トマトの花は黄色
すべての作物には花が（３）
一時、料理に凝ったことがある。チャーハンや野菜炒めなどたわいのないものだ。しかし、火の加減がどうのパラパラさはどうの味付けはどうのとこだわってみたこともある。まぁ、結局はベタベタのチャーハンだし、水っけの多い野菜炒めなのだが・・・。
ＮＨＫの「今日の料理」のタンタカタカタカタンタンターンのテーマ曲は欠かさずに聴いていた。つまり、番組も見ていた。定時制に勤めていた頃には「３分クッキング」も欠かさなかった。チャカチャッチャチャチャチャンのテーマ曲も捨てがたい。
檀一雄の文庫本「壇流クッキング」は何度も読み返した。これで仕入れた簡易的な燻製の作り方は今でもやっている。それから燻製名人への道が始まった。てが・・・。そして「おからコロッケ」は素晴らしい出来栄えだったと言っておこう。
さらに檀一雄の息子さんである壇太郎氏の文庫本「新・壇流クッキング」も豪快な本でこの内容を作って楽しんだこともある。。
新聞の料理コーナーもよく見ていた。ある時新聞の広告にトマトケチャップでアンケートに応募したらトマト一箱プレゼントという「おいしい」懸賞があった。ハガキ一枚だ。早速、応募してみることに。
しばらくたってからトマトケチャップ社から当選のハガキが届いた。トマト一箱が届くとのこと。やったぞ！。
いざ、当選してみるとそんなに多くの友とをどうしたらいいんだろうと少しあせる。宝くじで１億円が当たったらどうしよう悩むと同じですね。似たようなモンだ。似てないか。
そこでトマトが届いたらキンキンに冷やしてスライスし塩をかけてビールを飲むのに２～３個。残りは自家製ケチャップを作る計画をたてた。
数日してトマトが届いた。ケチャップなんか作ったことがない。その頃はインターネットなんかないから作り方は本屋で立ち読み。
作り始めて何とか赤いケチャップ状の「もの」はできた。結局、冷蔵庫の中で黴びてしまった。今ならば上手に作る自信はあるのだけれどね。家族中に冷たい目で見られた。
「そのまま食えばいいのに」
「・・・・」
言葉が出なかった。
今日はそんなトマトの花である。小さな黄色の花からあのバタ臭いトマトは成長してくる。
独特の味と匂いの赤い球
何度もトマトはボクを悩ませ
甲子園の組み合わせ決まる
甲子園のカードが今日決まった。対戦については特にない。ただ、良いなぁと思うのは２校が出場する北海道と東京を除いてフリー抽選であることだ。これはとても大切なことだ。
ボクは次のように考えている地区を分けて同地区の対戦を避けたり、シード校を増やして少し実力のあるチーム同士を対戦させないようなシステムもけっして良くない。これはレベルの低下があれど実力アップにはならない。いわゆる強豪校の出てくる都道府県は大阪を初めとしてフリー抽選である。
どうでしょうかねぇ。トーナメントとはそんなシビアなシステムだからボクはフリー抽選を支持したい。
本日のブログはこれにて終了。ビールを軽く飲んで読書をしよう。
