奥州涌谷の箟岳さま


豪雨の爪痕

 今日は家人の生まれ故郷である涌谷町に行った。
 昨夜来の豪雨がやんで晴れ間がのぞき始める。途中、松島をかすめてゆくのだが三陸縦貫道もいわゆる下(した)道と呼ばれる利府街道も松島観光に向かう車で大渋滞である。連休の晴天を待ち望んでいた人たちが大挙押し寄せているのだろう。
 だが、松島を過ぎて鹿島台に入る前に渡る吉田川は氾濫一歩手前。さらに鹿島台から南郷に入る前に流れる鳴瀬川も同じように水量を増して土手を超えそうな勢いで流れている。そして、極めつけは涌谷町を流れている江合川は場所によって冠水しているとのことだった。写真は江合川の状況。
 幸い大きな洪水にはならなかったようだが国土交通省の車が何台も土手の上に出て警戒している姿は豪雨の爪痕だなぁと思わせた。


箟岳山のジンギスカン

 何十年ぶりかに箟岳(ののだけ)山を訪れた。民謡「秋の山唄」にも歌いこまれている。と、言うよりも箟岳山を歌いこんで作った民謡だ。
  ♪奥州涌谷の箟岳さまは
   山子繁昌の守り神
 ネットで検索すると次のように紹介されている。
『標高232mの箟岳山(ののだけやま)には、箟峯寺や石仏広場、白山祭やつるしびな祭りなど歴史ある名所や祭事、すばらしい景色があります。箟峯寺(こんぽうじ)は天台宗の寺院で、箟岳山の山頂にあり、奥州三十三観音の第九番札所に数えられており、奈良時代の創建と伝えられています。興味を持たれた方は、自然いっぱいの箟岳山に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 頂上には「箟岳観光ホテル」がありジンギスカンが名物。ビールを飲みながら久しぶりに箟岳山でジンギスカンを堪能してきた。支配人が話しかけてきた。
「どこからしゃ?」
「秋田からっす」
そしたら外に出てきて頂上から望めるパノラマの展望を案内してくれた。写真はその一部である。
「右手の奥に見えるのが石巻の海です」
「津波は見えましたか?」
「それがここで見えたら大変ですよ」
まったくくだらないことを聞くジジイだなとあきれ顔だった。スミマセン。
 そして、豊里・佐沼・栗駒岳・遠くに南三陸や気仙沼方面を指示してくれ目の前に広がるパノラマの説明をしてくれた。とても参考になったのである。

写真で緑が見える部分は麦の作付されたところだそうな。
「以前は田植えが始まると一面に緑になり、秋には黄金色になりました」
「減反ですかねぇ」
「そうですねぇ、一望できるからどれだけ多くの田んぼがつぶされているかすぐにわかります」
「・・・」
「たまに役人が来て自分たちのやった減反の現状に改めて驚いていますよ」
「・・・」
「これが大崎耕土です」
と、政治の話までしてくれたのである。そう言えば昔勤務した職場の校歌には「大崎耕土」の歌詞が入っていたことを思い出した。

  懐かしき箟岳山のジンギスカン四十五年の流れに酔いて



我が家のとわちゃん。塩竃の寿司屋「すし哲」で生抜きちらし寿司を食べた。彼女にとって初の食体験である。パクパクと美味しそうに食べるのはうれしいことだ。周りにいる連中は将来は酒飲みになるべなぁともっぱらの噂。一緒に呑めるまではボクは生きていないんだろうなぁと少しさびしい。
これにて本日のブログは終了です。
アクセスカウンター
リンク
カレンダー
04 | 2012/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
プロフィール

Hi-Rock

Author:Hi-Rock
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR