これがマジックテープに


ノサバリコ

 家の近くの道ばたを通ると知らないうちに細長いキツネの顔をした秋田弁で言う「ノサバリコ」がついている。

 秋田弁で言う「のさばる」は「甘える」という意味がある。どちらかと言えば「甘える」の意味合いが90%である。用法は次の通り。
「アヤー、このワラシ、のさばり子でよ」
と、ジジ・ババがよく話していた。
「この子どもは甘えんぼで」
の意味でニコニコ顔なのだ。原発推進派のようなとんでもない人間が「のさばる」とは一味も二味も違うのです。

 まぁ、ズボンなどにひっついてくる「ノサバリコ」はどちらかと言えば厄介者。それでも南外の人たちは親しみを込めて「甘えんぼう」と「めんどうくせぇヤツめ」の意味で「のさばりこ」と表現する。

 ネットで「くっつく 植物」で検索をかけると色々な植物が出てくる。そして「ノサバリコ」の別名の方言「くっつき虫」などあちこちにあることもわかる。
 今、我が家の周りにある「ノサバリコ」は正式名が「アメリカセンダングサ」と呼ぶそうだ。外来種の植物としては厄介者らしい。

 一つ一つ引っぱがしてみると、ピッタリとひっ着いてはがれない。マジックテープのアイディアがこれから出たという話にも納得できる。はがれにくい面倒な草の実である。
 でも「ノサバリコ」という名前はなかなかに良いですねぇ。

   細長い鬼の顔したノサバリコアメリカ渡来の甘えんぼう


ダースコチンドン隊

 秋田市御所野のジャスコに孫娘のとわの家族と出かけた。ジャスコで昼食をとり別れてから帰り道で秋田の銘酒「高清水」の蔵で感謝祭をやっていることを発見。これはこれは招待券などはないが寄ってみることで方向転換。
駐車場の係りをしている「高清水」の若い社員にたずねた。
「招待券とかなくても入場できますか?」
「オヤッ先生でネスか?」
「ハイ?!」
「オレ、先生からK附の時に授業を習ったス」
「ウーム」
何だか見たことのある顔だった。しかし、どうしても名前が思い出せない。まぁ、仕方がないので
「ンダったなぁ。で、入場できる?」
「大丈夫なはずです」
「OK。じゃあ後で・・・」
と、車を路上に駐めての話を切り上げた。とても、いい子だった。名前を後で確認しよう。

 感謝祭の会場では「高清水」のグッズを販売している。感謝祭ならではの「高清水ロゴ入り酒屋厚手の前掛け」「高清水特製の徳利とお猪口」。さらに市販されていないと言う「純米吟醸酒秋田酵母No15 地蔵田(でん)」。などなどをお土産に購入。

 そして、何よりも良かったのは中学校の音楽教師を辞めてチンドン屋になった「ダースコチンドン隊」の生演奏。
 日本全国のチンドン屋の世界でも有名な秋田の楽隊(あえて楽隊と書きたい)。演奏がとても軽やかである。
チョイと酔っ払っているお客さんたちとのやりとりも軽妙である。
「アダ、中学校の先生を辞めた人だが」
「ハイ。ンダンス。何かリクエストねーすか?」
「霧島昇でも」
パンマスのカチューシャ安田さんはすぐ霧島昇の超ナツメロを演奏するのである。素晴らしい。
演奏後にカメラを向けたらカチューシャ安田さんはじめの皆さんはしっかりと笑顔を返してくれた。

 無明舎出版社からカチューシャ安田さんの『教師をやめて、ちんどん屋になった!』が発行されているので早速発注した。

 さぁ、それでは今から市販されていない「高清水」の純米酒を買ってきた徳利とお猪口で一杯やろう。


我が家のとわちゃん。車に乗るとチャイルドシート上でしばらく「アーウー」と独り言を話している。するとすぐにコトリと寝てしまう。親孝行である。やはりジジバカですか。
本日のブログはこれにて終了です。
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