。「何やっているが」「そんなの捕れねってが」「ダメだな」。ミスだけをしかり、誉め言葉はほとんど聞かれない。こんな光景は日常茶飯事のようである。子どもや親の気持ちはいかばかりか。中には試合に負けて立腹する監督もいるようだ。
 まじめに練習している子どもの気持ちをないがしろにする、教育的配慮に欠ける姿勢といえまいか。本格的に野球を始めて間もない年端もいかぬ10歳前後の子どもたちは、打てなくて当たり前、捕れなくて当たり前なのである。
 「ちゃんとやれ」と言うが、「ちゃんと教えているのか」と問いたい。その上、声高に罵声を浴びせるとは何たることかと思う。エラーしたら励まし、よくやったら誉める。褒めて伸ばすのが指導の要である。こどもが失敗したら、むしろ監督自身が、自分の足らざるを悟らなければならない。』

 ここまで読んで昨年のことを思い出した。昨年は「ある学校」を解雇され浪々の身だった。まぁ、これは済んだことだから良いとして・・・。いや良くないか。
その頃だ。地元の仲間たちと飲んでいるときにスポ少野球部の話になった。
「指導者として子どもたちを見てくれませんか」
「ウーム」
すると一緒に飲んでいた昔の草野球の仲間が
「ぜひ、やったらいいっすよ。子どもたちに野球の楽しさを教えてください」
後押しをする。
「ウーム」
「勝ち負けよりも将来野球を好きになる子どもたちを育ててくださいよ」
「ハイ」

 で、1ヶ月後にボクにお願いした人から返事が来た。
「申し訳ないっす。スポ少の親たちの話し合いでこれまで指導してもらった人から引き続きやってもらうことにしました」
 と、言うことでスポ少野球部監督の話は立ち消えた。その後、酔っ払って崖から落ちて右手首を骨折したりの大チョンボもしている。ノックバットも持てなかったからなぁ。それはそれで良かった。酔っぱらいの自己弁護?・・・。
 地元のスポ少がどうなったかはわからない。がんばってくれているはずだ。しかし、先の記事を読んで少し心配になってもいる。

 そうそう、今日笹巻きを持ってきてくれた人の話を思い出した。彼女は小学校に勤めている。
勤務する小学校のスポ少野球部が練習試合をしたとのこと。
「応援に行ったら私の小学校が20点以上とられていました」
「で、相手は」
「0点です。対戦相手の小学校の指導者は何で打でねとか、ちゃんとやれとか怒鳴っていました」
「ウーム」
 まぁ、いわゆる強いチームは日常的に怒鳴って指導することがおこなわれてるんでしょうねぇ。

 と、言うわけでこの「記事について考えること」はもう少し続きます。なかなか奥深い内容を含んでいる。


今日は休暇をもらい終日のんびりと過ごした。その流れで横手に行き「ふるさと村」に寄った。命の洗濯になる。ブログはこれにて終了。去年作った梅酒の出来が良いです。少しなめて寝ます。甘い物好きになってきたなぁ・・・。今日は涼しいのでホタルは明日以降に観察にゆきます。


三平襲名披露・その2


パスタ店にて

 前回はパスタ店に入り醤油ラーメンを注文するところまで書いた。
 注文して手持ちぶさたになったのでカウンターの角をチラッと見たらB6版ほどの小冊子が置いている。何だろうと思って手に取ると「あきた浪漫 夏号2009」である。初めて見る冊子だ。発行はサキガケアドバという会社。
 パラパラとめくっていると「落語の愉しみ」というコラムに目がとまる。書いた人は宮腰郷平さんという秋田市の作家だ。オヤオヤ良いねぇと読み始めた。

