エジプトレポート【10】


今年秋田の最高気温とは・・・

 何と言うことでしょう。今日の日本における気温の高いランキングで我が勤務地横手が全国3位になっていた。午後3時現在ですが1位が新潟の新津37.2℃、2位が日本の高い気温の名所群馬館林36.6℃それについで3位に36.4℃で福井県小浜とあの熊谷そして横手と並んでいる。何と誇らしいことでしょう。もう0.1℃がんばって単独2位になってくれと願ったが・・・・(願いませんが)。意味が違いますかねぇ。
 今日は微妙に風があったが熱風でした。厳しい残暑は続いている。それでもススキはどんどん穂を出している。写真は我が家の近くのススキが密生している所である。

  言いませんもう書きません暑いとは最高気温八月終わりに


神殿などを見ましたが・・・

 神殿を見学してきた。訪れたのはルクソール神殿、ルクソール神殿よりも古い神殿(名前を聞いたが上の空でわかっていない)、ハトシェプスト女王葬祭殿(日本人観光客10名を含む60人近くがテロに巻き込まれて死亡した場所)などなどである。
 ところが神殿を訪れたときにボクのお腹の具合は最悪の状態だった。体調を整えるのに必死で、若きエジプトのガイド研修生諸君が真剣に話してくれる説明がろくに頭に入らなかった。まったくなんてこった・・・「見れども、見えず」の状態だった。
 幸い、塩竃のお父さんが撮影した写真があるので記憶の片隅に「アー、あそこで見たなぁ」とかろうじて引っかかっている。いつか機会があれば「心して」見学したいと思う今日この頃である。
 今回のレポートは行ったことがあるゼと、言う程度ですが記憶にとどめるために書きます。



8月はアッと言う間に過ぎてしまう。前半はエジプト旅行で経過して後半は大曲の花火で幕を閉じた恰好だ。明日から9月です。
我が家のとわちゃん。何でも彼女の言うことを聞くジジの手を引っぱって冷蔵庫に向かう。アイスクリームである。手を引っぱって外出しようとする。最近の夕方は虻やブヨがいるのでちょっと危険である。彼女も顔の周囲に羽音が聞こえると首をすくめて逃げてくる。いずれにしても「怖がる」ことも覚えてきたことは確かである。それも成長でしょうね
これにて本日のブログは終了です。

田の面の色変化


少しずつ季節は??!!

 どんなに残暑が厳しくても8月も終わりになれば田の面の色が変わってきた。稲の穂が黄金色に変化してきている。あと1ヶ月もすれば収穫シーズンになるのだろう。
 そんな雰囲気が南外薬師堂方向に見えたので1枚撮影してみた。ところがあまり良く写っていません。気分だけですね。

   今日もまた猛暑日になり新聞は南外地区の水不足伝え


自己矛盾

 結局、ブツブツと文句を言うのは今の政治状況しかない。
 昨日、参議院で野田内閣の問責決議案が可決されたという。問責決議は自公を除く野党が提出した内容に自民党がのった形だそうな。

 その問責決議には「野田内閣が押し通した消費税増税は公約違反」「国会運営では(民自公)3党のみで協議し、議会制民主主義が守られていない」などの理由が書かれているそうだ。この内容に自民とは賛成したのである。
 つまり自民党は3党合意で成立した消費税増税法案に対してて自分たち自民党はダメである。と、言っているのだ。各新聞とも自民党の「自己矛盾」と表現している。

 要するに自民党はほとんど「死に体」になっている民主党を早く引きずり落としたいだけ。民主党は政権にしがみつきたいだけ。そうすることで選挙に有利になることだけを狙う構図になってきた。こんなことはボクのような素人でもはっきりとわかる。
 国民のことは何も考えていない。自分たちのことだけである。 「アーァこんな政治家達が日本を動かしているのか」と心から歯がゆく思う。だが、選んでしまったのは国民だから何ともならない。次の選挙で鉄槌を下ろすしかない。
 例え、そうだとしてもボクの一票ではどうしようもないし・・・。まぁ、それでも粘り強く見てゆくしかないんだろうなぁ。
 残暑厳しき折、なおさら気持ちが落ち込む今日この頃ではある。


