新聞と原発


朝のうろこ雲

 久しぶりにカラッと晴れた一日だったような気がする。
 朝、南東の方向を見るとうろこ雲がフワーッと広がっている。いよいよ秋だなぁと思う。


原発追求の記事

 先日、発足した野田政権の八路通産大臣が将来は原発をゼロにすると発言したらしい。
 当然、その通りだと思うのです。

 ところが、それを受けて昨日の読売新聞の社説では原発推進によって核抑止力がつくような内容を発表したと言う。だからこそ、日本における原発の推進は止めてはいけないとの論調だった。まったくなぁ。

 ボクの家では親の代から読売新聞を何十年も購読していた。しかし、親不孝なボクは十数年前に購読を止めた。こんな論調の記事が載るのなら掲載を止めてよかったなぁとつくづく思う。
 もっとも読売新聞を止めた経緯は別にあるのだが・・・・。それはいつか機会があれば紹介します。

 現在の秋田県内紙である秋田魁新報は8月29日から7回にわたって原子力発電を推進してきた電力会社の裏側をえぐった痛烈な(と、ボクは考える)レポートを掲載した。
 共同通信社の取材かもしれないのだが読みごたえのある内容だった。全文を要約するのは難しいので見出しをピックアップしてみたい。

 「見出し人間」のボクでも(だから?)この7回分の見出しのコピーを読むだけで電力会社が、いかに阿漕(あこぎ)なことをやってきたかが見えてくる。
 特集のタイトルは『日本を創る 原発国家 電力の覇権』である。

『公益企業として地域独占を認められ、戦後社会に『覇権』を築いた電力会社。国策とされた原子力政策推進の中核を狙い、政・官・学・メディアの角界に張り巡らせた力で異論に抵抗してきた。原発事故を起こしながら、なお、既得権益を死守しようとする巨大組織に迫った。

 第1回目 不安あおった電力会社 需給不足で危機演出 地域独占のおごり露呈 
 第2回目 官界への影響 人事盾に官僚操縦 アメも駆使し利益誘導
 第3回目 新聞・テレビに浸食 メディア駆使しPR「広報は建設費の一部」
 第4回目 「やらせ」の源流 賛成側の『民意演出』 逆風かで多数派工作も
 第5回目 反対意見封じ 学者を監視、排除狙う 寄付講座開設の動きも
 第6回目 政治家を操る 支援条件は『原発推進』 政治と業界、一体で圧力
 第7回目 漂流始めたトップ企業 一蹴された国費投入 東電、巨額賠償にあえぐ』

 世の中にはいろいろなことを言う輩がいる。
 例えば次のような言い方だ。
「福島の原発事故で死んだ人がいるのか。入院した人がいるのか。全然、問題ないじゃないだろう。だから脱原発なんか集団ヒステリーだ。安全性さえ確保されればどんどん原発は推進すべきだ。交通事故だって毎年5000人も死んでいる。原発対策よりも交通対策が大切だろう」

 こんなことを言う人間がいる。と、言ったら
「そんな人間こそ福島の原発被害地に行ってそこで暮らしたらいいだろう」
と、吐き捨てるように家人が言った。

 その通りだ。日本中の人たちが、見えない放射能の恐怖におびえているのか想像することができない人の心は悲しいくらいに貧しいとボクは思う。

 やはり、原発は将来的にはゼロにすべきだということをあらためて心に誓いたい。

    心ない学者企業と政治家のかかえているもの「重い槍」です


今日の高校野球(わかる範囲で)

県南地区
 準々決勝
  大 曲  1- 0 湯 沢
  角 館  9- 4 横 手
  西仙北  4- 3 清 陵(延11)
  城 南  4- 0 大曲農
 敗者復活戦
  六 郷 12- 8 修 英
中央地区
 準々決勝
  秋田商  7- 0 由利工(7コ)
  秋田工  7- 6 男鹿工
  秋田西  8- 2 五城目
  金足農 11- 4 仁賀保(8コ)
  中 央  6- 0 明 桜
 敗者復活
  由 利  7- 6 高 専(延14)
  秋田西  8- 2 五城目
  秋 田  4- 3 本 荘
県北地区
 準決勝
  能 代  5- 3 秋田北鷹
  大館鳳鳴 2- 1 二ツ井
 敗者復活戦
  大館工  4- 1 大館国際
  能代商  9- 2 十和田(7コ)


大曲、西仙北、角館、城南、秋田商、秋田工、金足農、秋田中央、能代、大館鳳鳴は秋季全県大会出場決定。

本日はこれにてブログ終了です。ちょいと飲み過ぎ?フーッ。
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