 この宮腰さんは落語大好き人間とのこと。東京に行くと必ず寄席によってくるそうだ。特に上野の鈴本では昼席を午後四時半にはねるまで全部観て、落語の余韻を楽しみながら上野の駅前で一杯ひっかける。そして午後7時頃の新幹線で帰秋するらしい。
 時間があれば池袋演芸場、新宿末廣、浅草演芸ホールに足を伸ばすそうだ。すごいなぁ。マネをしてみたいぞ。このコラムに次の一文がある。

『この6月20日は生憎、桂文珍の独演会と重なったが、林家三平の襲名披露工業は秋田市でもやることになっている。正蔵、小朝、楽太郎などがやってくる。楽しみである。
 ただ、会場の県民会館は落語にはチト広すぎて、どんな雰囲気になるか心配なところでもある。しかしそこはその道のベテラン四人衆、味のある話芸で寄席全体を高座の1点に魅きつけてくれるに違いない。』

 ヘーッ。この作家も先日は同じ空間にいたんだなぁ。ちょうどコラムを読み終わったときに醤油ラーメンが出てきた。
 味はさっぱりしている。煮干しの味かな?。真っ直ぐな麺、厚いチャーシュー、シナチクの歯触りなどなど全部おいしい。完食した。

 この「あきた浪漫 夏号2009」を一冊ぜひ欲しいなぁ。裏側を見ると250円也。ムムッ、ラーメン代600円払うと150円しか残らない。足りないですねぇ。その時はもう一度職場に帰ってお金を持ってこよう。

「ごちそうさま。600円ですね」
「はい」
600円を手渡しておそるおそる聞いてみた。
「この雑誌は?」
「アー、どうぞ持っていってください」
「ありがとうございます!!!!」
と、言うわけでゲットできた。

 三平襲名披露に行った話から突然ラーメンになった経緯は以上の通りである。話の進め方が長かく無理があったですね。

 襲名披露でとても参考になった話があった。どの噺家がしゃべったか忘れたが、次のように話した。
「短所はあっても、長所をどんどん伸ばせば短所は味わいとなる」の言葉は本当に味がある。いろいろな場面で使えるぞと忘れないようにここにメモしておこう。

 そんなわけで二日連続で落語会ネタブログだった。
 なお、写真は「あきた浪漫 夏号2009」をいただいた店の職場からの遠景である。ラーメンやパスタの幟が風の関係で裏返っているのはご愛敬。地元の人に色々聞いたら高校生も行ってみたいおいしい店とのことだった。

   落語会あとをひきつつパスタ屋で
      冊子に出逢い思い出深く


ホタルを見に

 先日、生徒の一人が
「ばあちゃんの実家の近くにホタルを見に行きました」
「ホーッ」
「ものすごく多くのホタルが光ってました」
「光る」とか「はげます」などはボクへの禁句なのだが
「良いねぇ」とうらやましがった。
 そこでボクも我が村で見ようと昨夜ホタルを探しに出かけた。10~20匹ほど確認できた。しかし、ホタルの乱舞ではない。写真も撮ってみようと思った。ところが暗闇でカラスを撮っているようなもので真っ暗な画面だけ。次に挑戦してみよう。それにはホタルの群舞が必要だけど・・・。


と、言うわけで本日のブログはこれにて終了。ウメ酒を飲みます。


三平襲名披露・その1


落語を聞く

 昨夜は秋田市の県民会館で林家三平襲名披露公演がおこなわれた。チケットが幸運にも入手できたので出かけた。

 県民会館は満員。これだけ落語ファンがいるんだろうなぁと思いながら公演をみた。いや、聞いた。

 最初は林家種平。先代の三平の弟子であり長い間三平一門で鍛えてきた落語家だ。居酒屋風景を演じた。
 二番目に登場したの昨年林家正蔵を襲名したお兄ちゃん。貫禄ある話しぶりだった。彼の高座は3度目だ。枕の話は3回とも同じネタ。これはこれでなかなかに味がある。家族のネタで自分の息子の国語力を話す。
「あたかも」という語句を使って何か文章を作りなさい。と言う質問に対して彼の息子は
「冷蔵庫に、アイスクリームがあたかもしれない」と書いた。というギャグである。これじゃあ落語も3回目を聞くことになるのかなぁと思ったら新作落語だった。
 三番目に登場したのは元義理の兄春風亭小朝。昨年、三平のネーちゃんの泰葉との離婚騒動でにぎやかだった。さすがに落語会のプリンスと言われたほどの落語家。新作落語をきっちりとまとめて会場を笑いに包んだ。

