勇気と反骨心を考えた


寒さ逆戻り

 粉雪が横に流れている。真冬である。
 それでも春に近づいているために地面の熱によって積もった雪はどんどん消えてゆく。今朝は角館地区の方が積雪が多かった。わがふるさと南外は角館よりも雪の量が少ない。この時期は積雪に地域差がある。

 そう言えば数年前の4月末のことを思い出す。角館はゴールデンウィークに入って桜祭り一色。
 この時期は秋田県の高校野球の各地区リーグ戦が開かれる。4月末の休日は緑の日だったと思う。この日のリーグ戦会場は角館落合球場だった。3試合予定されていた。
 ところが朝からベタ雪が積もった。10センチほど積もった。球場全体が雪に覆われてしまった。大会運営委員だったボクはあまりの雪の多さにあきれてしまいリーグ戦を中止する判断をせざるを得なかった。
 大会を中止してから懐かしい人から電話が入った。30年以上前に会津に嫁いだ教え子からだった。嫁いだ地元の観光旅行で角館を訪れたとのこと。何十年ぶりかで再会した。
 彼女は桜の花に乗っている雪を見てあきれると言うよりも感動していたことを思い出す。

 3月から4月にかけての積雪はこのように油断ならない。そんなことを思いながら季節はずれ気味の雪を撮影してみた。


大会スローガン

 少し時期遅れですが・・・。職場の休憩所に秋田県高体連の発行した冊子があった。これは6月に実施された秋田県総合体育大会の全種目の日程を掲載したものだ。

 職場の仲間がその冊子の中を見ながら平成23年度全国高校総体秋田県・青森県・岩手県開催の愛称決定のページを見ていた。大会スローガンの入選者の名前を読み上げた。その時ににオヤッと思った。

「秋田M高校のS.Yと秋田北の・・・」

 秋田M高のS.Yさんと言えば同姓同名を知っているなぁ。3年生だったから卒業して進路も決まっただろうなぁと思った。しかし、同姓同名かもしれない。
 気になって、そこのページを見せてもらった。名前には見覚えがある。でも間違っているかもしれない自信がない。そこで高校野球の夏のパンフレットを引っ張りだして部員名簿を確認したら同じ文字だ。おそらくあのS.Yさんに間違いないだろうなぁ。

 前向きに一生懸命な子だったから大会スローガンの募集にも応募してたんだろう。もし、そうだったとすれば不思議な出会いだった。

 それにしてもボクは野球からどんどん遠い所に来ているなぁとあらためて感じたのでもある。



昨夜、妙に眠れずにいた。枕元にある「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を手にとった。辺見じゅん著の第二次大戦後にシベリアに抑留された山本幡男さんのドキュメンタリー。読むことを途中で止めれず結局読み切った。午前1時を過ぎていた。

山本さんは10年以上シベリアの収容所に入れられ帰国できずに亡くなった。彼は収容所で句会を催し迫害にも負けなかった。そんな彼を慕う人たちが山本さんの遺書を暗記して家族に届けたのである。収容所から帰国する人々はソ連兵に紙に書いた物すべて没収されたという。証拠隠滅だろう。そのために暗記したのだ。そして、その暗記した遺書は山本さんの家族に届いた。
家族に当てた遺書の一部を引用したい。

『君達はどんなに辛い日があろうとも、人類の文化創造に参加し、人類の幸福を増進するという進歩的な思想を忘れてはならぬ。偏頗(へんぱ)で矯激(きょうげき)な思想に迷ってはならぬ。どこまでも真面目な、人道に基く自由、幸福、正義の道を進んで呉れ』

人が生きるとは何かを知らされた。涙がとまらなかった。

   極寒の収容所にてつらぬいた家族を思う折れぬ勇気を

と、言うわけで本日のブログはこれにて。


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