Hi-Rockを探せ
刈和野の大綱引き
昨夜の刈和野の大綱引き。夕方、とわのお母さんの実家にお邪魔して一杯ご馳走になり午後9時から始まる大綱引きに出かけた。
到着してすぐに綱引きが始まった。当初、ボクは体力的にどうも自信がないから引っぱらないつもりだった。だが綱が引かれ始めると黙っていられません。すぐに大綱の横に取り付けられている子綱(と、言うのかな)に取り付いた。これを秋田弁では「タゴツグ」と言う。
ところで綱引きの基本的な用語は三つのようだ。一つ目は「ジョウヤサノー」この地方ではお祭りなどで景気をつける時に「ジョヤサ、ジョヤサ」という。それが綱引きのタイミングを合わせるために「ジョウヤサノー」と少しのびたのだろうボクは推測している。二つ目は「タゴヅケ」。これは物につかまることを我が地方では「タゴツク」と言う。この言葉の命令形である。そして三つ目は「ゴデレ」。堪えるの訛った言葉だと思う。相手陣に引っぱられ始めると綱引きのリーダーたちから「コデレ!コデレ!」と声がかかる。すると引き手たちはムカデが足を広げるように子綱を横に広げてしゃがみ込みジーッと堪える。相手の疲れを誘う作戦の一つだ。
この三つの言葉が会場に飛び交う。
今朝の魁新報の記事を引用します。
『国指定重要無形民俗文化財「刈和野の大綱引き」が10日夜、大仙市刈和野の大町通りで行われた。地域住民や観光客計約7千人が上町(二日町)と下町(五日町)に分かれて大綱を引き合い、会場は熱気と歓声に包まれた。
男衆が午後8時すぎから雄綱(長さ64メートル)と雌綱(同50メートル)を結び合わせる作業を始め、1時間ほどかけて1本の大綱を完成させた。
行事を取り仕切る建(たて)元(もと)の合図で午後9時ごろに引き合いがスタート。住民らは「ジョヤーサノ」の掛け声に合わせて力いっぱい綱を引き、約30分間の攻防の末、上町が3年連続で勝利を収めた。
大綱引きは500年以上前、住民が市場の開設権を綱引きで争ったのが起源とされる伝統行事。上町が勝つと米の値段が上がり、下町が勝つと豊作になるといわれている』
さて、その大綱引きの様子を新聞の一面に掲載された。その写真を見たら何と言うことでしょうボクが写っているではありませんか。「ウォーリーを探せではありません」が「ボクを探せ」をやって下さい。この写真の中にボクが写っているのです。
ハイッ。答は一番手前でへっぴり腰で綱を引いてるシマシマ模様の帽子が百人力のボクなのです。
とわのお母さんの実家は下町。残念ながら負けてしまった。百人力のボクが引っぱったから勝てるはずでしたが・・・・。「オメが引っぱったから負げだべ」という声も聞こえますね。反省反省。
それにしても一夜明けた今朝は身体全体が痛んでいる。まずいなぁ。
大綱は「タゴヅケ!コデレ!ジョヤーサノ」声汗湯気で寒気吹き飛ぶ
この身体の痛みを解消するには血流の巡りをよくする必要がある。上手い具合に本日は秋田市で無線仲間の新年会がある。軽く飲んで体中の乳酸を発散させることにしましょう。
本日のとわちゃんは実家に帰っていませんので登場しません。これにて本日のブログは終了です。