クロコダイル修理

分解は本能的に・・・
宮城県に住むアマチュア無線の大先輩のSさんという方は地元のボランティアで仲間の方たちと『おもちゃの病院』を開催。年に何回か病院を開いて子どもたちの期待にこたえていると伺った。
すごいなぁ。壊れたオモチャを直して再生できたら子どもたちはどんなに喜ぶことか。とても素敵な取り組みだと注目している。
そんなオモチャの修理に挑戦してみた。以前、ブログに書いたこともあるが20年ほど愛用していた『小さいけどイタイワニー』の奧歯が一本欠けた。ワニを左右に振ってみると内部でカラカラと音がする。折れた歯がオモチャの内部に入っているのだろう。
そのためか、時々ワニはストライキをおこした。どの歯を押してもガシャッとおりなくなったり。歯止めも何もなくなり落ちてしまったりである。
ネットに750円ほどで新しい「イタイワニー」が売られていることを発見して即、ポチッた。それが先日、届いた。新品だが何となく貫禄がない。新品の歯が白すぎる。初代のは少し黄色みを帯び年功を感じさせてくれる。ウーム立派だぞ。一念発起。初代をばらして修理することにしたのである。
ネジを6個外す。5本は同じ長さ。一本だけが長さが違う。ワニを縦に半分に割るとバネが出てくる。ルーレット状のプラスチックが見える。その他可動部分もある。一つ一つの部品や構造を確認しながら分解を進めてゆく。
カラカラ鳴っていた歯も出てきたので取り除く。よしよし、これで患部は摘出できた。と、もう一度組みあげようとしたらもとに戻らない。これは大変。ゴミ箱行きになってしまう。落ち着けイトウ。こんな時はビールにかぎる。バラバラになった緑色の物体を新聞紙の上にソーッと載っけて放置することにした。
次の日、新しいワニの外観を確かめながらもう一度組み立てに挑戦。あっちを引っ張り、こっちを抑え、ルーレットを回す。バネの動きも理解し構造を確認。ウーム。元に戻すのは大丈夫かもしれない。ちょっと大胆にカシャッと組み合わせたら何ということでしょう。元に戻りました。ネジを取り付ける前のラフな組み立てで口をアングリ開けて試してみた。良い具合です。そこで取り外していたネジを場所を間違えないよう取り付けた。
口を開けて、歯を一個一個押してみた。ガシャッと落ちるとルーレットが作動してランダムに落ちるようになった。最終チェック終了。これは使えます。
ボクはオモチャの医者にはなれません。でも、分解して何とかかんとか元に戻ったことは嬉しい。少~しはドクターの気分を味わいました。それにしてもSさんたちの技術力にあらためて感服です。
ホナッコ
今日、春の山菜の初もの「ホナッコ(本来はヨブスマソウと言うらしい)」をいただいた。早速、おひたしにして醤油をチョイとかけて日本酒を一杯。独特のえぐみのある風味にようやく到来した春を感じる。でも、今日は強風が吹き荒れ寒いですねぇ。
そんなわけで本日のブログはこれにて終了です。
福島はいつものように晴れてても人も桜も妙に寂しき
磐越の高速道路通る時平気な顔もホンとは微妙
最期まで避難放送続けおり「稲むらの火」の女性遺体で