原発再稼働は蠢き


栃の木

 昨日は朴の木の花だった。同じルートに樹木のトップに遠目で見ると「たんぽ鎗」の先端のような花が見えた。
 オリョリョと思い車を駐めて写真を撮ってみた。何だろうなぁとネットを調べたら栃の木の花だった。ヘーッこんな花だったんだとちょっと驚いた。実は前に勤めていた角館の職場に大きな栃の木があってたくさんの実を拾ったことがあるからだ。その時に花には気づかなかっのだからよほど感性は鈍いのぉと少々自己嫌悪。
 昨日、今日と何だか樹木の花図鑑ぽくなった。でもないか・・・。


潔い人たち

 雄物川町の町中を沼舘地区から今宿地区に車で走っていたらある家の前にたくさんの花輪が並んでいた。ここの家では誰かが亡くなったんだろうなぁ。
 飾られている花輪の名前がチラッと見えた。何と言うことでしょう。送り主が「光頭会」となっていた。ボクはピンときた。
 昔から雄物川町ではボクのように頭の薄い人たちが集まって「光頭会」を作って例会を開いていたことを新聞記事でなどで知っていた。頭の光具合、色つや、どれだけの量薄くなっているのかで番付が決まると言う。その中の一人がなくなったんだろう。
 日本人ほど頭髪にこだわる人種もいない。日本人が禿げていることは人生にとって一大事である。もちろんボクは全く気にしない。
 神奈川に住む姪が仕事の研修でヨーロッパに行き帰国した彼女の話が良かった。

「おじちゃん。イギリスなんか皆ハゲだよ」
「ウーム人種的ものだろうなぁ」

こんな会話だった。禿げた伯父さんを心配しているふうでもなく当たり前に話しているのだからいいなぁ。

 それはともかくとして「光頭会」と名うって禿げた頭に吸盤をつけてお互いに引っ張り合うくらいのユーモアで世の中を明るくしていた。その潔さが素敵である。と、ボクは思う。まぁ、禿げていてもいなくても要するに中味が問題なんですけれどね。
 名前も知らない方なのだが「光頭会」のメンバーの逝去に冥福を祈りたい


原発の再稼働

 大飯原発の再稼働に拍車がかかってきた。野田首相が関西圏の知事たちが再稼働に容認の姿勢になったと判断したとのことだった。ここになって大阪市の橋下市長が夏の間だけ稼働することを容認すると言明した。
 夏だけ動かす?夏の間だけ都合良く動かし、冬になったら止めたりすることができるのだろうか。原発が最大の発電量になるまで3週間もかかるという。夏だけ動かすとしても、その後動かした原発を誰がいつ止めるのか。まったくご都合主義もいいところだ。
 しかも、大飯原発に限って再稼働は容認すると言い訳をする。アーァである。

 福島の事故について何も解明されていないそんな中で原発の再稼働をする神経がわからない。
 今は日本人のほとんどは節電や耐電(で、いいのかな)する覚悟あるいは合意ができているとボクは感じていた。
 やはり、政治家は間違いなく金金金金に踊らされているとしか考えられない。

    アトミック・ボムの洗礼受けし国ゆがむ口もと原発推進



我が家のとわちゃん。スライダー式のミニ自転車で転んだという。転んだだけならいいのだが車体とアスファルトの間に左手薬指の先端を挟んだとのこと。紫色に腫れ上がり骨折の疑いもあり病院に駆け込んだ。幸い、骨折はなかったようだが・・・。ご飯の時に左手をかばっているピンぼけだが少し紫に腫れた指先が見える。可哀想だぜまったく。早く回復してくれ。
これにて本日のブログは終了です。

虫さされ


朴の木

 昔、この朴の木は風車(かざぐるま)の木だと思っていた。花の着いている部分を取っ手となる枝毎切り取る。数枚の葉が広がっている部分を葉っぱと樹皮を一緒にソーッとはがす。葉を切って四枚の風車状態にし、はぎっとった部分に戻す。すると樹皮の部分と幹の部分にすき間ができ樹液が潤滑油になってクルクル回った。
 もちろんボクがやったのではなく友だちが「肥後の守」を上手に使ってやったのである。ハイ。

