監督・選手同じユニフォーム


シシウド

車に乗っている人がたずねてくる。
「道路の両側の白い花ってなんですか」
「あれはシシウド」
道路の両脇には背の高いシシウドが咲いている。梅雨にかけての風物詩と言える。ちょっと知ったかぶりである。


「野球の指導者は、なぜ選手を殴るのか?」(2)

 引き続き青島健太氏の内容を引用。

『(青島氏の)ヤクルト時代の恩師、関根潤三氏(当時の監督)は、教えるのが難しい野球の本質を見抜いて、日本中の指導者が腰を抜かしそうなことを言っている。
「だいたいオマエさん(青島氏のこと)、バッティングなんて練習しても上手くならないし、誰かから教えてもらえるなんてことじゃないからね。そりゃ~~、自転車に乗るのと同じようなことでさぁ、そのコツを一回覚えちまえば、ずっと身体に染み込んでしまうものですよ」
誤解のないように説明すると、関根さんの話は練習はムダだと言ってるわけではない。むしろその逆で、何かをつかむまでは、人の教えを当てにせず、とことん自分の感覚と向き合わなければダメだと言っている。言われたとおりの練習をダラダラやっていても何も身につかない。野球にはコツがあって、選手はそれを自分自身で見つけなければダメだと言ってる。つまり野球は簡単に教えられないということである。

監督と選手は同じユニフォーム

 他の競技と野球を比較して野球のユニークな点は監督と選手が同じユニフォームを着ることだ。
 バスケットやラグビーやサッカーではスーツ姿で監督が指揮をとることもある。
 ユニフォームを着た監督は、自軍の選手を使って戦いに挑む。必要なのは自分の手足のように思い通りに動いてくれる選手。そのためには選手に監督の考え方や戦略を感じとれる感性が必要になる。鈍感なヤツは使えない。欲しい選手は、打てば響く感度の高い選手だ。
 監督がユニフォームを着ることで、選手たちが自分の手足のような感覚に陥り、殴ることに抵抗がなくなるということもあるだろう。競馬の騎手が、大事なところで馬に鞭を入れるのにも似ている。監督が選手を殴ることは選手の感度を高め、野球を野球らしく戦うためのチームマネージメントになっているだろう。

 私も長い間、選手として取材者として野球と関わったが、野球の指導者から「自主性を磨け」という言葉を聞いたことがない。本来スポーツとは、自主性を高めるために取り組むものだが、日本における野球からそうした精神を学ぶことは難しい。

 選手は監督の指示通りに動き、練習メニューも言われたものを黙々とこなしていく。そこで身につけるものは、屈強な心身と指導者への服従。日本の多くのスポーツが、スポーツではなく心身を鍛練する「体育」だといわれる所以もそこにある。
 第二次世界大戦中、アメリカ発祥の敵性競技であった野球の活動が許されたのは軍国主義の教育を多く取り入れて廃止を免れたという指摘がある。そのおかげで、全体主義的な考え方や鉄拳制裁も野球に根を下ろすことにな。野球の歴史の中で、指導者が選手を殴るというある種の文化は、こうした時代の影響も確かに受けているのだろう。
日本では「総理大臣とオーケストラの指揮者と野球の監督は男なら一度はやってみたい仕事だ」とよく言われる。これが日本の監督像(あり方)を見事に表している気がする。 自分の思い通りに人を動かせる立場。男なら一度はやってみたい仕事なのだ。

 日本における野球では、選手を自分の指揮下において、それを統率、あらゆることで命令に服従することを求めてくる。これは軍隊の指揮系統にも似ている。高校野球における丸刈りは、服従の象徴のようにも映るし、自主性を奪うための髪型としても機能してきた。
選手を奔放にプレーさせようとする指導に殴ることは必要ない。その逆に、選手をピリピリさせて、チーム全体に神経を張り巡らす戦い方を目指すとき、指揮官は選手を殴り感度を高めようとする。それは、そのまま日米の文化の差「野球」と「ベースボール」に違いとも言えるだろう。
アメリカではベースボールを「自由な打撃のゲーム」として戦うのに対し、日本では野球を「堅実な守備」を基本に組織的に戦っている。組織と守備を鍛えるためには、練習の段階から緊張感を高めていく必要がある 。』

字数制限になりましたのでここまで。次回に続きます。



福島の高野連は夏の大会で開催球場の放射線の値が3.8ミリシーベルトを超えると試合中止にするとのこと。また降雨の場合には速やかに試合を終わらせると発表。イタリアの国民投票で原発は要らないが90パーセントになったとか。永久にイタリアでは原発はなくなることになった。
脱原発は時代の要請である。これにて本日のブログは終了です。

    イタリアで脱原発へ民の意志安らぎの道見ならえ日本
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