八百長について


ウソ

 写真はウソです。いや、本当です。本当のウソです。ただ、写真を撮ろうとするとウソたちはお尻を向ける。だから、どうしても後ろ姿しか写りません。桜の蕾をついばんでいる。やはり春は半歩づつ近づいているようだ。

  ウソの群れ桜の蕾ついばんで半歩近づく春が見えたり


それにしても

 南外村に松原劇場という建物があった。1ヶ月に1回か2回映画がやってくるのだ。

 松原劇場では映画の他に時々演劇などもおこなわれていたようだ。その一つとして「女相撲」が来演した。
 ボクは何年生だったのだろうか。おそらく小5か小6の頃。ボクはなぜか「女相撲」を観に行ったのである。入場料などは親が出してくれたはず。

 記憶はあいまいだが仰向けになった女相撲力士?のお腹の上に米の俵を何俵か積んでいたことを覚えている。いろいろ見世物や取り組みなどはすべて記憶の彼方である。もちろんパイオツなんかは記憶にもない。考えてみればかなりキワモノ的な興業に行ったものだ。

 さて、その相撲いや大相撲が八百長問題で大揺。これまでは「週刊ポスト」や「週刊現代」などで八百長の告発がされた。しかし、八百長などは一切あり得ないとして名誉毀損の裁判で相撲協会は勝利している。多額の保証金も得ているようだ。証拠不十分だったのだろう。

 ところが今回の問題はメールの中に八百長について克明に記されているようだ。動かせない確かな証拠である。
 最近はテレビ番組で放映しないのだが大相撲には「しょっきり」がある。これはとても面白い。二人の力士が相撲の決まり手と言われる48手を、おもしろおかしく技をかけ合う。しかし、技の決着はつかない。技を次々と繰り出す演舞である。プロだからこれだけの演舞ができる。

 プロだからこそ「立ち会いはガーンと当たる。そして少し技をかけてくれ。その後少しもみ合って最後は上手投げてこける」とシナリオを作れば完璧に八百長を仕上げることなどお茶の子さいさいだろう。しょっきり相撲の延長線上にある。

 大関に限らず関取たちは7勝7敗の時には必ず星の貸し借りをやっているとボクは読んでいた。大関から転落したくない。あるいは十両から幕下へ落ちたくない。そうなれば千秋楽近くに八百長があってもおかしくない。
 ボクは千秋楽の取り組みで7勝7敗力士の勝敗予想を知ったかぶりで「この取り組みはこの力士が勝つ」とテレビ画面を見ながら家族に話していた。その予想がほぼ的中するのが妙に快感だった。

 今朝の新聞各紙のコラム欄にはすべて大相撲の八百長問題を取り上げていた。この中で毎日新聞(2011.2.3付)の「余禄」がおもしろい。ボクが考えていたことを見事に言い当てている。少し長いが引用したい。

『米国で6年前にベストセラーになったシカゴ大学の経済学者、S・レビット教授らの本には相撲の八百長の分析がある。3万以上の取り組みデータから7勝7敗と8勝6敗の力士の千秋楽の対戦を調べたのだ。(邦訳「ヤバい経済学」東洋経済新報社)
過去の対戦結果から7勝7敗の力士が勝つ確率を計算すると48.7%で5割を下回る。だが実際の勝率は79.6%と8割近かった。むろん勝ち越しをかけて懸命だったとも解釈できる。ただ面白いのはその2人が次の場所で勝ち越しのかからぬ対戦をした場合だ。
前回、7勝7敗だった力士は40%しか勝っていない。さらにその次の対戦は約50%と、確率的な”正常値”に近づいている。気鋭の若手経済学者ならずとも、星の貸し借りがあったと推測ができる。同著は過去の八百長の告発事例もこの確率論で検証して見せていた』

 考えてみれば千秋楽には7勝7敗の力士が実力の大きく違う力士との取り組みはまずないと言っていい。ほとんどが、ちょっと勝ち越している力士か負け越している力士と対戦する。
 そこに落語「味噌蔵」に出てくる番頭ではないが「そろばんをドガチャカ、ドガチャカと案配すること」はあり得るでしょうねぇ。ハイ。

 大相撲は国技としてスポーツなのか単なる見世物なのか。その辺の問題も論議されているようだ。地球上の格闘技で一番強いのは相撲だとも言われる。
 ボクは八百長があっても相撲が大好きである。子どもの頃には相撲取りになりたかった。千代の山にあこがれていた。でも、見世物でいいんじゃないの。と、思っている。子どもの頃に観た「女相撲」のように・・・。



本日曇り空。真冬日から脱出して雪の量がかなり沈んだと実感した。節分なり。鬼は外・福は内。これにて本日のブログは終了です。
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