 今、その朴の木に花が咲いている。山が緑に染まっていて所々に白い点点が出現。それらは朴の花である。何となく蓮の花の感じがするのはボクだけでしょうか。


アヤーかぶれでしまった

 数日前から右手首付近がかぶれてきた。もちろんかゆい。しばらく我慢していたのだか症状は改善されることがないので皮膚科に行くことにした。

 簡単な診察で毛虫かなんかの「虫」が原因でかぶれたのでしょうと診断された。そして塗り薬と飲み薬を処方された。

 これを書きながら数日前に白い2僂曚匹量喘遒某┐辰燭海箸鮖廚そ个靴拭もしかしたら「あれ」の仕業だったかもしれない。二匹の幼虫を木からポトリと落としただけだったが・・・。

「治療で注意すべきことがありますか」と、ボクはドクターにたずねた。その真意は「酒ッコ」を飲んではいけないと宣言されることが心配だったからである。
するとドクターは
「1週間、処方した薬をつけて飲んでください」
「ハイ、エーッと」
「アー、何を飲んでも食べても問題ありません」
「・・・」
大丈夫なんだと少し安心。

  ドクターはかぶれの原因「虫ですよ」少し安心なぜかがっかり



我が家のとわちゃん。とにかく外が好きである。一歩出た途端に屋内に入ろうとしない。最近は自分の靴はピッタリするから自分で履けない。そのために大人の靴やサンダルをつっかけて脱出する。少し、遅めに帰宅すると玄関に鍵がかけられている。アリャリャ誰もいないのか?と、思うと家の中に人の気配はある。ピンポーンと鳴らすと歌人が出てくる。
「とわちゃんが脱走するので」
我が家のスティーブ・マックイーンである。意味がわからないか・・・???
と、言うわけで本日のブログは終了です。さぁ、薬を塗って治療に励もう。

ネコが来た


桐の花

 今、道路の高い場所に紫の花が2種類咲いている。一つは桐の花。そして、もう一つは藤の花である。藤の花は道路に駐車するのが難しくて撮影できずにいる。
 今朝、南外の中野地域を通る時に渡る橋から見下ろす位置に桐の花があったので撮影。
 川面からはカジカの声が聞こえてくる。この橋の50メートル上流は南外名物「不動の滝」があったことを思いだした。だからカジカも鳴く綺麗な水なんだろうな。


とわとトマト

 ボクの愛読のブログがある。それは『天然温泉100%~戸波鉱泉で温まろう!』である。戸波鉱泉のオカミさんが毎日更新しているブログだ。「なるほどねぇ」と考えさせられたり「ンダンダ」と納得したり素敵なブログである。
 以前、戸波鉱泉を訪れた時に大きなネコが出迎えてくれた。ところがお風呂に入って帰る時にはいなかった。要するにネコは気まぐれなのである。
 今日のブログタイトルが「にゃんこを飼う理由?」である。ネコを飼っている理由について書かれていて読みながらフムフムと納得している。

 さて、そのネコが10日ほど前から我が家にも1匹同居することになった。
 「名前はまだない」ではなくネコを連れてきた男がゴッドファーザーで「トマト」という名前がついていた。交通事故に遭ったネコらしく頭にケガの跡がある。獣医さんが治療し育て飼い主を探していたところをもらってきたと言う。
 ものすごくものすごく神経質でちょっとした物音でも足音でも物陰に隠れたり背中を逆立てたりする。可哀想な生い立ちのネコだろう。

 我が家には「とわ」という1歳8ヶ月の子どももいる。彼女がお母さんの実家に遊びに行った時にあまりのおてんばぶりに
「とわでなくトラ子と改名したらえがべ」
と、言われてきたと大笑いになった。
 そのトラ子じゃなくとわちゃんはトマトに興味津々。物怖じせずにズンズンと近づきエサを手で与えようとする。ところがトマトは赤ちゃんが嫌いだ。とわちゃんの姿を見ただけで逃げ回っている。それをどこまでも追いかけるのであるからネコにとってはストレスそのものだろう。最後にはとうとう高い場所にある神棚に隠れてしまった。そこだと誰も手が届かないし安全だからトマトは見張りをして安全を確かめている。 そのネコの姿を見ながらボブ・ディランの歌『見張塔からずっと (All Along the Watchtower)』を 思いだした。

 ♪遥か遠くでは野良猫がうなる
  二人の乗り手が近づいてくる
  風がうなり始めた

こんな和訳がついていた。はるか遠くで野良猫ではなく「トラ子」いやとわちゃんが、うなっているんですねぇ。
 そんな我が家の一員にトマトが加わった。いやー、にぎやかですねぇ。
 トマトに写真機なんか向けると脱兎のごとく、いや脱猫??になって逃げてゆく。写真にするのが難しい。それでも何とか一枚。この目の鋭さがネコ好きにたまらないんでしょうね。

 ところで「とわとトマト」これって「新聞紙」のような回文になってません?「トマトとわと」アレッ違うか。



最近、とわちゃんに会う時間も少なくなってしまった。今日はネコのトマトでお茶を濁してこれにてブログは終了です。

  「同位体アイトソープと書きました」キミを認めるちょっと違うが

『天然温泉100%~戸波鉱泉で温まろう!』のアドレスは↓です。
http://island.geocities.yahoo.co.jp/gl/tonamikousenonsen

三遊亭鳳楽独演会


タニウツギの意味合いとは

 山道の両側には低木でピンクの花がめだっている。タニウツギというようだ。以前は山桜だと思っていたのだが2年ほど前にこの名前を知った。
 車から降りて花をじっと見ると素敵な花だ。しかし、どうにもゴテッと厚化粧をしているような感じで誰も見向かないんだろうなぁとも感じる。
 そこでネットでウイキペディアを調べてみたら次のように書いていた。

『花色が美しいため、古くから庭園などに鑑賞目的で植栽されることも多い。また、若芽を食料にしたり、タウエバナなどの農作の目安にされる異名がある一方、カジバナ(火事花)、シビトバナ(死人花)、ソウシキバナ(葬式花)などの異名があり、忌み嫌われている地方もある』

前半部はその通り。とても美しい。ところが何と言うことでしょう後半部分は縁起の良いことは書かれていない。ヘーッそれは知らなかったなぁ。と言うことはボクが感じるゴテゴテ感があると感じるのも、あながち間違いではなさそうだぞ。

   タニウツギ綺麗ですけど脈絡の無さが何だか人生みたい


出羽鶴ほろ酔い寄席

 5月25日出羽鶴ほろ酔い寄席へ。
 三遊亭鳳楽師匠の独演会が出羽鶴酒造の酒蔵で開催された。今回は第9回目とのこと。3年ほど前に聞きに行ったがその後チャンスがなく行けなかった。今回は「つて」を頼んでティケットをゲット。

 出羽鶴の酒蔵に入ると酒蔵特有の糀が放つ甘い匂いが満ちている。やはり、日本人は日本酒だよなぁ。南外は出羽鶴だよと思いながら開演を待った。

 今回は三席演じてくれた。
 まずは『半分垢』。関取のおかみさんが旦那をものすごく大きな人だと誇張して近所に吹聴する。それを聞いた関取は謙虚に言うもんだよとおかみさんを諭す。すると、おかみさんは謙虚も謙虚ものすごく小さな関取であると話し始めた。体の大きさの半分は垢ですよ。っていうオチだった。鳳楽師匠「最近、この演題はほとんど演る人がいません」と言っていた。確かに初めて聴いた落語だった。
 次に『真田小僧』。今は亡き立川談志師匠がドキュメンタリーなどで弟子たちに
「オイ、どれだけ落語をおぼえたんだ」
「エーッと・・50ほど」
「それじゃあ真田小僧をやってみな」
と、言う場面を見たことがある。この落語の前半部分の子どもとお父さんのやりとりは確かにどこかで聞いたことがある。でも、真田の御紋の由来までの記憶が定かではなかった。でも、『真田小僧』だとすぐに気づいたから1度は聞いたことのある噺であろう。
 三席目が『井戸の茶碗』。律儀者のくず屋さん。律儀者の浪人者親娘。律儀者の細川家の家来。この三者が「わらしべ長者」のような展開をみせる有名な噺。

