ヴィクトル・スタルヒン


夏を迎えてタチアオイ

 暑い。まぁ30℃前後なので関東から中部にかけて猛暑日の人たちには申し訳ない。しかし、暑いと言わざるを得ない。
 タチアオイが頂上まで咲いた。これで夏なのだ。と、主張しているよう。良いなぁ。


ヴィクトル・スタルヒンのお墓

 毎日、通っている雄物川町。その町の沼館地区に「ヴィクトル・スタルヒンの墓」という幟や看板がある。

 スタルヒンと言ったらあの大投手のスタルヒンだよなぁ。と思いながら、どうして雄物川町沼館に彼の墓があるのかと不思議に思っていた。

 スタルヒン。東京巨人軍のロシア人投手。
 ロシア革命の時に両親と一緒に日本に亡命してきた人である。北海道旭川で育ち旭川中学で今で言う高校野球に専念。2年連続北海道の決勝まで進んだが甲子園には出場できなかった。
 その後、紆余曲折があり読売ジャイアンツの前身である東京巨人軍に入団。第2次大戦中は日本名「須田博」と強制的に改名させられたが、無国籍だったために戦地への召集はなかった。
 戦争が激しくなると東京巨人軍は職業野球を存続させるためにスタルヒンを除名。そして敗戦を迎える。
 戦後、スタルヒンは巨人軍に戻らず(当然だよなぁ)パシフィックに復帰。その後近鉄パールズ(懐かしい名前だ)などに在籍して300勝をあげる大投手になった。
 ウィキペディアなどに掲載されているので詳しいことはそちらを。

 そこで今日は暑い中を自転車こいでスタルヒンの墓の探検?に出た。沼館(雄物川町)の浄土真宗崇念寺というお寺にその場所はあった。お墓は写真のようにボールをかたどっていて、なるほど間違いなく野球関係者だったことがわかる。自分ならばギターの形をしたお墓にしようかなぁと一瞬思った。しかし、すでに普通の墓が我が家にはあるのでギターはやめようと思い直した。

 お墓にお参りして帰ろうとした時にお寺の奥さんがおられた。声をかけていただいた時のボクとの会話である。

「どちらからおいでですか?」
「南外からです」
「遠いですねぇ。わざわざですか?」
「実は,私はここの近くで働いていてスタルヒンのお墓がどうしてここにあるのか疑問だったので来てみました」
「なるほど」
「スタルヒンの奥さんがここの檀家だったんですねぇ」
「いや、このお寺の出身ですよ!」
「ハーッ!そうですか??!!」
「このお寺の住職のお姉さんですよ」

 実はスタルヒン夫妻はこのお寺のお墓に一緒に葬られていると言うことを墓所の前にある説明板で読んでいた。それですっかり奥さんの檀家だと、ボクは思い込んだのである。大きな勘違いだった。お寺の奥さんは次のように話して下さった。

「スタルヒンの奥さんのターニャはこのお寺の出身で、現在の住職は一番下の弟なんですよ」
「なるほど」
「写真を見て行きませんか」

オーッ写真を見せてくださるとのこと。ありがたい。しかも名前がターニャという奥さんのこともわかった。ロシアの名前だ。いろいろと話を伺ってかなりわかったことがある。

 崇念寺の先代の住職高橋義雄さんはロシアを縦横に駆け回った方だった。それはお寺で拝見した本『ユーラシアを駆けた男』に詳しい。その頃にロシア人の奥さんと結婚し沼館に帰ってきた。その子どもたちの長女がターニャだった。現住職は一番下の弟さん。住職さんとも挨拶を交わした。確かにハーフでした。

 いろいろな写真の中にスタルヒンが車の窓から顔を出している写真もあった。奥さんが話すには

「この車で事故に遭い40歳で亡くなりました」

 スタルヒンの墓所がなぜ雄物川町沼館にあるのか判明した。

 スタルヒン。ロシア革命で祖国から亡命。日本で無国籍。日本名に改名させられ国と国の間で翻弄された。そして、プロ野球の名選手として活躍。40歳で自動車事故で急逝。
波瀾万丈なり。
 もう少し彼のことを知りたいなぁ。『NHK知る楽 こだわり人物伝 野球がパスポートだった ヴィクトル・スタルヒン』をアマゾンでポチッと。

 お寺の前の食堂では「元祖スタルヒン焼きそば」があった。話によればウインナーソーセージと目玉焼きがトッピングされているとのこと。その組み合わせを聞けば、少々あざといなぁとは思うがウーム「そう、きたか」と納得。そのうち食べてみよう。

   祖国とは何かと思い手を合わすスタルヒン眠る暗き墓前で

本日の高校野球

【準決勝】
 秋田商  8- 1 鷹 巣(8コ)
 能代商  3- 2 西仙北

いよいよ明日は決勝。商業対決になったねぇ。


【本日のワイルド・メモ】カラス・スズメ・ツバメ おまけとして雄物川町を自転車で走っていたらマンホールの蓋にサギのデザインが施されている。右アオサギ、左ゴイサギかな?そして、下には「お」のデザインが・・・。雄物川町の「お」?



字数オーバー。桑田真澄さんの項目は明日以降。本日のブログは終了。
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