明日からもこうして生きてゆく
誕生日
母さん(本物の母親ではありませんm(_ _)m。ボクの母と漢字も含めて同姓同名でボクは母さんと呼んでいる人)から誕生日おめでとう!のメールが届いた。さすが母さん!
誕生日はあまり気にしていなかった。でも、メールをもらったりすると何となくその気になってしまう。今日で65歳。良く生きてきたなぁと思う。
昔、60歳を過ぎた人を見るとただのジジイだと思っていた。突然、65歳になった人だと見ていた。ところが自分のことになるとそんなことはない。順番に齢を経てきたのだ。だから年をとったなぁという実感がない。
そりゃあ身体の動きは悪い。元々、運動なんかさっぱりできない人間だった。何しろ100メートル走るのに20秒近くかかっていたからなぁ。
何かの用事で隣の部屋に数歩歩いているうちに「アレッなんでオレは歩いてるんだ」と立ち止まる。元の場所に戻って「アーッ思い出した」と気づくことがよくある。これだって子供のころから学校の先生に健忘症と言われていたからどうってことはない。
基本的にボクはバカだからこんなもんでしょう。バカは年取らないと言われるがその典型かもしれない。
65年前の写真と今を比べると髪の毛の無さは同じである。まぁ、髪の毛やその他年齢相応の身体の衰えはあると思う。酒は弱くなったし・・。その他いろいろ。でもあまり気にならない。それでも、それなりに生きてきた足跡が顔に現れている。ウーム・・・。
最近、誕生日になるといつも吉田拓郎の歌「今日までそして明日から」をついつい口ずさんでしまう。
♪わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかの力をかりて
時にはだれかにしがみついて
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと
わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかにうらぎられて
時にはだれかと手をとりあって
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと
けれど それにしたって
どこで どう変ってしまうか
そうです わからないまま生きてゆく
明日からの そんなわたしです
ボクもこの通りですね。どう変わってしまうかわかりません。そして明日からもこうして生きてゆくと思っています。この歌は上手に歌うのはとても難しいから自分では演奏できませんけれど・・・。歌詞には共感をおぼえる。
そうなんだ65歳になるんだと自覚もなけりゃ実感もなし
日本の秩序の良さ
このような大惨事でも日本ではパニックが起きないと諸外国が絶賛しているとマスコミは大々的に伝えている。
例えば時事通信がネットに下のように配信した。
『「なぜ略奪ないの?」=被災地の秩序、驚きと称賛―アメリカ 時事通信 3月16日(水)16時9分配信
【ワシントン時事】東日本大震災の被害や福島第1原発事故が連日、トップニュースで伝えられている米国で、被災者の忍耐強さと秩序立った様子に驚きと称賛の声が上がっている。「なぜ日本では略奪が起きないのか」―。米メディアは相次いで、議論のテーマに取り上げている。
CNNテレビは、2005年に米国で起きたハリケーン・カトリーナ災害や10年のハイチ大地震を例に「災害に付き物の略奪と無法状態が日本で見られないのはなぜか」として意見を募集。視聴者からは「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」との分析や、「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」とのエールも寄せられた』
本当に我慢強いのだと思う。
しかし、先日テレビで気仙沼(だったと思うが・・・)の女性がインタビューに応じていた時に気になることを話していた。「治安が悪くなっていますから・・・」と心配顔だったのである。流されなかった無人の家に入り込んで盗難を働いているんだろう。津波で流された車からガソリンを抜き取っているという話も聞く。
秋田市のアルヴェでは避難している人のパソコンが盗まれたり。宮城県の栗原市のガソリンスタンドではガソリン1リットル200円で販売したという話もある。ガソリンスタンドや車から燃料を抜き取る事件も何件かおきたと新聞に載っていた。
火事場泥棒のような人間がいることは確かだ。こんなことはあるだろうと予想していたが現実に起きるのもつらい話。でも、全体的にみると日本全体でパニックにならないで復興を目指している。
負けるな東北、がんばろう日本ですね。
この連休はジッと家の中に閉じこもっていようと考えていた。しかし、魚のエサも切れかけたので大曲にチョイと出た。相変わらずガソリンスタンドでは給油待ちの車が長い列を作っている。それでも改善させているような空気を感じたのだが…。今日は誕生日。これにてブログは終了。