 落語会が終わってから出羽鶴のお酒を酌み交わしながら鳳楽師匠を囲む会。新発売のDVDを一枚購入して鳳楽師匠にサインしてもらい我が家に来客があったので記念のお酒も購入して早めの帰宅。
 いやー楽しい落語会だった。



春季秋田県高校野球。大館鳳鳴優勝。準優勝は秋田商業。そして大曲工業は第3代表で東北大会出場。今年の東北のチームは全国でも高いレベルとも聞く。良い経験と良い野球を勉強してきてもらいたい。ガンバレ球児たちよ。そして若き監督たちよ。
と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。
なおタニウツギについては次のアドレスについています。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%84%E3%82%AE

第73回全県短歌大会


マーガレット?

 道ばたに白い花が輝くように咲き始めた。これってマーガレットだと思うのだがどうなんだろう。誰も植栽したと思えず雑草の様相ではある。だが、この花は生命力の強さを見せる。


♪短歌はうまく作れない

 秋田県生涯学習センターで魁新報社主催の第73回全県短歌大会が開催された。
 以前、ブログに書いたことがある「くされたまぐら(何にでもクビを突っ込む物好き人間)」のボクも1首投稿して初めて参加してみた。
 特に今回の選者で講師の穂村弘さんは口語短歌で有名な人だ。彼の話をぜひ聞きたかったのも一つの目的である。

 穂村さんの講演タイトルは『短歌の秘密』。短歌の中にはどんな仕掛けがあるのか。どんなことが短歌や詩になるのかなどについて話してくれた。印象に残ったことを記しておきたい。

 短歌は情報の伝達が正確である必要はない。むしろ誤読を生むような言葉の選択が必要である。正確な情報は会社などでは必要不可欠であるかもしれない。しかし、短歌においては情報の正確さは楽しさが抜け落ちてしまう。もっと言えば瞬時に読み手に言葉が届かずに「アレッなんだろう?」と作者と読み手との間に「心のやりとり」や「想像の入るすきま」、つまりタイムラグが入るのが短歌とも言える。日常の言葉と詩の言葉の違いですねぇ。実例をいくつかあげて説明してくださった。1首ピックアップしてみましょう。
   空き巣でも入ったのかと思うほどわたしの部屋はそういう状態  平岡あみ
   空き巣でも入ったのかと思うほどわたしの部屋は散らかっている  改悪例

「そういう状態」と「散らかっている」の違いですねぇ。

 いずれにしても短歌は難しくものすごく奥深くそして楽しいものであるなぁと感じた次第です。ただし、ボクが短歌を上達するかどうかは二の次である。おそらく永久に短歌は上手くならないでしょう。だいぶ前に流行した井上陽水の歌を思い出した。「♪ダンスはうまく踊れない」である。もじって「♪短歌はうまく作れない」・・・・。アーァ。「くされたまぐら」道も難しいもんです。

    常識を覆すような意識こそ最も困難短歌の世界
    どうしても短歌はうまくつくれない右に左に思いは飛んで



本日の春季高校野球準決勝。大曲工は大館鳳鳴に2-6で敗退。明日、東北大会の第3代表をかけての試合がある。いずれにしても一ヶ月半後に開催される夏の大会が本番。それまで、どのようにチームをつくるかが大切だと思う。
と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。

大曲工業対金足農業


こまち球場にて

 春季高校野球秋田県大会。今日は準々決勝大曲工業対金足農業の試合をこまち球場で観戦。

 金農との対戦はボクが古巣の顧問だった時の公式戦最終の試合だった。これでボクの一つの野球部の歴史が終わった。7年前。秋の県大会。県北の田代球場は大雨。その中で試合は継続され結局は負け試合。次の日の新聞に「金農は農業体験で田んぼなどに入っているので泥んこの中での試合は大丈夫」のようなことが書かれていた記憶がある。何てこったと思ったのはもちろんのことです。昔のことですけれど・・・。

