石川啄木の人生に


雪降り続く

 どんどん降ってくる。まだまだ冬型が続くようだ。今朝、通勤途中で少し晴れ間が出た。田んぼに白く積もる雪の向こうには遠く奥羽山脈が続いている。
 空にはまだまだ雪を降らせるパワーが充満しているようだ。


「26年2か月 啄木の生涯」

 盛岡の「盛岡出版コミュニティー」という会社から「もりおか文庫」が出版され始めたことを知った。その最初の文庫本が「26年2か月 啄木の生涯」である。著者は松田十刻さん。 今まで一度も石川啄木を読んだことはない。文庫本くらいなら何とか読めるんじゃないかと思い盛岡出版コミュニティーに発注し、それが先日届いた。

 この本の帯には次のように書いている。
「一生に一冊くらい啄木を読んでもいいんじゃないか」である。
 そう言えば、ボクは盛岡の大学に行った。しかし、石川啄木も大先輩である宮澤賢治もまともに読んだことがない。盛岡を第二の古里だと思っているのに・・・。

 読んでみての感想。啄木ってなんてまぁ自分勝手な女好きの男だなぁと感じた。天才にありがちな(かどうかはよくわからないが)女をすぐに好きになってしまうのである。惚れっぽいのである。まぁ、この辺はボクに似ていないわけでもないが・・・。しかしボクは女性を好きになっても行動力がない。だから何も事件は起きない。ところが啄木はすぐに行動する。しかも彼はそれを日記に残している。なんてこった。

 それでも借金生活や妻節子の家出から啄木は、こんな生き方じゃダメだと思うようになったようだ。心を入れ替えたというよりも思想そのものが変化していったようだ。

 彼の才能は夏目漱石や森鴎外も認めるように徐々に社会的に認知され始めた。内面的にも思想的にも社会の変革を考えるようになった。ところが啄木に病魔が襲ってくる。結局は古里に帰ることなく肺結核で亡くなった。

  かにかくに渋民村は恋しかり
    おもひでの山
    おもひでの川

 結局、天才は生きている間には認められない法則(ボクが勝手に作った法則)の通りになった。そして死後も啄木は世間に認められてゆき日本で知らない人はいない詩人になった。

 それにしても26年2か月の短い年月を駆け抜けた男のすごさを淡々と語っている、この文庫本から久しぶりに妙な勇気をもらった一冊だった。文庫本の帯には「短い人生なんてない!」と書いている。その通りかもしれない。

  ふるさとを想い続けた詩人ありはちゃめちゃ人生天才啄木
 

本日のブログはこれにて終了。

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