ナショナルテレビ
ツツジ
ツツジって色の濃い方が先に咲いてから薄い方に順に咲いてゆくらしい。そういえば職場のツツジも赤いものが最初に咲いて薄紫のツツジに咲いている。なるほどねぇと少し感動している。
テレビジョン
先日のニュースでパナソニックとソニーが提携する可能性があると報じていた。テレビの販売が全くダメになってしまったからだという。
我が家に初めてテレビが入った時のメーカーはナショナル。今のパナソニックだった。
その時の写真がある。ロゴマークに「N」が見える。このテレビを見ているのは今は亡き弟である。テレビ画面を見るとNHKの「お好み風流亭 落語福の神 桂米輔 漫才 市松笑顔ほか」と何とか読める。その当時から我が家では落語が好きだったんだなぁと思うのだが、たまたまかもしれない。
テレビ台があり4本の足がある。しかもブラウン管を覆う垂れ幕までついていた。
その後、長い間ナショナルが我が家のテレビの主役だった。なぜ、ナショナルだったのか?我が家に出入りしていた村のラジオ屋さんがナショナルの専売店だったからだ。その当時よく言われていたのは他の会社のテレビジョンに買い替えると
「修理がきがねべ」
と言うのが我が家の「常識」だった。故障したことはほとんどなかったのだが修理がきかないことを恐れていたのである。
その後、よその家でソニーのテレビ受像機を見るとブラウン管が平になっていると言うよりも少し凹んでいる感じだった。それを見てヘーッと驚いた。そしてテレビ映りの良いことにも感心した。
南外の我が家付近は難視聴地域でテレビ画面には常にメダカノイズ(メダカが泳いでいるように常にチラチラしている状態)のあることが普通だった。
それがいつの間にか量販店の出現でテレビ受像器は東芝になったりメーカーを選ぶようになった。
さて、本題です。なぜ巨大なナショナルとソニーのテレビ受像器が売れなくなったのか。
その原因は明確だとボクは考えている。それは政府と電気会社が無理矢理地デジ化を推進したためだ。一般の家庭で普通に映っていたテレビを買い替えなければならなくなった。いや、強制的に買い換えさせた。そのために1~2年前に地デジ用のテレビ受像機は一時品不足になったりして電気会社は大もうけした。だか、庶民は懐を痛めて買ったテレビジョンをここ数年いや10年は買い替えないだろう。ここで一挙にテレビは売れなくなった。テレビ販売は急速に冷え込んでしまった。そう言えば大型家電店Yマダ電機でもKズ電機でもテレビコーナーに人はいない。つまり、これから何年間はテレビの需要はそれほど期待できないと言うことだ。
急速に地デジ化しないで徐々に移行していればジワジワと売れ行きは停滞しないで持続できたとボクは考えている。東芝もテレビから撤退すると報じられているのだが・・・。さらにアナログ終了でNHKの解約件数が18万件近くあるとのこと。テレビ受像機を買えない人もいるだろうし、テレビに見切りをつけた人もいるだろう。いやはや余計なことをしたものだ。
と、テレビジョンが我が家に入ってきた時の思い出をかみしめながらナショナルとソニーの合併のニュースを見ていた。やはり、政治の貧困だよなぁと考えてしまう。
あの頃はテレビのある家映画館みんなニコニコワクワク集い
と、言うわけで本日のブログもブチブチと愚痴をこぼしながらこれにて終了です。