 そして、今日の試合。2-0で大曲工業の勝ち。ベスト4になった。良かったですねぇ。
 試合の一つのキーワードは「ねばり強さ」だとボクは思った。大曲工業の投手はほとんど毎回のように走者を出していた。しかし、彼はねばり強い投球で踏ん張りホームを許さない。球速は135キロ前後だろう。それにスライダーがあり走者を出してから的をしぼらせずタイムリーを打たせなかった。ただ、四球が多かったのは今後の課題かもしれない。

 そして、少し気になったのは審判の判定。大曲工業に厳しいジャッジをしているように感じた。まぁ、ボクは大曲工業を応援している。だから、そのように感じるかもしれないことを引き算してもそう感じた。そして、ジャッジの埋め合わせをしたとボクには思える時があった。あきらかにストライクをボールとジャッジした後にボールのようなコースをストライクと言ったのである。2度の間違いを犯したのではないかなぁと思ったのです。
 序盤の審判のテンポはとても良かったと思う。それはどちらの投手のジャッジもキビキビと甲子園のようにとっていた。だから試合のテンポも良かった。ところが接戦になった途端にストライクゾーンが微妙に狭くなってしまい試合がモタモタし始めたのである。
 よく言われるのだが「審判が試合をつくる」ことがある。人間のやっていることだから仕方がないのだが「そんなふうに見える」のは絶対にダメだ。そうなってもらいたくない。

 ところで金農チームの雰囲気が変わったと感じたのはボクだけだろうか。いわゆる高校野球っぽくなったのである。これからどのように成長してゆくのか見たいものである。

 そして、あらためて古巣の大曲工業の健闘を讃えたい。まだまだだと思うが一歩前進であろう。パントなど基本的な凡ミスをなくすことが鍛えられたらもっと成長すると思う。楽しみだ。

 と、言うわけで本日は野球日和。



我が家のとわちゃん。とにかく自分で物事をコントロールしたいのだ。何でも「自分で」というパターン。成長の一つの通過点だろうが大変と言えば大変だが頼もしいぜ。
と、言うわけで本日のブログはニコニコ顔で終了します。

   わがままは自立するため通る道ジジババたちはひたすら忍耐

見えない放射能の恐怖


田んぼは湖

 出羽丘陵から大森町に出ると一番上の写真の付近から1キロほどの所に雄物川が流れ平鹿平野が開ける。水を張った田んぼも気がつくと小さな早苗が植えられ水面はうっすらと緑色に染まる。写真は今朝まだ田植え前に水を張り大きな湖を写した。この田んぼも帰りまでには早苗が植えられるているのだろう。


放射能

 能天気な観光旅行のことばかり書いていたがズーッとひっかかっていたことを書きます。
 2012.5.19付の秋田魁新報のコラム『コンパス 放射能との戦い』を読み魁もやるもんだなぁと思ったのである。この記事を簡単に要約すると次の通り。

『秋田市の講演会でおこなわれた長野県松本市市長の菅谷昭さんの話のまとめである。菅谷さんは医師としてチェルノブイリ原発事故(1986年)後の5年半現地の子どもたちの医療支援に携わった。原発事故から5年後、チェルノブイリ周辺では子どもたちの甲状腺ガンが急増。比較的汚染度の低い地域でも子どもの健康が損なわれて今でも早産や死産、先天性異常が増え続けている。
菅谷さんのたどり着いた結論は、汚染された土地に住む福島の子どもたちを「集団移住」させることだと言う。今の科学では「これくらいの放射線量であれば大丈夫」と誰にも言うことはできない。だからこそ慎重にしておいた方が良い。チェルノブイリで起きた事実から学ぶしかない。子どもたちの命を守るために、国策として集団移住を進めてほしい。と、菅谷さんは話した。

子どもの集団移住に戦中の学童疎開を思い、いま日本は「戦争中」なのかもしれない。敵は放射能。目に見えず、どう戦えばいいのか、勝つ見込みがあるのかさえわからない。人々を分断し、疑心暗鬼にし、物言えぬ空気を生み、家族やふるさとを奪う。放射能のむごさは専従に等しい。
菅谷さんは「まさか日本がチェルノブイリのようになるとは、想像もしていなかった」と語った。こんな日本にしたのは誰だろう。加害者は政府や電力会社ばかりではない。原子力に関心が薄く無言の傍観者だった自分にも責任があるのではなかったかと思う。と、コラム氏は言う。』

