
日暈
風が強く吹く。東風(だしかぜ)である。冷たい風が奥羽山脈から平鹿平野を吹き抜けて身体を冷やす。しかし、若者たちは元気一杯である。
本日は運動会。今までボクが見ていた運動会はお祭りだと思っていた。下手をすれば無礼講のような行動をする生徒諸君がいることが多かったからだ。
だからお祭り騒ぎをする生徒諸君に少し苦々しさを感じながらも一日が無事終了するようにしていた。
だが、今日の運動会は一味も二味もは違った。運動会の競技を進める中でクラスの団結をしようとする。学年全体の連帯をしようと努力する生徒諸君を見たのは正直言って初めてだった。
これらのことを行動するのにけっして強制されていない。自発的に運動会を盛り上げようとしているのだ。
走力もあり運動神経も抜群で活躍する生徒もいる。でも、運動が得意でない子どもたちも懸命に運動会に参加する姿を見た。ボクのような運動会大嫌い少年だった頃にこのような運動会があったら良かったなぁと感じた。とても良い運動会だった。
正午頃に空を見上げたら日暈が出ている。ちょうど飛行機雲もその暈の中を通過した。天候の変わる兆候だなぁと思いながら撮影してみた。
風の中走り抜けてく子どもたち運動会は心を結ぶ
響爽(ひびき)と天地人のコンサート
25日。前の職場のFさんから招待状をいただいた。久しぶりに大曲市民会館小ホールに出かけた。響爽(ひびき)と天地人のコンサートだった。
元オフコースの大間ジローが率いる和楽器バンド「天地人」と高校生を中心とした民踊グループ「響爽(ひびき)」のジョイントコンサートである。
第1部が「響爽(ひびき)」の演奏。山上君という3月に大曲農業高校を卒業した若者の歌から始まった。伴走をする三味線も3月に大曲農業高校太田分校を卒業した野中君である。この二人が「響爽(ひびき)」の中心メンバー。二人はそれぞれプロをめざして盛岡と仙台で修行中。なかなかの芸達者ぶりを見せてくれた。
特に山上君はボクの仲間であるJA7EPOさんの甥っ子とのこと。もしかしたら会場にEPOさんがいるのかもしれないと思っていた。コンサート終了時に後部座席を見たらEPOさんがいました。久しぶりに会ったことを喜び合い、山上君の健闘を讃えた。山上君のご両親とも会うことができた。がんばってくれ。と、エールを送りたい。
そして、いよいよ本題。歌い手と踊り手として前の職場の生徒諸君が5人登場。この子たちを応援に行ったのだ。
彼女たちの歌いッぷりも良い。手踊りは艶やか。一瞬、彼女たちを「別人28号」だと思った。
伝統芸能を継承することの大切さを改めて知らされた。
ところで「天地人」の演奏はプロだから迫力満点。和太鼓、ドラム(パーカッション)、三味線の3人構成。時々カラオケのようにバックの演奏を入れる時もあった。もしかしたらCDになったら演奏の深みはないかもしれないなぁとはボクは勝手に思っていた。
コンサートでも落語でも財布に余裕があれば会場で販売されているCDなどのグッズを購入することにしている。コンサートは一期一会かもしれないですからねぇ。今回は若干の余裕があったので「天地人」のファーストアルバムとセカンドアルバムを購入。早速、自宅で聴いた。やはり演奏に深みを出すためにベースやキーボードが加入している。なるほどと少し納得。
写真は歌い手と踊り手のメンバーの入った当日のパンフレット。下の写真のラベルは転勤時にいただいた日本酒「感涙の雫」。と、言うわけで今回の演奏会はいろいろな意味で感涙ものだった。感謝感謝。
本日のワイルド・メモ【ウグイス、ハヤブサ(だと思う)、ホオジロ、カラス】終日、グラウンドにいたのだが鳥を見たのはカラスだけ。それもハシブトかハシボソかは確認できず。案外、野鳥は見ないもんですね。それだけ仕事に集中しているのかな。そりゃないですゼ旦那。ハイ、すみません。これにて本日のブログは終了。