野球(スポーツ)の伝えること


鏡の中の風景

 職場を2階から3階に登って行くと手洗い場がある。そこには鏡が4枚ほど並んでいて若者たちのオシャレの場だ。ボクにとっては全く縁のない場所。鏡なんて嫌いだ。だから鏡なんて見たことがない。
 しかし、鏡に映る外の風景はとても魅力的だ。鏡の前を通り過ぎるたびに「いいなぁ」と思う。そこで1枚写真に撮ってみた。ところが思ったように写らない。まぁ、そのうちにまた挑戦することにしてとりあえず鏡の中の風景である。実際に見える景色とは左右逆になっている。見えるかなぁ。


スポーツの神々しさ

 K君が「この記事は、いいすよ」と言いながら新聞の切り抜きを1枚持ってきてくれた。
 今朝の(2011.4.19付)毎日新聞に掲載された作家小川洋子さんのコラムである。タイトルは『楽あれば苦あり 甲子園1勝以上に大きなもの』だ。

 小川さんはセンバツに部創設最短で出場した岡山創志学園の校歌の作詞者とのこと。創志学園は岡山女子高校が1998年にベル学園と改称され、さらに2010年、創志学園に校名変更されて野球部が創立された。
 小川さんが作詞したベル学園の校歌が校名が変わっても引き継がれた。創志学園のセンバツ出場は小川さんに思いがけない喜びがもたされたと書いている。ちなみに小川洋子さんの著作でボクの持っているのは『博士の愛した数式』だ。

 さて、コラムの中に書かれている、小川さんが甲子園球場の裏側を取材したときの感想がとても良い。

『グラウンドの片隅に立った時、もうこれ以上先へは足を踏み入れられないな、と本能的に理解した。柔らかく細かい砂で見事に整備された内野、真っ白なベース、外野に広がる芝生。それらは神々しいほどの緊張感をはらんでいた。そこに立つに相応しい人間のみが、ラインを越えてゆくことを許され、そうでない人間はこちら側からただじっと見ているだけしかできないのだ。あの神聖な甲子園球場に、自分の作った校歌が流れる。想像しただけで涙ぐみそうになった』

 ボクも心からそう思う。甲子園でなくても学校のグラウンドでも、ボクは簡単に入れないと常に思っている。野球部の顧問だった当時は現場にいたからグラウンドには入れた。しかし、いったんその場から遠ざかれば遠くから見守るだけしかできないと自分の心にインプットされている。それだけ神聖な場所だと思っている。

 まぁ、どこの学校とは言わないが校長というだけでズカズカと入り込んできた人もいるのだが・・・。こんな人には罰が当たります。いや、当たってしまいましたねぇ。よく野球には神様がいる。とか、グラウンドに一礼して入るとかの気持ちが良くわかる。

 そして小川さんは創志学園の部員から寄せられた色紙を紹介し甲子園に思いを馳せる。さらに野球(スポーツ)が持っている、きれいごとではない残酷さを含んだ一人の人間の人生を切り開く生き方を紹介する。

『なぜ、あの時あんな簡単なゴロをエラーしてしまったのか。なぜ、あそこであの一球を見逃したのか。一生考え続けても答えの出せない問いを、スポーツは投げかけてくる。だからこそ私たちも、まるで目の前の試合が一人の人間の生き方を映しているかのような思いで、一生懸命に試合を観る』

 センバツ開会式で創志学園のキャプテン野山君の選手宣誓もとりあげている。

『立派な宣誓だった。台に上がって、帽子を取ってお辞儀をする。その仕草に心がこもっていた。太い眉毛がりりしかった。難しい言葉は一つも使っていないのに、選手たち全員の思いが真っ直ぐに伝わってきた。名文とはつまり、技術でも何でもない、尊い志があるかないかによって決まるのだ、ということを教えられたような気がした。野山君が書いてくれた色紙の言葉は「常に全力」。そう、君は全力だった。野球ができることへの感謝を、大人たちに向かって全力で表現してくれた』

 ボクもブログで取り上げたが素晴らしい宣誓だった。あらためて宣誓の全文を読み直してみたが良いものは良い。
 創志学園は1回戦で惜敗。小川さんは校歌を聴くことが出来なかった。しかし、一つの勝利以上のものを伝えてくれた。と、結ぶ。

 このコラムのコピーを読みながら野球が持つ「君はこのままでいいのかい?」という問いかけにあたらめて触れ、センバツの選手宣誓を思い出しながら涙をこらえた。

   一球に向かう姿勢は生き方も考え方も一生のもの

 K君からこの記事を紹介してもらったことに感謝だ。



今朝、4時過ぎの地震は強かった。我が家のすぐ近くの西仙北町刈和野が震源の内陸の直下型地震だ。震度5弱。我が家はボクの体内震度計で震度3~4。
実は前々から地震の連鎖があるのではないかと言われていたことが現実になった。このことにボクは驚きそして、あり得ることだと納得している。それについては次回書きたい。今日のブログはこれにて終了です。
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