 あの原発反対の頃。次第に物言えぬ雰囲気になりそしてバブル景気の中ですっかり原発のことなど忘れてしまった。ボク自身もいる。一度は原発反対の立場でいろいろと資料を読んだりしたのだが・・・。
 
 自分も含めて今の日本はけっしてスカイツリーではない。間違っても東京オリンピック招致でもない。そう言えば今朝のラジオ番組で、東京でオリンピックを開催するのなら反対。もし8年後にオリンピックをやるのなら徹底的に除染をやった福島で開催するのならば「福島アピール」にもなり賛成すると話していた小沢遼子さんがいた。でも、オリンピックではない。もちろん消費税の増税でもない。大阪市長が言う暑い時だけ向上が忙しい時だけ原発を限定稼働すれば良いのでもない。大阪市長ってやはり変だ。
 今、やるべきことは東日本大震災の被災地の復興と原発再稼働をやめエネルギーをどうするかを考えることだ。

 松本市長菅谷さんの「あおるつもりはありません。ただ事実だけを言います。あとは皆さん一人一人が冷静に判断して、行動して欲しい」の言葉を大事にしたい。

    目に見えず臭いもせずに色も無し放射能にあるのは破滅


本日はこれから出羽鶴酒造に出かけます。楽しみです。と、言うわけで本日は早めのブログアップです。

ヒメオドリコソウと白ツツジ


本日の動植物

 しばらく東京の話題でした。
 今日、地元で見た風景を少し写真に撮ってみた。

 まずは一枚目。我が家の隣の畑にたくさんヒメオドリコソウが延びている。ネットを調べたらこの植物の名前がヒメオドリコソウであることにたどり着いた。おそらくそうなんでしょうね。
 解説を読んでみると『明治の中頃に我が国に入り込み、今では日本中に広がっている。日本在来のオドリコソウより小さく、花の付き方が似ているところからこの名が付けられたそうである』と書いてあった。
 なるほど帰化植物ですか。だから丈夫なんだと、思いながら花の上を見たら3ミリメートルほどの甲虫がついていた。これを接写してみたが何とか写っているようだ。もちろん名前は知りません。

 二枚目。職場の白ツツジが満開になった。以前、ブログに書いたこともあるがツツジは濃い色から薄い色に移ってゆくのが実感できる。
 白ツツジで思いだすのが野鳥のホオジロの「聞きなし」である。「聞きなし」とは鳥の鳴き声を人間の言葉に表すこと。例えば誰でも知っている(はずの)ウグイスの鳴き声ホーホケキョは「法 法華経」と聞きなす。
 で、ホオジロの鳴き声は「一筆啓上つかまつり候」の聞きなしが一般的である。その他に「源平ツツジ 茶ツツジ」と聞きなす所もある。また「源平ツツジ、白ツツジ」と聞きなしている地域もあるらしい。オーッとここで出ました。白ツツジですねぇ。最近はホオジロも懸命に鳴いている。

   聞こえます?「源平ツツジ茶ツツジ」ホオジロの声聞きなしの音

 そして、三枚目。我が家のとわちゃん。先日アンパンマンミュージアムに行ったらしい。その時にドキンちゃんの帽子を買ってもらいご機嫌である。ピースサインは本来ならばVになるのだろうが今回は右の手のひらをグイとだした。それはそれでまぁいいでしょうね。


放射能について気になっていたことを書きたかったのだが今回は少々疲れ気味。
なお、 ヒメオドリコソウについては(http://www.asahi-net.or.jp/~uu2n-mnt/yaso/tanken/haru/yas_himeodorikoso.htm)を参照しました。生存証明でブログは終了です。


追伸
 春季全県高校野球大会が始まりました。魁ウエブでも速報を見られますが、秋田県高野連のHPからツイッターでもイニング毎に随時速報されているそうです。高野連もIT化ですねぇ。