我が家のとわちゃん。昨日、ババと一緒に村役場に行ったそうだ。するとババの後をついてきたとわちゃんが回転ドアの角におでこを強打した。コブがむくむくとふくれてきてあわてて病院にかけつけた。結局は大丈夫だったとのことで一安心だが子ども(幼児)が一緒にいるときは細心の注意が必要だなぁとつくづく思った。おでこに何だかこぶのようなものが見える可哀想で気の毒で・・・。
と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。

エジプトレポート【9】


夕焼け

 夕方6時半頃になったら西の空が真っ赤になった。
 とにかく残暑が厳しい。昨日、最高気温35.9℃を記録した東由利が35℃くらいでボクの勤務する横手地区は35.2℃ぐらいの気温だった。まぁ、要するに35℃を超えたってことで猛暑である。帰宅の時に天気予報を聞いていたらしばらくこの状態は続くようだ。驚いたのは北海道でも30℃声の予報が出ていることだ。さらに北海道ではこの時期に100年ぶりとかの熱帯夜らしい。北国高温状態の珍しい夏なんでしょう。

    暑いですこんな言葉は使いません「ノギノギノギデ カラダアベワリ」


ナイル川

 エジプトはナイル川があるので栄えたと言われる。
 砂漠のど真ん中をナイル川はとうとうと流れている。ピラミッドもスフィンクスも神殿もナイル川を使って重い石材を運んで建造することができた。運搬してからどのように積み上げたかは人力のなせる技だろうがナイル川なくして巨大建築物はなかったと思う。
 そして、紙の祖先?であるパピルスもナイル川産である。もちろん別の大河川でもパピルスは存在したのだろうが、歴史的に貴重なパピルスが現存するのもナイル川あってこそだ。

 ナイル川にエジプト滞在中に2回船出した。
 1回目はカイロでの大型船クルージングである。100人近くの乗船客が夕食をとりながらナイル川を約一時間半ほど下ってゆく。船内ではエジプト特有の音楽や踊りが繰りひろげられてパイキング方式でエジプト料理を堪能できた。音楽や踊りを見飽きたらデッキに出て暗い川面を走る水音を聞きながらカイロの夜景を船から見物できた。

 2回目はルクソールに行ってからのエジプト型帆船のセイリングである。リエちゃんとムーディーさんがヨットのクルージングを計画してくれたのだ。願ってもないことだ。

 ルクソールのナイル川独特の型であるヨットに乗り込んでナイル川のセイリングである。ナイル川の水はとてもきれいだ。ただ、飲むことはしませんが・・・。風だけで川面を進んでゆくヨットはなかなか素敵である。
 水音と風が心地よい。30分ほど上流に登ってゆく頃に夕陽が沈んだ。川の向こうからはコーランの音が聞こえてくる。ルクソール神殿や自分たちの宿泊しているホテルなどを河岸に見て往復2時間ほどナイル川の上でノンビリと過ごした。こんな素敵なセイリングができたことに感謝しています。

 ナイル川はルクソールで川幅200メートル深さ15メートルくらいだろうか。カイロから700キロ近く上流でも多くの水量である。そして川はカイロに向かい地中海まで届く。エジプトの母なる川だと心から実感した。

 なお、船の写真は鹽竈のお父さんが撮影したものです。引用させてもらいました。


 本日、ボクが所属する無線クラブADXAのエディターKQCさんからメールでニュースシートが届いた。ニュースシートはいつもながら素敵な編集である。
内容を見ていたらボクのブログが紹介されていた。ありがたいことです。そしてエジプトの無線局のカードが一枚掲載されている。ボクもエジプトの無線局と交信したことがあるのでチェックしたら下の4局との交信があった。 
SU1MR 7MHz CW 1987/10/10
SU1AH 14MHz CW 1987/12/1
SU1EE 21MHz CW 1988/5/18
SU1ER 28MHZ SSB 1989/9/20
すべて交信カード(QSLカードと言いますが)は交換して持っているが倉庫に入っていて手元にないのが寂しい・・・。とても懐かしい話である。KQCさんこのブログを見ていたら感謝感謝です。

と、言うわけで本日のブログは終了です。

まったく話にならない政治状況


連日真夏日

 空気が燃えている。そんな気持ちになる。今日は職場のすぐ近くにある東由利町で35.9℃を記録し勤務地のある横手では35.4℃。この夏(秋)最高の温度を記録したようだ。
 写真を1枚撮ってみるとやはり空が煮えたぎっている感じがする。しかし、エジプトの空のような青さではないのが湿っぽいことを表す。

    息を吸う空気が熱い息苦しい残暑真夏日三十五℃


幼稚な政治家たち

 「朝日新聞なんか購読するをやめちゃえ」と数ヶ月前に猛烈な勢いでボクは思った。
 朝日新聞は庶民の味方だとボクは長い間考えていた。おそらく多くの人も読み応えのある反骨精神のある新聞だと考えていただろう。
 ところが消費税増税についての論調がひどかった。増税大賛成で民主党や自民党や公明党の三党合意はやめないで「今、消費税増税を決めないでいつ決めるのか」とばかりに「尻たたきキャンペーン?」まで始める状況だった。
 こりゃあダメだ。と、思った。大昔、大政翼賛会に新聞が荷担したことを聴いたことがあるのだがそれに匹敵する勢いだったと思う。 だから朝日新聞なんかやめてしまえと憤慨した。その点ローカル紙の魁新報は庶民の味方だなぁとあらためて感心した部分がある。まぁ、それでも購読を止めずにいるのはボクとしても軟弱なのだが・・・。

 さて本題です。それだけ腹立たしかった消費税増税決定のいきさつについて日刊スポーツ(2012.8.28付)のコラム『政界地獄耳』には『増税翼賛を猛批判の喜美節』が掲載された。
 みんなの党・代表の渡辺喜美氏がJR千葉駅前に立ち次のような演説を炸裂させたというのだ。

『民主党は自民党そのものの政策をやっている。その中身はなんのことはない。3年前に麻生内閣が企画立案した、まあ財務省が作ったんですけど、それと全く同じこと。財務省というシナリオライターが一緒ですから。衆議院本会議場で演壇に立って議場を眺めるとおぞましい光景であることに気がついた』
と、民自公あわせて400人もの増税談合体制をつくったことを言い、そのツケは国民のもとに返ってくると話す。
 渡辺氏は聴衆(国民)に問いかける。

『民主党はダメなんだけれど、じゃあ自民党にしたらよいのか。自民党は増税した分を国土強靱化と称して金のばらまきをしようとしている。自民党で増税を主導した人たちの選挙区は整備新幹線やら道路予算なのがふんだんについている。自民党の時代だってやらなかった整備新幹線3兆円だ。まさに先祖返りでこういう金の使い方がされるようになるんです』

 増税が決まったとたんに民主と自民は解散時期がどうのこうの、内閣不信任がどうたらこうたら・・・。と、政局に向けて突っ走っている。要するに増税することで金の心配がなくなったらあとは権力を握れとばかりの動きだ。要するに同じ穴のムジナたちである。

 さすがの朝日新聞の社説も今の政治状況を「幼稚さにあぜんとする」と切り捨てている。社説には若干の提案を両党に出しているが消費税の時のような熱意はない。
 こんな自分のことしか考えない政治家たちを選ぶ国民が馬鹿なんだよなぁと自分も国民の一人としてため息をついている。
 次世代に原発や放射能を残すのはボクら年寄りの罪と言えないわけではないが、借金を残すのは仕方がないような気がするのです。余分な金が出てくる消費税の裏でうごめく政治家の暗躍があると考えるのが今の状況だ。消費税増税はやってはいかんと思うのです・・・。


 久しぶりに登場わが家のとわちゃんブログには7月31日以来の登場。
 約1ヶ月の時間は子どもの成長にとってすさまじい時間である。彼女の要求を出すのも具体的になった。すねるのも上手になった。甘えるのもなかなかに手がこんできた。箸の使い方も上手になってきたねぇ。彼女の発する言葉も「とわ語」から少しずつ「日本語」になってきた。やはり、子どもの成長は早い速い。

