反逆児はカッコいいです
雨模様に
夕方、公的用事があり少し早めに職場を出た。空は曇り空。道路の凍結も緩み車は走りやすくなった。職場の近くにある「何でも売っているスーパーセンター・トラスト」の上空はまだまだ荒れ模様だが・・・。
立川談志 71歳の反逆児
友人からのメールに「談志が高座を久しぶりにつとめたと話題がありました」と書いていた。
このメールを見てオーッと驚いた。実は3年前に見逃していたNHKBS「ベスト・オブ・ベスト」で『立川談志71歳の反逆児』が再放送された録画番組を見ていた時だったからである。そこで今回はその番組から感じたことを書いておこう。
談志師匠はケチなんだろうか。それとも合理的なんだろうか。と、思う。
談志師匠の格言として「高いものを買うヤツにろくなヤツはいない」があった。ブランドものなどもってのほかの姿勢である。ボクはブランド物なんて全然もっていないから心からいいなぁと思った。
さらに談志師匠がつぶやく。「落語家で寿司をいっかん五千円なんて高いのを食ってるヤツなんかバカなんだよ。寿司は回転寿司でいいんですよ。充分なんですよ。幸せの基準のネーヤツって嫌だな・・・」。自分自身の幸せの基準をしっかりもって生きているかどうかを問われたような気がした。
そして、立川談志師匠の仕事場であり資料室の一軒家の机上には次のような文章が自筆で書かれている。
『泥棒代』
泥棒様へ
この家は資料室といって
演芸等の資料だけです
金品は有りません
疑うなら探すことはいいですが
荒らさないで下さい
ささやかですが
ご苦労さん賃です
¥30,000(封筒に入っている)
立川談志
物に対する価値観とは何か。金銭に対する感覚とは何かを考えさせられる。
昨日のブログにも書いた「言葉の難しさ」と言うか「教育の問題」を次のような談志師匠の文章がヒントを与えてくれるような気がする。
『この歳、この肉体の衰えとの対面にグラついています。
加えて世間の常識がジワジワと変わってきています。
現代では協力も、それ故の思いやり、礼儀も必要でなくなれば
「どうも済みません」という日常語も使われずにいられる
現代の生活(くらし)となりつつあり
それが古典落語の世界にも入ってくる。
主題(テーマ)がダメになるのだ。共感がなくなるのだ。
で、結果、落語という題材を使った「笑わせ屋」となる。』
(古典)落語の世界を教育の世界と置き換えると、今後の方向の考えが深まるかもしれないと思った。まぁ、そうするかどうかは別にしてですけれど・・・。
1時間50分の番組をズーッと見続けた。この番組をDVD化した1枚はボクにとっての永久保存版である。
そして、落語や演芸に関する何冊かの新刊や古本をアマゾンでクリックしたのである。その中の一冊は童門冬二著『人生で必要なことはすべては落語で学んだ』である。読むかどうかは到着してからのお楽しみ。
本日、久しぶりに本店の社長に会う。野球談義を少々。元気そうで何より。そんなわけでこれにてブログは終了です。
ところでモバイル用に使っているipadが突然電源の入らないブラックアウト状態になった。ヤバイッ故障だ。これは明日にでも購入した仙台店まで直行しなければと契約書類を揃えた。その後ネットを調べてみたら下の「メール人語」というブログに到達。そこに復旧方法が書いてありました。その通りに実行したら見事に復旧。アドレスは↓です。とても参考になることが書いています。感謝感激です。
http://blog.itoy.jp/mobile-phone/iphone-freeze.html#comment-2533