安野光雅絵本展
得体のしれない生き物?
白い花シリーズ。シシウドの花である。湿った場所に一斉に花開く。ボクには不気味な花と感じてしまう。子どもの頃に田んぼから遊び場である川に出る場所などに群生していた。臆病者のボクはその間を通り抜けるのができなかった。だから遠回りして川までたどり着いた。そんな思い出があるから不気味だと感じるのかもしれない。足下に得体の知れない「もの」があるのではないかと感じてしまうのだ。
足下に得体のしれぬ生き物が住むと想えりシシウドの群
でもネットで調べると「ヨーロッパを中心に、古くから薬用・食用のハーブとして用いられている」らしい。なるほどねぇ。
そんなシシウドがドンドン背丈を伸ばしている。
ところで写真を撮影しようと花に近づいたら花の根元に茶色の虫が1匹しがみついている。甲虫のようで茶色に黒い縦じまがついている。ゾウムシの仲間だと思うがよくわかりません。でも虫の懸命さが伝わってきますねぇ。
素敵な絵本の原画たち
横手市の施設「ふるさと村」にある秋田県近代美術館で『安野光雅絵本展』が開催されている。先日、少し時間があったので行ってみた。知る人ぞ知る、小学校の教員をしていたのだが絵本の世界に飛び込んだ人だ。ボクも何冊か絵本を持っている。原画などが飾られていて「アー、あの本の中にあったなあ」と思い出すことができた。
1980年安野光雅さんの「魔法使いのABC」では平面に描かれた不思議な文字や絵が円筒のミラーで見るとちゃんと見えるという不思議な絵本である。この本を買った頃に「ほれほれ見でみれ」と自分で見つけた本の不思議さを押し売りする迷惑オヤジだった。
安野光雅さんが良いなぁと思うのは視覚的なこと数学的なことなど科学的なことが大好きだなぁと思わせることである。我が家のブラックホールに入り込んですぐに出てこないところが残念ではあるがそれらの著書も何冊かもっているはず・・・。
そんなことを思い出しながら絵本展をまわった。帰りに図録2000円也を一冊購入。6月16日まで開催とのこと。興味のある方は一見の価値ありですねぇ。入場料1000円也が高いか安いかはその人次第です。別に宣伝しているわけではありません。
不思議な絵懐かしい絵にため息を安野光雅絵本展にて
本日は仕事終了後宮城塩竃直行。これにて早めのブログアップです。