愛しいものたちとの別れ


たまには空を

 今日は25℃を超える夏日。気象台によると例年よりも気温が7~8℃高かったという。久しぶりにポプラ(だと思ってよく見たらイチョウだった・・・・)の上空を見上げた。
 空って青かったなぁとあらためて気づく。そして木々はどんどん深い緑になってゆく。


ETV特集

 昨夜、ブログアップしてから〆の350ミリリットル缶ビールを冷蔵庫から取り出してテレビのコントローラを押した。教育テレビでは福島原発特集を放映していた。番組の途中から見たのだが画面に引き込まれてしまった。
 新聞のテレビ番組で確認したら『ETV特集「放射能汚染地図」科学者たちの独自調査2ヶ月の記録』とある。

 内容は年輩の科学者が不自由な身体(と、ボクには見えた)で福島第一原発事故が起きた時から2ヶ月にわたって放射能測定した特集番組である。

 なぜ事故現場よりも20勸幣緡イ譴疹貊蠅嚢眷仕拱庸修測定されるのか等を追いかけてゆく。高濃度の原因は風の通り道にあたること。あるいは自然豊かなことも大きな要因らしい。

 原発事故直後の戦慄の測定値。発見したホットスポット(離れた場所の高濃度汚染箇所)に人が残されていたこと。人生をかけた養鶏場が全滅したこと。福島や郡山市内の汚染校庭問題。などを伝える。

 番組の最後に事故現場から近い場所から避難した人が自宅に置き去りにした犬と猫にエサを与えに1時帰宅する場面が出た。
 飼い主はまとまったエサを与えて犬のもとを車で去ろうとした。飼い主の車が出発すると愛犬が首輪をといて車を追いかけてきた。テレビカメラはどこまでも追いかけてくる犬が小さくなって見えなくなるまでを映し出した。

 この場面を見てボクは大林宣彦監督の『転校生』の場面を思い出した。愛しい人が走り去る車を追いかけてくるところを8ミリ映写機で後部座席から撮影するシーンである。
 原発事故は愛しいものたちとの結びつきを引き裂いた。なぜ?。納得できない思いが募る。あまりの理不尽さに涙が頬を伝っていた。

 福島県内を2ヶ月かけて約4000卞擦里蠅鯊定した放射能の濃度を色分けした結果を地図上に図示した絵が画面に出た。赤が高濃度汚染。福島県内の道路上に点在する赤い色は不気味である。アナウンサーは「県発事故の爪痕」と表現していた。解決はいつになることか。


3日連続の飲み続け。少し疲れ気味。本日のブログはこれにて終了です。
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