原発を推進した意味とは?!


スズメの巣作り

 人の近くで生きているスズメ。今朝、職場の自転車置き場にある鉄骨の天井の隙間に巣作りをしているスズメたちである。少し遅れ気味だが野生の世界には春が来ている。

   近づくなイチャイチャするなスズメたち君らの春がうらやましいぞ


原発推進社説

 今日、資料を整理していたら『科学と環境 2006年6月号 二ホン・ミック社』が出てきた。これは2006年3月~4月にかけての科学と環境に関する各社の新聞記事をまとめた冊子である。新聞の内容は大新聞社から各県の地方紙さらには政党の機関紙も網羅されている。

 この冊子に2006年3月24日に北陸電力の石川県志賀町原発2号機に対する住民訴訟に対して金沢地裁が運転の差し止めを命じた判決について掲載されている。

 金沢地裁の判決内容は次のとおり。「志賀町原発は巨大地震が起きると原発事故が発生し、住民が被曝する危険性があるために運転の差し止めを命じた」ものである。

 この判決ついて朝日、産経、毎日、読売がそれぞれの立場で社説を掲載している。それぞれの新聞社で掲載したタイトルは次の通り。(これらはすべて2006.3.25付)

朝日→「地震の備えが問われた」
産経→「現実的な対応策が必要だ」
毎日→「国は最新知識を基に見直しを」
読売→「科学技術を否定するものだ」


 それぞれの新聞社がよって立つ立場を伝えている。産経新聞と読売新聞は次のような表現をしてこの判決を真っ向から否定している。

まず産経新聞。

『判決では、大地震の場合には2号機の多重防護が機能せず、放射性物質が外部に放出され、その影響が熊本県にまで及ぶ恐れがあるとした。だが、待ってほしい。こうした大規模な放射能漏れが起きるとすれば、原子炉を囲む厚さ2メートルの頑丈な格納容器が地震で破壊された時である。昨年(2005年)8月の宮城県沖の地震(マグニチュード7.2)では、東北電力女川原発の揺れが、耐震指数で想定した揺れを一部で上回るという計算結果が示された。しかし、実際には揺れを感知した原子炉は何の問題もなく自動停止している。北陸電力は直ちに控訴するとしているが、当然である』

ウーム・・・。放射線の影響が熊本までゆかないって?今や福島から漏れた放射性物質は地球一周しているんですゼ。ダンナ。まったくなぁ。

そして読売新聞。

『原子力に「絶対安全」を求めた問題判決と言えるだろう。あり得ない状況まで想定していては、どんな科学技術も成り立ち得ない。(中略)志賀原発2号機について、金沢地裁は、十分に大きな地震が想定されていない、とした。さらに想定した地震による揺れの見積もりも、計算方法が適切でないと断じている。(中略)耐震設計は、過去の地震に基づいて強度などを決めている。発生する可能性がない巨大地震までは想定していない。そうした基本を理解していない判決ではないか。(地震の揺れの指針が)専門家の間で議論がまとまらない。今回の判決はその隙を突かれた、とも言える。速やかに結論をださなくてはならない』

 エッ。読売は原子力は危険なものだ。だが、危険でも使わなければダメだと言っている。怖いなぁ。
 北陸電力はすぐに控訴。そして、何ということか。2009年に名古屋高裁は、住民側敗訴の判決を下した。つまり、原発の地震の安全性にお墨付きを与えたと言える。政府と北陸電力と読売・産経の思い通りの判決だったのだろう。

 そして今、福島原発の大事故が起きている。想定外があれば物事は進まないと言った人たちの顔を拝みたい。今から5年前のことだ。驚くべきことが書かれている社説である。読売新聞に問いたい。「原発は絶対に安全」を求めてはなぜいけないのですか?と。

 前のブログにも書いたが貞観地震のデータを示された。想定内の対策さえもしていなかったことが明らかになっている。読売新聞や産経新聞そして名古屋高裁の無責任さを示していると言わざるを得ない。今回の「Fukushima」は人災であることは疑いようがない。



ちょっと次数が足りずに書ききれない。釜石からの報告も書きたい明日にします。
夕方、地元のK君が車の用件で缶ビールを携えて来訪。津波の話や宮城県の治安悪化の話をしながら被災地に思いを馳せた。元気そうである。ありがたく缶ビールをプシュッとやります。元気が出るゼ。これにて本日のブログは終了。
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