これにて本日のブログは終了です。

エジプトレポート【8】


秋田県高校野球秋季地区大会抽選結果

 早いですねぇ。夏の甲子園が終わったばかりだが秋田県では各地区大会が今週末から始まる。三地区の抽選会がおこなわれ組合せが決まった。

 組合せ表は写真をクリックすると拡大できるので何とか見えると思います。それでも見にくい場合は明日の魁新報を確認していただければ幸いです。

 球児たちの活躍を期待しましょう。春のセンバツにつながる大会。そのために敗者復活も各地区でおこなわれる。大会運営も大変だと思います。

   来春のセンバツめざす地区大会抽選終えても厳しき残暑


ツタンカーメン

 なんと言うことでしょう。エジプトから帰ったらツタンカーメン関係のテレビ放送やら書評が目白押しで登場した。いろいろな場面でエジプトのことは紹介されていたと思う。だが、ボクのエジプトに対する感度が鈍くてキャッチできていなかったのかもしれない。それがエジプトに行ったことで少し興味の範囲が広がつたのだろう。

 まずはテレビ放映された『誰がツタンカーメンを殺したのか』である。テレビ番組は2時間ちょいだったがCMをカットして再編集したら本編は1時間35分程度のDVDになった。
 内容を簡単に言えば次の通り。ツタンカーメンのミイラをCTスキャンしたら骨折部分があり馬の戦車から転落したのではないかという推理だった。テレビ番組特有のエンタティメント満載の番組である。

 次に書評は河北新報(2012.8.19付)に『太古の王に思いはせ』と題してタレントの高田万由子さんが書いていた。
 高田さんが娘さんの部屋を片づけていたら「ツタンカーメン王の秘密(講談社青い鳥文庫)」を見つけて王墓発見の劇的な物語を読んで魅せられたとのこと。
 この子供向け文庫はツタンカーメンの墓を発掘した考古学者ハワード・カーターの著書を仕立て直したものである。そこで高田さんは原作の「ツタンカーメン発掘記(ちくま学芸文庫)上・下」を取り寄せて読み進めた。
 彼女の書評には『10代で世を去った太古の若き王の人生に思いをはせれば、豊かな歴史ロマンを堪能できること請け合いです』と書いている。

 それじゃあ早速と、ボクもこの3冊の本を探した。「ツタンカーメン発掘記(ちくま学芸文庫)上・下」は2001年に第一刷が発行され今年つまり2012年に第二刷になった本であるから新刊で入手できた。
 「ツタンカーメン王の秘密(講談社青い鳥文庫)」の新刊はなかったので古本を探した。ありました。

 まず子供向けの「ツタンカーメン王の秘密」を読了した。
 王家の谷が大昔から慢性的に墓泥棒に襲われていたことがわかった。ほとんど無傷で発見されたツタンカーメンの墓も墓泥棒に入られていたことが記されている。しかし、墓の構造上の問題などでツタンカーメンの墓からはほとんど盗みだされず奇跡的に多くの埋葬品が残っていたと言う。
 そう言えば発見当時の写真などは乱雑に財宝が積まれていたなぁ。泥棒たちがあわてて逃げたのかもしれないと推理している。
 「ツタンカーメン発掘記」は読み進めているがついつい居眠りしてしまう。徐々に取り組んでゆく予定だ。

 カイロの博物館で実際に見たツタンカーメンの黄金の仮面はすごいものだった。そしてルクソールの王家の谷ではツタンカーメンのミイラも見ることができた。
 その日は下痢気味だったので早めに墓の中から出たが一緒に行った塩釜のお父さんは監視人の特別の計らいで、間近でツタンカーメンのミイラを見ることができたと言う。下痢でなければ・・・・。残念。
 そんなわけでツタンカーメンのことを初めて知ったのである。ハイ。


それにしても残暑が厳しいですねぇ。先ほどの天気予報では9月になっても30℃を超える予報だ。げんなりしながら、これにて本日のブログは終了です。

大曲の花火レポート簡単に


仕掛け花火の祭典だった

 最初に感じたこと。今回は人出が少ないなぁと思ったのである。ところが今朝の新聞を見たら何と言うことでしょう。昨年よりも6万人も多い76万人が詰めかけたと主催者発表があったとのこと。ウームそうかなぁ。ボクの実感では昨年よりも2割は少なかった感じがする。一昨年だったと思うがNIさんとHMZさんと会場の出口で会った時が最高の人出だったと思う。まぁ、人出はあまり問題ではありませんけれど・・・。

 昨夜は風もなく昼間の熱気がなかなか冷めなかった。だから花火の煙もなかなかはけずに煙の中に花火が上がっていた。
 さすがは大曲の花火だ。競技会で上げられる10号割物の菊や牡丹がパッと開いてパッと消える潔さが興味をそそられた。
 仕掛け花火や各企業提供の花火の華やかさは今大会がとても素晴らしいと感じた。
 花火を見に来ている人たちのほとんどが期待している「大会提供花火」は参加している花火師たちの全勢力を傾けた「これでもか、これでもか」という意気込みが伝わった。花火が夜空を彩るってのはこんな状態だろうと感じた。

 花火を観ながら写真を撮るもんじゃないなぁとあらためて思った。だいたい手持ちのカメラで花火の良い写真を撮ろうなんていう気持ちがよくない。ほとんどが手ぶれでまともに写らない。塩竈のお父さんが言った言葉が正解である。

「カメラをもっていかないの?」
と、ボクが聞いたら
「花火を写すより、花火を観た方がいい」
名言だと思った。

 ビールを飲みながら2時間ほど花火を堪能できた。帰り道は国道13号線に出るまでは苦戦したがメインルートに出たらスイスイ帰ってくることができた。良かった良かった。

   ドンと鳴った花火の音に身をすくめ孫のとわちゃん花火嫌いに

 火薬を発明発見した人たちも武器でなく花火に使うことだったら悲しまなかったんだろうなぁ。と、少し考えたのだが酔っ払ってすぐに忘れてしまいました。



本店の社長のお世話で腹ごしらえをし会場に向かった。集合した面々で記念写真を1枚。感謝感謝。
これにて本日のブログは終了。若干の二日酔い気味ですフーッ。

大曲の花火へGO


田んぼの色が

 少しずつ黄色になってきた。日中は暑いが確かに秋は近づいている。今日開催される大曲の花火が終わると夜は一気に秋めく。

   花火の日街は華やぎ期待満ち百万の目は夜空に融けて


写真のカメラはライカM5というマシン。動作するかどうかは確認しなければいけませんが初めて手にする機械である。ずっしりと重い。手に持つだけでカメラの歴史に振れることができた。

これから大曲の花火へ。本店の社長にはお世話になります。ブログは生存証明です。ソワソワウキウキです。

高校野球は秋田顔で


ムクゲの花

 道路際に薄紫の花が咲いている。ムクゲの花である。朝日に透けて見える花が残暑にかすみます。道路脇に車を駐めて一枚写してみた。


良き敗者たれ

 朝日新聞(2012.8.24付)にコラムニストの天野祐吉さんのコラム『「純粋」の最後の砦』として、甲子園で開催された高校野球の観戦記が掲載された。

 アルプススタンドで観ている人たちは、試合を見ているよりも選手と一緒に野球をしている感じだなぁなど、甲子園の熱さに感嘆している。その中に面白い一文がある。

『でも近頃は、選手の顔を見ていても、どこの県の代表なのか分からなくなりましたね。昔は、例えば秋田県の代表選手はみんな秋田っ子みたいな顔をしていたもんだけど。今はそういう意味の地方色がなくなっている。ま、そういう時代なんだとは思うけれど、ちょっと残念だな。野球留学とか、いろいろ問題はあるんだろうけど、それでもまだ高校野球には「純粋」という言葉がよく似合う。なぜ高校野球に「純粋」のイメージがあるのか、それは「純粋」なものがどんどん失われていく今の世の中で、せめて高校野球くらいは純粋であってほしいとの思いが世の中に強くあるからでしょうね。つまり、ぼくらが勝手に高校野球に押しつけているのかもしれない。選手たちには迷惑かもしれないが』