 そして、中入り。つまり休憩。

 中入り後はいよいよ当日出演の落語家総出で襲名口上。左から司会の林家種平・春風亭小朝・二代目林家三平・林家正蔵・三遊亭楽太郎とズラーッ並んで順々に口上を述べて三平の今後の精進とご愛顧を話してゆく。さすがに語りのプロ。三平をあげたり、落としたりして紹介してゆく。様式美と言うか形式のすごさと言うかいいですねぇ。

 後半は三遊亭楽太郎が登場。長屋の何だか聞いたことがあるような無いような噺をサラリとやって下がった。
 そして、大トリで二代目三平の登場。父の演じる姿や形を踏襲しようとしているなぁと感じた。と、言ってもボクも本物は見たことがない。ただし、ビデオテープやDVDでは見ている。とても似ていると言える。
 噺は徳川御三家から八代将軍が選ばれるときに紀州家と尾州家との葛藤を鍛冶屋の「トンテンカン」のリズムに合わせた噺として取り上げていた。内容はあっちに飛んだりこっちに戻ったり、ギャグの組み立ても噺の進め方もお父さんの三平にとても似ている。これから良い落語家になる可能性を感じさせる。何と言っても「花」がある。
 良い落語会だった。

    フフフフフ落語の世界
      人生を見せてくれたり
            考えさせたり

公演だけで購入できる本を一冊買った。『父の背中~拙者のハンセイ~』である。襲名前に書いた本だ。帰りに三平自らサインしてくれた。三平の襲名披露が平成21年3月21日とのこと。この日の元号を「ひとまわり」戻すと63年前の昭和21年3月21日つまり「21.3.21」になる。つまり、ボクの誕生日。エッ、オレって63歳にもなるのか忘れていた(;´-`).。oO(ぇ・・・・)。このことについては3月21日付のブログに書いた。
 そこでサインには公演日はH21.6.20だったが襲名した日を書いてもらった。平成21.3.21と。この本を読むか読まないかは別にしていい記念品だ。

 さて、話変わって今日の昼飯をどうしようかと考えた。職場の前に「つた食堂」がある。五目ラーメンがうまい。しかし、日曜日は定休日。どうしよう。コンビニに行っていつものチリトマトヌードルとおにぎり必殺パターンにするか。と、一瞬思った。すると「つた食堂」から50メートルほどのところに「風雅」というパスタの店があった。我が職場の枝垂れ桜の真ん前、ハローワークの隣である。のぼり旗にはパスタとラーメンの文字がある。ポケットには750円しか入っていない。「つた食堂」の五目中華は650円だったはずだから小銭しか持ってこなかった。
 まぁいいや。と、思い30秒トボトボと歩き「風雅」に入る。なかなか良い雰囲気の店だ。一人だからカウンターに座りお品書きを見る。
 色々あるなぁ。でも値段を書いていない。ポケットには750円しかないしどうしようと思って後方を見ると値段があった。ラーメンにしようと決め「しょうゆラーメン」を注文。600円だった。少し安心。

 と、ここまで書いたら本題になる前にブログの文字数制限になった。次回に続きます。「To be continued」ですねぇ。



軟式高校野球東北大会の結果

【決勝】
  専大北上 6-1 仙台育英

これで軟式も硬式も各地区の夏の大会へと移る。さぁ、いよいよ夏の本番だねぇ。今週中には硬式野球の秋田県大会の抽選会だ。


これにて本日のブログは終了。


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