6年は長すぎる
マムシグサ再び
昨年6月8日のブログにマムシグサ(テンナンショウ)の写真を掲載した。
で、昨日久しぶりにバレーボール少女たちのロードワークを自転車で追いかけた。角館の神明社の坂道のアップダウンにも挑戦。
その時、ボクも坂道の頂上まで登ってみた。すると道ばたのあちこちに濃いオレンジ色の実が見える。なんだろうなぁと思って見るとマムシグサ(テンナンショウ)の実である。それは茎の模様から推測した。なにしろヘビの皮模様だ。間違いないと見た。
オレンジの色
あざやかにマムシグサ
走る少女よ勝利をめざせ
教員養成6年は長すぎ
本日、地元の中学校と高校でお互いに授業参観をして情報交換の場がもたれた。いわゆる研究会だ。
それはとても良い試みだと思う。それぞれの持つ悩みやその他を話し合う機会だった。教育の問題はなかなかに奥が深い。
さて、ここはその話ではない。8月末の選挙で政権交代が起きた。このことによって政治的にいろいろなことが変わってきつつある。
ダムや年金問題などと違いあまりにぎやかに騒がれていない教育について朝日新聞(9月18日付)にある問題が掲載された。
それは前の政権で決まった教員の再免許制度に替えて、民主党は教員養成の修業年限を6年に引き上げるという案は長すぎるというのである。つまり教員免許の取得年限を大学院修了程度に引き上げるという内容についての異論である。
金沢美術工芸大准教授の荷方邦夫さんは次のように主張する。内容を要約すると次のようになる。
『現在は教員養成を主目的としない大学でも教員免許は4年で取得できる。この制度により文学部、理学部、農学部、工学部で専門的教育を受けた学生も教壇に立つことができる。これを6年に引き上げるのは必ずしも教員の資質向上にはつながらない。それよりも教員の増員による多忙化の解消こそ教育の質向上にはより効果的であり、かつ混乱の少ない施策であろう。』
ボクも農学部出身。今の制度がなければ教員にはなれなかっただろう。農学部で学んだことで学びの広がりがあったも思う。「教育」の専門的学問をすればもっと良かったのかもしれないがそれは現場で学ぶことができた。と、考えている。
さらに同日の朝日新聞の「声」欄には福島の伊佐治さん(70歳)という方がやはり「教員の養成に6年は長すぎる」という投書を寄せている。やはり要約してみよう。
『教員免許更新制度は民主党の参院議員会長が廃止の意向を示したという。この制度は教師の資質向上より、むしろ管理強化に有効との指摘がこれまで現場の教師から出されており方針自体には賛成である。しかし、民主党は代わりの手だてとして教員養成課程6年間を掲げている。大学生活の学業期間の長さによる財政的な負担。教育期間の長さと良い教師とは一致しない。教師は現場から学び成長するもの。要は生徒のためを思ってどれだけ打ち込めるかではないか。6年生には疑問がある。慎重な審議を望みたい。』
荷方さんと伊佐治さんの意見にボクは心から賛成する。当然、教員免許更新制度には大反対である。
若い先生たちがたくさん集まり生徒のことを懸命に考える場にいさせてもらい、こんなことを考えていた。
これにて本日のブログは終了。