フフフフフ。その通りですね。秋田県人は顔を見ると「アーッ秋田の人だ」と一発でわかる。とボクはほとんど間違いなく見分けられる。
 天野さんは甲子園の高校野球はいわゆる「地区対抗」のような状況が薄れていることを残念がっている。しかし「純粋」と言う言葉のニュアンスで上手に逃げていると感じた。
 コラムの結論として『敗北を自分の力にしてくれたらいいなと思います』と願いを書いている。ボクも好きな言葉である「良き敗者」つまり「グッド・ルーザー」ってことですね。

 天野さんは野球の世界でも、いい勝ち方やいい負け方がちゃんと分かるような「見巧者」になりたいと言う。

『いい戦いをしたかどうか。大切なのはそこじゃないでしょうか』

と、結論を出している。

 野球でもどんなスポーツでも「勝てば官軍」なのだが、最後に勝ったチーム(人)以外は負ける。勝つことは大事であるが負けたときの態度も大事なんだろうなぁ。天野さんはさすがコラムニストだとあらためて感じさせてくれた。

 でも、高校野球はやっぱり秋田は秋田県の顔がほとんど。青森は青森の顔がほとんど。岩手は・・・。こんな甲子園を見たいものだとボクは思う。 

   東京ですれ違う人なんとなく秋田顔なり懐かしさフフ


やはり大気の状態が不安定だろう。夕方になったらでかい入道雲がムクムクと起き上がってきた。遠雷が鳴っている。明日の大曲の花火大会はたして・・・・。本日のブログはこれにて終了です。

甲子園決勝


薄皮をはぐごとく・・・・

 少しずつ秋が近づいてくるのは感じる。まず日の入りの時間が午後6時過ぎになったこと。朝方の気温が20℃前後になってどんなに暑くて寝苦しくても肌寒くなって毛布を引っ張り出さなければいけなくなったこと。そして、空に時々現れる雲の形が鰯雲になってきたことである。

 勤務に向かう途中。湯ノ又バイパスから湯神台方面を見通した場所で空を見上げたら雲は秋の様相だった。今、この道路は200メートルほど行くとT字路だ。しかし、何ヶ月後かには湯ノ又から湯神台経由中野地区にかけてまっすぐになるバイパス工事が始まっている。
 今は亡き母のお母さんつまりボクの祖母の実家(すでに廃屋のようになっていた)が1ヶ月ほど前から解体が始まった。オリョリョと思っていたら完全に道路用地になったのである。昔、親戚、今は無縁の家ではありますが、あの大きな家屋敷が道路に変わってしまうのは少々寂しい気がしないでもない。少しずつ時代は変わることを実感したのである。

     入り口に鯉の棲む池あったなぁ祖母の生家は解体で消え


大阪桐蔭春夏連覇

 大阪桐蔭が青森光星を3-0でしりぞけて春夏連続優勝。結局、大阪第一代表が第二代表に勝った構図と言えるかもしれない。もう少し言えば地元に残った選手たちの意地の勝利かもしれない。

 去年といい今年といい青森勢の高校の準優勝の感動は40年前の三沢高校の方が何十倍もある。と、ボクはいまだに思うのである。

 野球を通してどんなことを学んだのかだろうねぇ。ただ単に「野球だけ」では遠くから北の国に来た意味はないと思うのです。
 さっき午後9時のNHKニュースで「他の地域から入学したが青森の風を吸い、青森のご飯をたべて」と言う保護者の言葉が放送された。やはり他国から来たことが気になってはいるんだろうなぁと少し気の毒ではあった。
 まずはお疲れ様でした。

 ま、いずれにしても夏の大会も終了。新チームに向けてどのチームも仕切り直しになる。各チームの健闘を期待しよう。



夕方、帰宅する時間帯に横手盆地付近で空を見上げたらあちこちに入道雲が盛り上がっている。今日の気温上昇で大気が不安定になっているからだろう。その一つの入道雲が夕陽を浴びながら三日月(旧暦6日目)に向かって上昇している。写真の月の姿は点にしか見えない。しかし、とても素敵な景色だったとボクは思った。

