火事場泥棒

大雪の後遺症
普段、テレビの画面は普通に見ている。しかし、電波の入り口であるアンテナを見上げることはほとんどない。
昼ごろ外に出て屋根を見上げたらUHFのテレビアンテナに違和感を感じた。アレッと思い目を凝らしてみたら曲がっているではありませんか。そう言えばこの冬はアンテナにモッサリと雪がついたことを思い出した。
ただ、これまで一度も「テレビが見えない」と言う悲鳴が聞こえてこないので気にしなかった。もちろん自分で見ていてもテレビの映りは全く問題がなかった。
で、どうするかですね。雪がしっかり消えたら屋根に上がって修理しようかと思っている。でも何だか怖いですねぇ。テレビは問題なく見えているからそのままにしておこうか悩みどころです。
被災地で窃盗事件多発
塩竃のお父さんからメール。
先週の土・日に塩竃一家とともに我が家を訪問してくれたCさん一家がいる。Cさんの東松島市の方である。市町村合併で東松島になっているのだが元々は成瀬町野蒜である。この呼び方の方が地理的にもわかりやすい。市町村合併の弊害だ。オーッとこれは本題ではない。
Cさんのお宅も今回の震災による津波で一階部分が天井に着くくらいの被害に遭った。幸い二階部分は大丈夫だったようだが普通に生活できる状態ではないとのこと。だから今は塩竃の家に身を寄せて避難生活を送っている。
いずれ、再建に向けてどうするかを考えている。津波に襲われた家をそのままにしておけないので水がひいてから何度か後片づけをしている。家はまったく使い物にならないそうだ。
さて、メールの内容は次の通り。
『今日(30日)Cさんの家へかたずけに皆で行ったら泥棒に入られていたそうです、警察に連絡したら鑑識やらが来て色々大変だったそうです。本当にがっかりしたと思います。こんなことが将来笑い話なるようにとCさんの旦那さんが明るく話していましたが、本当にしゃくにさわると思います』
これこそ火事場泥棒である。海外から「日本はこれほどの震災に遭っても落ち着いて暴動も略奪もない」と絶賛された。と、マスコミは誇らしげに報道している。しかし、身近にこんな事件が起きている。ガッカリする。背に腹はかえられないかもしれない。しかし「人」としての尊厳があると考えるのだが・・・。まぁ、こんなことを言っても考えてもわからない人間がいるってことだけれど。
今朝の新聞には、震災後の半月で宮城県内では窃盗事件の被害総額が一億円に上ることを宮城県警が発表したと報じている(日刊スポーツ 2011.3.31付)引用すると次の通り。
『宮城県警は、東日本大地震発生から26日までの約半月間で、県内で発生した窃盗事件の被害総額が約一億円に上ると明らかにした。県警によると、空き巣や忍び込み、事務所荒らしなどの窃盗事件は15日間に約250件発生。津波にのまれた仙台市東部や多賀城市、石巻市などで多発しているという。気仙沼では、津波で損壊した信用金庫の金庫室から4000万円が盗まれているのが発覚している。前年と比べ出店荒らしが60件、ガソリン盗などは40件増加。県警は、震災による物資不足の影響とみている。県警は26日までにガソリン盗などに対する窃盗容疑などで25件40人を摘発した』
摘発率は16パーセント。悪い奴らは窃盗をして摘発されるリスクが小さいとみてるんだろうなぁ。しかも非常事態だから半分は無法状態だ。「やり得」だと思ってるんだろう。
そう言えば、我が南外村でも一週間ほど前に民家の灯油タンクから灯油を盗んだとして70歳を過ぎた老人が摘発されたと報じていたなぁ。
困っていることはわかる。しかしなぁ。そりゃあないよ鋭く怒りたい。
バカ野郎苦く言葉を噛みしめて被災地の窃盗記事にらむ
ラジオから流れてくる内容はテレビと違いなかなかに面白い。今日もアナウンサーが話していた。
誰もが気づいていると思うが政府や原発専門家(どうもこの人たちが胡散臭い)が発表する内容に引っ掛かりを持つ。
「放射能汚染された野菜を食べても水を飲んでも今すぐに健康に問題はありません。しかし、出荷規制はします」
中学校だったか高校だったか忘れたが「矛盾」という言葉を国語の時間に習ったことを思い出す。
三日間の休暇が今日で終了。三日間ボーっと過ごす。ほとんどラジオを聴きながらビデオ編集をしていた。明日からは勤務。これにて本日のブログは終わります。明日からに備えて缶ビールをプシュッと一本。