ヒガンバナとヤマボウシの実


ヒガンバナ

 先日、栃木の友人からヒガンバナやキンモクセイは釜石・一関あたりまでが北の限界だと国営ラジオで放送していたとメールをいただいた。
 そうかぁと思っていたのだが我が家の向かいにヒガンバナが咲いているので咲く場所が北上しているんだろうなぁと思った。ただ、キンモクセイの香りはしない。するのは稻わら焼きのいがらっぽいちょっと無粋な臭いだ。仙台に行くとほのかで上品なキンモクセイの匂いがとても良い。

 ヒガンバナは葉っぱが無く茎の上に真っ赤な花が咲いているのが不思議な感じだ。

 兵庫で開催された「ノジギク国体」の高校野球硬式大会視察時にバスで会場まで結構長距離を往復した。その時に田んぼのあぜ道に多くのヒガンバナが咲いていたのが今でも印象に残っている。
 ヒガンバナに『花おりおり 第一巻』について次のようにある。

「田の畦や土手に多いのは、野ネズミが穴を開けるのを毒性のある球根で防いだからだろう」

と、著者の湯浅浩史さんは書いている。なるほどなぁ。それで田んぼのあぜ道は赤で彩られていたのかと今さらながら納得した。

 北上している生物の分布と言えばアメリカザリガニも我が家の周囲まできている。先日、道路にアメリカザリガニのつぶれた個体がいた。おそらくペットショップから買ったものが捨てられたのだろうと思った。すると、一緒に歩いていた近くの農家の人が
「そこの水たまりにザリガニなばエッペ(たくさん)エルデー」
と言う。どんどん増えているんだろうなぁ。

 少し話がずれたが、ヒガンバナ(彼岸花)は咲いています。


赤ヤマボウシの実

 赤ヤマボウシの実がついた。一つ手にとって口に放り込んだ。グニュッとした食感とほのかな甘みが口中に広がった。甘さは上品である。そして、最後にツブツブが口中に残った。これが種だろう。

 まぁ、正直に言えば口に入れる時にかなりためらったのです。それでも勇気を出して食べたというわけである。何個も食べるほど甘みに飢えてはいなかったので2個で終了。

 やはり『花おりおり』で調べてみたらヤマボウシの実について素敵なことを書いている。全部引用します。

「名は果実を山法師に例えて、つけられた。とはいっても、実際の果実は愛らしい。色といい、形や大きさといい、イチゴを思わせる。しかも、食べられ、昔は山国の子供のおやつだった。未熟果は渋いが、内部はよく熟れたカキのように軟らかい。かすかにその味も。中には丸い種子が一から五個。時に十個を超す」

     赤い実を一粒口に放り込み上品な秋山法師の実

と、本日は赤い花と赤い実の話題です。


今日から孫のとわちゃんはお父さんの住む地に帰りました。勤務場所の都合でとわちゃんのお父さんとお母さんが別居せざるを得ないのが気の毒です。年度末などの区切りの良いときに解消してもらえたらとジジは願っているのです。それが普通の状態ですから。連休が終わるととわちゃんはまたお父さんと別れて南外に帰ってきます。と、言うわけで今日はひっそりとブログを閉じます。
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