疾走する歌

二月も終わりに
早いなぁ。さすがに二月は「逃げ月」と言うくらい(誰が言ってるのかわかりませんが・・・)に足早に過ぎ去った。
明日から高校の卒業式が始まる。今日はその準備が行われた。式場になる体育館には花が飾られ雰囲気が出てきた。
その飾られた花を一枚撮影してみることに。桜だが種類は?
二・二六
先日の友川カズキのコンサートの後で購入したCDにサインしてもらった。彼は一度CDの表面に日付を書いた。ところが、本当の日付をど忘れしたのだろうか。
スタッフに
「今日は何日?」
「二月二十六日です」
「アッ、ニー・ニーロクだね」
それを聞いてボクも
「そうですね!!」
と、あいづちをうった。そしたら一度書いた文字をグシャグシャトと消してその下に日付を書いてくれた。これはこれでなかなかに味があります。思い出としてとても大切なメッセージである。
正直言ってニー・ニーロクはよくわかりません。ただ、ボクの父が話していた記憶がある。
父が東京の大学生の頃に事件がおきたと話していたことがある。しかし、酒乱の父からそれ以上詳しい内容を聞いたことがない。まぁ、ボクもあまり2.26事件に興味がなかったのであるが・・・。ただ、言葉として知っていただけですけれど。
このCDの『無残の美』は当日並べられていた中で結構初期のもの。販売している人に新譜ではない古いCDはと聞いたらこれを紹介された。
タイトルになっている『無残の美』は弟の自死を歌っている。短い小節の中に言葉を一杯詰め込んで歌は弟への思いと悲しみと無残さが疾走する。若いときに亡くなったボクの弟を思い出した。
ある意味で(どんな意味だ?)2.26だった。
久しぶりに職場のK君と話した。彼の仕事する手元を見つめて
「何をやってるん?」
「出席簿をまとめています」
「いいねぇ」
「その都度やってます」
「それが大事だねぇ」
「でも、これを指摘されましてねぇ」
と、一か所を示してくれた。どれどれと覗いたら祝日に旗を書いているのだ。
例えば「卩 春分の日 卩」のような感じですね。
「この旗の日の丸の色が黒いから指摘されたのかと思ったんすよ」
「・・・・」
「すると赤い日の丸にしてもダメらしいです」
それにしても出席簿の休日に旗は初めて見たぞ。でも、ボクは良いと思うんだけどなぁ。K君はとてもいい男なのだ。
黒い雪かくしたはずの心根が現れいずるマナーはどこへ
これにて本日のブログは終了です。