本醸造生原酒「八乙女」
春の気配
朝、ごみ出しをしてから大向地域を見た。毎朝、少しずつ積雪はある。しかし、すぐに消える。さらに田圃の上に積もった雪の匂いと言うか雰囲気は春の気配だ。
そして、山々の雪も何となくベタッとしている感じだ。おそらく木々の根元には空洞が木を取り巻くようにできているだろう。この空洞は春をよぶシンボルである。
ふなくち「八乙女」
昨日、刈和野の親戚ご夫妻来訪。塩竈からも大河クンのジジ・ババ夫妻も、ちょうど我が家に来訪していた。
刈和野の夫妻は中仙町の「秀よし」酒蔵見学に行ってきたとのこと。この時期あちこちの酒蔵は蔵開きをしている。「秀よし」も蔵開きをしたそうだ。以前から何年も訪れているとのこと。そして、しぼりたてのお酒一升をお土産にいただいた。
この酒ビンは無色透明。最近のビンは日に焼けないように着色ビンである。しかも、ラベルのデザインもクラシカルで懐かしさいっぱいだ。
原酒しぼりたてである。これを「ふなくち」という。お酒にも薄い薄い黄緑っぽい色が着いている。
「嗚呼玉杯に花うけて」の歌詞に『緑酒(りょくしゅ)に月の影宿(やど)し』とある。この歌詞にある緑酒はしぼりたての日本酒の色をあらわしたのだろうと想像している。
ラベルを見ると「精米歩合65%、アルコール分19%」とある。これは美味そうだなぁ。
せっかくのお土産。早速いただくことにする。周りの目は「昼間っから飲むのか」と避難の色である。
「まぁ、毒味毒味」
と、一升ビンの封を切る。
茶碗に半分ほどを注いで匂いを嗅ぐ。糀のほのかな香りに顔がほころぶ。そして、お酒をちょっと口に含んでみる。うまいっ。少しアルコールの「きつさ」はあるがコクがある。ゴクリ。と、のどを通ってゆく酒のなんと芳醇なことか。
で、恒例の
「もう一杯」
「もう半分」
と飲み続けることに・・・。塩竈のジジと二人でほぼ一升を開けるところまで飲んだ。
ありがとう。良い酒でした。
ふなくちにしたたる緑酒口にして米の歴史と深さ味わう
と、言うわけで二日酔いのなる暇もなくヨッパライの日々。今日ようやく覚醒。さぁ、真面目に生きよう。これにて本日のブログは終了。