良い年になりますように
正月
あけましておめでとうございます。
2012年になりました。今年もできるだけ愚にもつかないブログを書いてゆきます。よろしくお願いいたします。
三日間、我が家を離れていたので雪が積もっており、寒気がゆるみ屋根から雪が滑り落ちてうずたかくなっている。少しは除雪しようと除雪機を引っ張り出した。
ドドドドドとエンジンの勢いはよい。しかし、雪の山が削れない。おかしいなぁ。雪が固いのかもしれない。除雪機を何度も前に押したり後に引いたりしながら宥めすかして少しずつ除雪をした。
すると手伝っていた家人が「アヤー!右側が回ってネー」と言うではありませんか。回転をしながら雪を吹き飛ばすオーガの安全ピンが切れていたのだ。それに気づかずに30分以上も作業をしていた。
まったく注意不足とはこのことである。新年最初の大失敗でした。
オーガの安全ピンを取り替えたら快調快調。あっと言う間に作業が終了した。
詩の素敵な戸波鉱泉へ
結局、正月ってのは何もやることがない。そこで一度行ってみたいと思っていた増田町にある「戸波鉱泉」へGOである。幸い、今日は高速道路も無料。
「戸波鉱泉」増田町の繁華街?を抜けてから果樹園の中に現れた。詳しく道案内図を書くことはできませんが・・・。
毎分3リットルの鉱泉が自噴していてその水を温めたお湯になっている。女将さんに風呂の前にある効能書きを写真に撮る許可を得たので下にそのあらましを書いておきます。
『効能 神経痛・リウマチ・冷え性・胃腸病・事故等に依り打身その他。当泉はpH9.0という極めて珍しいアルカリ泉であり、県内でpH9.0以上のものとしては湯瀬、森岳温泉、二ツ井町梅内鉱泉の3泉が知られているだけであり、したがって戸波鉱泉は珍しい存在といえる(秋田大学近藤教授1965年)とされています。従って温まりの効果は著しいものがあります』
元日からお湯はにぎわっていた。次々に効能と安らぎを求めて入浴客がやってくるようだ。
一緒に行った家人(温泉などに行くとあっと言う間に出てくるカラスの行水人間)が長い時間お湯に浸かっている。待合室で待っていたら「アー、いい湯ッコだ。明日は弁当持ってくるかなぁ」とつぶやきながら笑顔で帰ってきた。彼女はリウマチを抱えている。戸波鉱泉がとても合ったと言うことだった。なるほど。
待合室で待っている時に置かれている本棚を見ていたら詩や短歌そして絵手紙の本や雑誌が置かれている。
その中に岡山県鏡野町で開催された『第25回国民文化祭・おかやま2010短歌大会』の入選作品集の冊子があった。
秋田県から小・中・高の部門で応募していた1首が大賞(岡山県知事賞)に入選している。増田中学校の後藤のはらさんの歌である。
反抗期終わったようなまだのよな 三月の雪みたいな私
いいなぁ。こんな気持ちをしっかりと表現できるのは天才だよなぁと感心して読んだ。
戸波鉱泉の玄関を入った正面に額が展示されている。そこには増田小学校の稲垣颯一郎君「おれはシャンプーがきらいだ」。後藤のはらさんの「牛」。後藤ゆうひさんの「われた桃」3編の詩が飾られていた。
「おれはシャンプーがきらいだ」は12月5日のブログで紹介した増田小学校の稲垣颯一郎君が全国の詩コンクール「ざぶん賞」を受賞した1編だ。
女将さんにお聞きしたら颯一郎君は福島から避難している甥御さん。そして後藤のはらさんとゆうひさんはお嬢さんとのこと。いとこの皆は詩人だなぁと感心した。
帰りに記念のタオルを頂きニコニコしながら帰ってきた。膝もまだまだ痛みがあるのでそのうち時間をみつけて行ってみよう。
詩と歌とぬくもりあふる素敵な湯痛み和らぐ戸波鉱泉
正月。のんびりと過ごしています。ブログを見てくださる方にとって良い年でありますようにお祈りいたします。本年もよろしくお願いいたします。