   三日月に向かって延びる積乱雲残暑夕刻涼風さらり

これにて本日のブログは終了です。

エジプトレポート【7】


猛暑

 いやはやワープロに向かうと「暑い」の文字を無意識に打ってしまう。それだけ暑いのである。35℃まで上昇している。何ともかんとも・・・。

 まぁ、我慢するしか仕方ありませんけれどせめて愚痴だけでも言いましょう。自宅を出発する前に隣の家のサルスベリの花が朝日に透けてずっしりと重たく輝いていた。

   サルスベリ朱いかたまり重たげに夏の名残は35℃


カメラ故障の巻

 カイロに着いて飛行機を降りてカメラを出したら液晶画面の見え方がおかしい。ピンクがかっているのだ。撮影した画像にピンクのエフェクトをかけた記憶が無い。ウーム。

 ビューファインダーに切り替えたら写真は普通に写っているし景色も普通に見える。しかし、液晶に切り替えたら相変わらずピンクである。
 この色合いはどこかで見たことがある感じ。若い頃にピンク映画を観に行ったことがある。その当時のピンク映画は白黒画面から突然画質の悪いカラー画像に切り替わる。パートカラーとボクらは呼んでいた。そのカラー画像になると何と言うことでしょう。・・・・。これをあてにして行ったのだがガッカリすることが多かった。ボクの持参したカメラの液晶画面の色具合がこの時のピンクっぽいのだ・・・。

 電源を消して次の日になったら回復するかと思ったら一層悪化していた。画像はピンクから黒っぽくなり3日目にはブラックアウト。液晶画面がまったく機能しなくなった。アーァ。
 それでもビューファイダーがあったので撮影することはできた。とりあえず画像の確認もOK。おかげでプログアップもできた。

 帰国してからカメラの製造元に問い合わせたら保証期間内ということで往復の送料込みで無料とのこと。本日、無事修理されたカメラが返ってきた。すべて元通りになっていた。
 もし液晶画面しかなかったらカメラは「小型のただの箱」になってしまうところだった。アブナイアブナイ。カメラはコンデジをサブに持っていると良いなぁと思った。

 写真はカイロのホテルで鏡の中の自分自身を写しているところ。このホテルはバルコニーからピラミッドが展望できるので評判とのこと。ボクの後に写ってるピラミッド写真はホテル開業当時のものらしい。


甲子園大詰め・雑感

 決勝は大阪桐蔭高校と青森光星学院の対決。春のセンバツ決勝と同一対決。大阪第一代表と大阪第二代表の対戦と揶揄されてもいるのだが果たしてどうなりますか。

 今朝(2012.8.22付)の朝日新聞は高校野球一色だった。まずは天野祐吉さんのコラム『CM天気図 校歌の効用』である。校歌の効用と言うか大切なことについては考えるところがあるので後日取り上げます。

 そして「週刊新潮」の広告である。その見出しには『熱闘甲子園 高野連もずっこけたベスト8強! 「わいせつ強盗」高校Vs「津波火事場泥棒」高校』の文字が躍っている。

 最近、不祥事における高野連処分の傾向は部員の連帯責任がないような傾向だ。それでも部内での不祥事の処分は重いような感じがする。例えば部内でいじめ、暴力、飲酒、喫煙などがあった場合の処分は重い。しかし、部員が野球部外で万引きや喫煙、飲酒、カンニングなどで補導されたり停学になった場合には比較的軽い処分になるようだ。ただし、これらも報告が遅れたり隠したりすると処分は重くなる。昔は部員が部外でパン一個を万引きしただけで大会出場できなかったこともある。また、チームが甲子園に向かっている途中で部員の不祥事が明らかになり引き返した例もある。

 だいぶ前にボクも高野連に処分を受けた人間である。不祥事が起きたときにどう対処するか。常に備えておく危機管理が必要だと考える。
 で、正直に言えば「わいせつ強盗」「津波火事場泥棒」「寮内致死事件」などは大会参加を辞退すべきだと最近は考えるようになっている。少し頭が固くなったのかもしれない。いかんいかん。

 雑念を捨てて無心に明日の甲子園決勝の結果を注目したい。と、書いておこう。


これにて本日のブログは終了です。
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