東京タワーとスカイツリー


花のお江戸の観光旅行【その2】

 東京タワーができたのが昭和33年という。ボクの中学1年生の時だ。中学の修学旅行は東京が定番だったから東京タワーがコースに選ばれていても良かったと思うが残念ながら東京タワーはなかった。おそらく人気が高すぎて見学できなかったのだろう。東京タワーの竣工から54年経過。これまで一度も近くで見たことがない。
 部活動の遠征などでバスに乗り首都高を通過する時に前後左右にライトアップされた東京タワーを見るとワクワクした。今回の金環食遠征で一つの楽しみは東京タワーに行くことだった。
 幸い、ホテルから2キロ程度の距離とのこと。日食が終わった後に出発。333メートルの勇姿を見ることができた。そして、展望台にも登った。もちろんエレベーターである。
 ボクが到着した時はまだまだ混雑の時間帯ではなかったのがラッキー。ノンビリと展望台を楽しむことができた。

 久しぶりに登場の我が家のとわちゃん。展望台の一角にある素通しのガラスで真下の見える場所に乗って「ジャーンプ」をやっている。ボクなんか足がすくんで、このガラスの場所に行くと「危ないなぁ。ヨイショ」と条件反射的にまたいで通り過ぎてしまう。周りのおばちゃんたちが珍しそうにガラスの上に乗っかるとわちゃんを見てニコニコしていた。

 東京タワーに行った後はスカイツリーである。スカイツリーは「空樹」なのか「空塔」なのか・・・。
 電車に乗ってスカイツリーの足下の駅に下りた。ヒョイと上を見上げるとズズーンとどでかいタワーがそそり立っている。なにしろ高さが634メートルとのこと。
 訪れたのはスカイツリーの開業の前日。ボクのような物好きな人間がたくさん集まっていた。まぁ、登るわけではありませんので見るだけで記念写真を一枚撮ってきた。

秋田弁で
「ばがどとりっこ たげどごすぎだ」
と言う。普通の言葉に直すと「バカと鳥っこは高い所が好きだ」になる。高い所は怖いのだが妙に気持ちを揺さぶるモノがあるんですねぇ。

 いずれ将来にわたってもボクはスカイツリーに昇る日は来ないだろうなぁと思いながら帰ってきた。そんなわけで江戸観光旅行第二弾は高い場所を登って見て終了です。




今日まで職場では1学期の中間試験が実施されていて懸命に取り組む生徒諸君の姿を見ていた。

  「テスト時は李下に冠守ろうゼ」語る自分が妙に恥ずかし

明日からアマチュア無線の大先輩たちは南の島へと旅立つ。ボクも2年越しの夢だったが今年もダメで来年へと持ち越しになった。旅立つお二人を羨ましいなぁと思いつつ仕事をします。と、まぁ五月もどんどんと過ぎ去ってゆくのです。これにて本日のブログは終了です。

新宿末廣亭と浅草演芸ホール


花のお江戸の観光旅行

 金環日食のついでに東京で気になっていた場所を訪れた。
 まずは寄席。今回は泊まった宿から近いと言うか電車に乗れば田舎者でも何とかたどり着くということで新宿末廣亭と浅草演芸ホールに行ってみた。

20日
 新宿末廣亭。新宿のアルタ前を過ぎてテクテクと歩いてヒョイと小路を入るとアレレこんな所に古い建物があるぞ。そこが末廣亭だった。入場料は2800円也だがボクの場合「後期何とか」なので300円割引である。
 演し物は五月中席昼の部である。5月20日だったので中席最後の出演者の日となっていた。入場した時に案内の人が
「桟敷の方にご案内します」
と言う。勝手がわからないので「ハイ」と案内してもらう。
 末廣亭は高座(舞台)の前にイスの座席が横9列×縦13列のイス席になっていて、その左右の席が畳の桟敷席になっていた。その桟敷席に案内してもらい座った。イスの座席は満席だったから桟敷席を指定してくれたのだろう。オーッ正月の寄席中継で見る場所だと少しニッコリとする。別にテレビ中継されるからいいわけではありませんが・・・。
 ちょうど入場した時には三遊亭円窓師匠が演じていた。噺の内容はわからないが昔テレビに出ていた頃に見ていた人だったので懐かしく感じたがさすがに少し老けたなぁと思った。人のことは言えませんが・・・。末廣亭で聴いた落語は次の通り。

