テノール歌手・本田武久さん


台風6号

 おそらく西日本に猛烈な猛威をふるった台風6号の影響があるのだろう。外は風が強い。そして、湿気がほとんどないカラリとした天候だった。ラジオによると秋田市内では気温が上昇したとのこと。しかし、大曲仙北から横手にかけては爽やかな夏空が広がった。


生の演奏は「心」をうつ

 「胞巣状軟部肉腫」と呼ばれるガンを知ってますか。胃がんとか肝臓ガンとか白血病なら知っていました。しかし、この病名は知らなかった。
 今日、芸術鑑賞で来校したテノール歌手本田武久さんの病名がこれ。本田さんのお話だと1000万人に二人か三人の発症率で日本には抗がん剤がないとのこと。治療のために2011年1月に原発部である右下腿切断手術をして義足で歩行している。

 ボクは不謹慎にもテノールとかクラシックなどには全く興味がない。いや、なかった。これまで一度もコンサートにも行ったこともないし聴いたこともない。
 案の定、コンサートが始まった時には居眠りをする始末であった。まったくバカヤローだゼ。しかし、これは過去形。本物のテノール歌手の歌に目を醒まされた

 本田さんは自分の生い立ちを話す。病気や片足切断の手術を乗り越え彼は歌うことを天命として選んだことなどを「とつとつ」と生徒諸君に語りかけてくれた。
 その人生の転機のたびに出会った想い出の曲を歌い始めた時から完璧に歌の世界に引きずり込まれた。

 すべての歌唱が終わりアンコールで歌った『アメージング・グレース』を聴いた時には情けないことに涙腺の弱くなった老人のボクの目には涙が流れていた。
 この歌には本田さんが病気に負けないで戦い続ける。そして世界の平和を願うメッセージが込められていた。

 2011年7月16日付の朝日新聞「be」の特集で『アメージング・グレース』について読んだばかりであった。その曲が4日後に生演奏で聴くことができた巡り合わせに驚いていた。特集によると次のように書いている。

 『アメージング・グレース』は建国時代のアメリカでだった。入植者に迫害された先住民族、奴隷にされた黒人、新天地を夢見た貧しい移民ら「恵まれない人々」の共感をつかんだ。

 日本では旧制骨髄性白血症で38歳で亡くなった本田美奈子が有名である。たまたま名字が「本田」なんだなぁと気づいた。
 去年、購入した無名の黒人ブルースシンガー(彼も若くして逝去している)のCDにも『アメージング・グレース』が納められていた。
 この曲の直訳は「驚くべき神の恵み」であり「歌い継がれる祈り」の歌であると特集では解説している。

 そして、アイヌ民俗を先祖に持つジャズシンガー熊谷たみ子さんも『アメージング・グレース』をアイヌ語で歌っているという。いろいろな思いを抱きながら歌っている『アメージング・グレース』を聴きくらべたいと思っている。

 今、本田さんは頭蓋骨や左足そして肺などにも転移していると話した。回復を祈りたい。
 本田さんは歌うことで自分を維持しているのだろう。角館中学、角館高校の卒業生でもある。

    生きている証しの歌を朗々と響かせ歌う本田武久

 何よりも難病のガンと闘っている本田さんが歌う姿を見て歌を聴いた生徒諸君の目が輝いていたことが素晴らしくそして素敵だった。


高校野球の結果

 準々決勝
  秋田中央 5- 4 本 荘(延12)
  秋田商  8- 2 能 代
  能代商  7- 1 大館鳳鳴
  金足農  7- 4 西 目

これでベスト4決定。明日は大会は休養日。 


とても良いコンサートの余韻にひたって本日のブログはこれにて終了。
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