柳家一九。言葉のていねいな嫁さんが長屋に嫁いでくる落語の定番とも言える『たらちね』。
漫才あした順子。あした順子・ひろしのコンビでやっていたが相方90歳のひろしさんが骨折のため80歳の順子師匠が単独で舞台で漫談。結構うけていた。
桂南喬。気の長い男と気の短い男のやりとり『長短』。これも定番だなぁ。何年か前に柳家花緑が話したのを聴いたことを思い出した。
桂文楽。酔っぱらいの旦那が自宅前で人力車に乗りすぐに降りて自宅に入る。その後の奥さんとのやりとりの『替わり目』。変わった愛情の表現だろうなぁ。酔っぱらいには良くわかります。

四人の演芸を楽しんで他の場所に移る時間になったので寄席を出た。この後、もし時間があれば木久蔵、正蔵、喬太郎まで聴けたのだがまぁいいでしょう。

21日
 浅草演芸ホール。浅草雷門から仲見世を通り浅草寺前を左に。少しフラリと歩くと寄席の幟が見えた。浅草演芸ホールである。入場料2500円也。
 入ったらすぐに、ここでも案内の人が来た。
「一階ならば一番後の座席です。二階ならば一番前の席でも大丈夫です。ただし花緑師匠の招待席の隣になります」と言う。
それじゃあ二階席で観ることにしよう。急な階段を昇り二階の最前席へ座った。正直、慣れないので観にくいが、肘をついてノンビリ聴けるのでまぁいいでしょう。聞くことができたのは次の通り。

三遊亭吉窓。庄屋の家に呼ばれた村人たちが大家さんの物真似をして大騒ぎになる『本膳』
柳家さん喬。ご存知『牛ほめ』やはり落語の定番でしょうね。
漫才大空遊平・かほり。コメントしません。
柳亭左龍。まくらに日食をふってから半七・お花の妙に色っぽい恋愛話の『宮戸川』。若いっていいなぁと思わせるのです。
柳家小せん。浅草付近を舞台にしたほら話とも言える『鷺とり』。この演目の春風亭昇太のCDがどこかにあったなぁ。
紙切り林家正楽。定番の相合い傘の二人を切ってからお客さんのリクエストに応えて「日食」「藤娘」「三社祭」「スカイツリー」を切った。
三遊亭白鳥。何と言っても新作落語家『山奥寿司屋』でどかんドカンと笑いをとっていた。
三遊亭圓歌。昔の歌奴であるが「山のあなあなあな」をギャグにしながら老老介護の現場の噺「中澤家の人々」などを微妙にネタにしての漫談。83歳とは元気なり。落語ではないが人気で勝負してましたねぇ。

この後は一之輔、ロケット団、白酒、花緑と出演予定だったがここまでで出発の時間となりました。秋田では豪華メンバーでちょっと残念だが演芸ホールを後にした。

 と、まぁ念願の寄席に行った。次は池袋演芸場にいつか行ければいいなぁ。
 江戸前と言いますか粋と言いますかそんな雰囲気を少し味わえた。そして、時間さえあれば昼の部あるいは夜の部を全部をのんびりと聴きたいものですねぇ。新宿末廣亭は昼夜入れ替えなしだから10時間近く演芸を楽しめそうだ。それで2500円ならば安い安い。寄席は平日でも満員になっている。あらためて落語ブームであることを実感してきた。
 でも、飲食自由だから妙にお客さんが騒々しい。つまり、しっかりした芸人でなければ飲食している手を止めさせて話を聞かせることはできないってことなんでしょうね。

おのぼりさんの東京編。【その1】はこれにて本日のブログは終了です。

日食の思い出

  日本中素敵な言葉で一杯に「明日の日食晴れるといいね」
  感想は「メロンパンかじったようです」話す子笑顔日食の朝
アクセスカウンター
リンク
カレンダー
04 | 2012/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
プロフィール

Hi-Rock

Author:Hi-Rock
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR