日本人はコメを食べよう!!


恩師卒寿の祝いで

 今日は盛岡。大学の恩師である吉田稔先生が卒寿を迎えられる。吉田先生の土壌学研究室を卒業した有志が集まりお祝いの会を開催したのであります。
 
 今日の会に『90歳のつぶやき』という4ページの通信プリントを参加の皆さんに作って配布してくださった。
 内容は,吉田先生の近況・地形と土壌(空中写真の利用)・日本のコメ・日本人はコメを食べよう!!の4部構成になっている。先生がこの中に書いておられる
「ささやかな学と教養に従って良い生活を心がけています」の言葉がしみじみと伝わってきます。

 先生が「日本人はコメを食べましょう」とご挨拶のなかで話してくださった。
 そこで、このプリントにある「日本人はコメを食べよう!!」をブログに掲載しても良いですか?とお尋ねしたら「OK」の返事をいただいた。そこで引用させていただきます。


『日本人はコメを食べよう!!

 私が小学生のころ、日本の人口は6千万だった。人口グラフから見ると、昭和初めに6千万だった人口が7千万になったのは昭和8年ごろである。当時は朝鮮・台湾を含むから、これを除くと昭和8年の内地(現在の日本領土)の人口は5千万未満だったと思う。現在の総人口は1億2千万余で当時の2.5倍くらいにあたる。
 人口の変動は一国だけでなく地球規模で社会経済や自然環境や生態系のバランスを崩す要因ともなる。人口に関連する問題は今世紀の人類が直面する重要課題となっているだろう。現在の地球の総人口は68億、昭和初期には20億だったから3.4倍。
 わが国として重大な心配の一つは食糧問題。そのことには政府も言及する。いわくわが国の食糧自給率はカロリーベースで何%しかないと。一流国でこんな食糧自給率のところはないと・・・・。
 わが国はコメ余りとか減反とか言っている時ではないのだ。コメを栽培しコメを食べるべきだ。日本は平坦地が少なく狭い。国民の生活・文化レベルは高度だから人件費も高い。国産コメは外国コメより高価になるだろう。国産コメの消費を伸ばすためには、政治力と良識とが必要だ。
 それでもコメの完全自給率は難しい。化学肥料が自給できない。P(リン)K(カリウム)は資源が無い。N(チッ素)は原料が大気だから無尽蔵だが、肥料製造に要するエネルギーの自給は難しい。農作業用のガソリンなども自給は難しい。コメを食べるのも難しいのだと知るべきだ。(ヒトの生産する自給肥料は無限の究極の肥料です)
 農業は一次産業。すなわち基本産業です。これに従事する人は人類の基本を支える人です。人類の貴族です。国の貴族階級には問題が多いが、人類の貴族は食の貴族です。宮沢賢治は真の貴族を目指したのだろうが、思慮が不足したために健康も生活も維持できなかった。生き抜くためには英知が必要だ。』


 農業問題を鋭くとらえているなぁ。いずれにしても日本人は主食であるコメを食べるべきである。もちろん日本酒の消費もですが・・・。
 今、自民党政府は減反をやめて飼料米の生産にシフトしようとしている。飼料米には補助金を出すが人の食べるコメには知らんふりをしようとしている。彼らが公約としたTPPの聖域を放棄するために姑息な手段を弄しようとしているように見える。
 政府は吉田先生が言う「日本人はコメを食べよう!!」のスローガンを出すべきなのだ。
 「いわゆる貴族階級」にチクリと皮肉を言って農業に従事する人たちにリスペクトしておられる。いいですねぇ。

 ボクも90まで生きられるのかなぁ。そのためには「ささやかな学と教養に従って良い生活を心がける」ことと「総合的な生活力をつける」ことだなぁと思ったのであります。吉田先生の日々の総合的な生活力とは90歳になっても「自分で食料品を買い物に行ける」「自分の料理ができる」「家のなかを片付けることができる」の実践です。ボクにとってはこれらのことが一番難しいなぁ。でも、吉田先生を目指して生きてゆきたい。.
 とても素敵な会でした。企画してくださった方たちに感謝感謝です。




写真は盛岡駅で「スーパーこまち」と「すーぱーはやぶさ」のE6系の車体が合体する様子。
これにて本日のブログは終了です。

カギ穴からの指令???


積雪10センチ

 ゴゴゴゴゴ・・・。朝、除雪車がやってきた。いいねぇ。村の除雪車である。
 今朝は10センチほどの湿雪が積もった。写真のように電線は着雪のために長いきりたんぽのようになっている。前回ほどではなかったがいよいよ本格的な冬がやってきたような気がする。

  電線に着雪したる重い雪ドサッと落ちて電線レプリカ
  粘りけの強い雪降り電線はきりたんぽ状これは不味いぞ


もう始まっている「カギ穴指令」

 新聞の政治漫画はすごい。先日も安倍晋三首相の見事なスタイルをコピーさせてもらった。今回は鍵穴から覗く安倍首相。題してもう始まっている「カギ穴指令」

吹き出しには次の言葉が並んでいる。
「ごまかせ」
「教えるな」
「変えるな」
「逃げ込め」
「オレが第三者?」
「民主主義?」
「知る権利なんか 知らん」
描いた山田紳さんは首相の心に飛び込んでいるのではないだろうか。と、思わせる吹き出しであり独り言であり命令である。
 間違いなく真実そのものだ。

「ごまかせ」「教えるな」「変えるな」「逃げ込め」の言葉は歌手のような名前の森なんとか大臣(何を言ってるのか支離滅裂)に対する叱咤激励でもあるようだ。また、秋田県出身の官房長官に対して話させる言葉なんだろうなぁ。
「オレが第三者?」「民主主義?」「知る権利なんか 知らん」これは国民を嘲っている言葉だろう。この中の「?」が本当に怖いなぁ。
 あくまでも推測ですけれどね。安倍首相はこんなことを考えていても「それは秘密です」と言うんだろうなぁ。

 特定秘密保護法案。どう考えても悪法である。最後まで反対したい。


と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。

『砂の栄冠』眉毛戦争勃発?


まゆ毛はそるな!

 先日、若き友人(ボクはそう思っているのだが・・・)からメールが入った。
「砂の栄冠15巻は見ましたか?太眉、細眉戦争勃発。誰かに何かを表現したくて眉をいじる。ん~~おかしい」
メールの後半部は省略しますがこんな内容でした。

 『砂の栄冠』しばらく読んでいなかった。
 『砂の栄冠』とは名作『クロカン』の三田紀房氏の描く今の高校野球コミックである。そう言えば『クロカン』も若き友人『クロカン』の存在を紹介したことによってボクも知ることができたのである。
 『砂の栄冠』は高校野球の生き字引とも言われるスポーツジャーナリスト田尻賢誉氏が監修している。だから帯にも「甲子園指南書」と自負するくらいの手に汗握る高校野球コミックだ。
 この最新の15巻は「眉毛戦争勃発」である。内容を簡単に言えば一つのチーム内で「まぁ、適当に野球をやったらいいだろう」という気持ちの細眉派。「さらに向上して成長しようとする太眉派」ができチームが分裂しそうになることがテーマだ。

 ボクは高校野球に取り組む球児の細い眉毛(眉毛をいじること)は、その球児の成長を止めてしまうと常に考えている。帽子のひさしの形もそうだが、なぜ高校野球に取り組む少年たちがハ虫類のような顔になる細眉にするのか。
 要するにチャラチャラしたいだけなのだ。目立ちたいだけなのである。つまり、野球の本質ではないことに夢中になっているのだ。

 コミック15巻の解説でも触れられているが、春夏甲子園を連覇した興南高校でもセンバツ後に主力選手が眉毛を細くしたことが発覚。我喜屋監督はそれらの選手たちを1週間グラウンドへの立ち入りを禁止した。禁止された選手たちはグラウンド周りのゴミ拾いや草抜きをしていたが、そのうち拾うゴミもなくなり周辺地域を掃除していたという。
田尻さんの分析では興南の選手たちはセンバツ優勝で気持ちがキレてしまった。それを我喜屋監督は一から指導しなおして夏に臨み夏の甲子園も制したのである。

 眉毛については某高校の顧問の時が強烈な思い出だ。一部部員が細眉にしたのである。その理由は顧問やスタッフに対しての反発だった。しかし、ボクの尊敬する監督は興南の我喜屋監督と同じような指導をした。
 その後、紆余曲折はあった。細眉にした部員たちがもとの自然の眉に戻った時にチームはワンランクもツーランクも成長したとボクには見えた。遠い,懐かしい想い出になってしまったのだが・・・・。

 要するに眉毛をいじったり帽子を変形させているようでは本当の高校野球(何が本当なんですかと言われそうだが真剣に前向きに今を全力で取り組む高校野球のことです)はできない。結局、細眉軍団は負けた時の言い訳だらけなのだ。もっと言えば潔さがないのである。だから高校野球でしこたま(秋田弁です)細眉にしているハ虫類球児を見るとガッカリするのであります。

 11年前、高野連が異例の通達を出した。異例だから普通ではない。それは「まゆ毛そるな髪染めるな」だった。10年以上経過しても似たような状況は続いているってことだろうなぁ。
 高校野球ばかりではないが生徒諸君を指導することの基本は眉毛がしっかりしているかどうかかもしれないと今で思っている。

 なかなか奧の深い『砂の栄冠』高校野球ファンはぜひ一読を。久しぶりに読むきっかけを作ってくれたことに感謝である。




今年7月に実施された参議院議員選挙の一票の格差。広島高裁で憲法違反で選挙無効の判決が出た。当然のことだ。先日の最高裁の何とも腰折れ判決と比べると民主的でしっかりした考えの判決だとボクは思う。
憲法違反でしかも選挙無効との判断が出た参議院議員たちが審議する特定秘密保護法案はダメだってことになるとボクは思うのだが・・・。行方を見守りたい。

久しぶりにとわちゃん登場。サングラスである。保育園で作った紙の眼鏡。彼女のお気に入りだ。これをかけているのを見ると映画「カールじいさんの空飛ぶ家』でカールじいさんの子どもの頃の姿に似ているなぁとジジバカは思っているのであります。ハイ。
これにて本日のブログは終了です。

禁じ手そのもの


一斉に批判の声が


 特定保護法案の強行採決に対して多くの新聞紙上が一斉に批判の声をあげている。
その中で朝日新聞秋田版(2013.11.27付)に掲載された99歳のむのたけじさんの言葉が印象的だった。

『戦時反省なし 悲劇始まる 人が身構え、人間関係壊す』
『本当に情けない。第2次大戦で日本は他国に侵略して徹底的に反省して同じ過ちを繰り返さないようにしなければいけない。
ところが法案をめぐる国会の討論では,過去の戦争の悲惨な体験が反省材料として持ち出されていない。過去に照らせば「秘密を守る」法律が出てくる時は,血なまぐさい戦争の準備と絡んでいるんだ。秘密を暴けば罰せられるのだから、報道の自由も知る権利も守られない。大きな悲劇の始まりだ。
特定秘密保護法が効力を持てば、たとえ戦争が始まらなくても、国民生活には辛気くさいムードが立ちこめる。一人ひとりが身構え、ブレーキをかけてしまう。友人や家庭、親子の間まで警戒して人間関係を壊す。
日本にそんな過去があるのになぜ国会は法案を通すのか。絶対に許してはだめだ。世界中の物笑いだ。国家そのものが戦争体制につながるような手配をするような国はどこにもない。憲法9条を掲げる日本がそんなことを強行するのは戦争で亡くなった人たちへの裏切りだ。
衆院を通過しても、手続きはまだまだある。国民みんなで反対だ。もしも参院を通るようなことになれば、賛成した議員たちはみんな選挙で落とす。命ある限り、戦わないといけない。反対ののろしを大きく上げよう』

 もう一つ。朝日新聞に掲載された安倍首相の政治漫画。見事に言い当てている。「世の中を暗くする法律だって?オレの気分は明るいけどね」

 日刊スポーツの見出しも言い当てている。『安倍の禁じ手 強行採決』
 相撲のこぶし打ち・髪の毛つかみ。将棋の二歩。囲碁なら他に打たずにコウ取りをするなどやった途端に反則負け

第1次安倍政権の時には強行採決の連発で自民党凋落の原因となった。禁じ手をやったのだから反則負けは時間の問題。

今回の強行採決について「消費税の強行採決ならば国民は長い間忘れないだろうが、特定秘密保護法案の強行採決はすぐに忘れる。だから強行採決はありだよ」とうそぶく自民党議員がいたらしい。
 国民を馬鹿にしているとしか言いようがない。いずれ間違いなく2度目の自民党凋落が現実になる日がくるだろう。

 安倍首相の政治漫画の下に朝日川柳がある。ここの☆印の付いた一句がいいなぁ。
   反論に耳傾けず国傾しぐ 愛媛 木村瞳さん

 朝日「天声人語」の最後に老子の言葉を引いて次の文がある。
『強く大きなものは実はこわばっていてもろい。柔らかくてしなやかなものが本当は強い。民よ諦めるなとの叱咤にも聞こえる』

 これらの言葉たちに勇気づけられて諦めずに生きてゆこう。



本日、初めてとわちゃんに水彩絵の具を持たせたら筆洗のバケツで水洗い半分グシャグシャに書いた色の氾濫が面白い。ジジバカですねぇ。

  老子言う強きはもろししなやかに生きることこそホントの強さ

特定秘密保護法案衆院通過


まったくなぁ

 これからはこの法律の施行されるのを注視せざるを得ない。昨日の福島公聴会はただのパフォーマンス。反対意見など関係なく乱暴なやりたい放題の運営をして法案を集銀通過させてしまった。
 次の選挙はおそらく・・・。

 まったく関係ありませんが今日の写真は錆び付いたトタンの壁であります。
 良く見ると(見なくても)何だかどこかの大陸と海の地図のように見えます。見えませんか?
 特定秘密保護法なんかない夢の民主的な国の地図なのであります。ハイ。



迷惑メール

 最近、迷惑メールの量が増加している。幸いプロバイダーとgmailのフィルターがダブルで効いているので普段使っているメールボックスには届いてこない。
 それでも1週間に1回プロバイダーから「迷惑メールフォルダへのメール格納のお知らせ」が届く。また、これをくぐり抜けてgmailに潜り込もうとするメールもあるらしくgmailチームがアカウントから取得しないと毎日数通の報告がある。
その意味では迷惑メールにはほとんど困ることはない。でも増加していることは間違いない。

 最近、読んでいた堀井憲一郎さんの本。週刊文春に連載していた内容をまとめた『ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎』に「エロメールによく使われる女性の名前ランキング」の項目があった。
 堀井氏はエロメールをいつも読んでいるという。おもしろいと言う。彼の回りの連中は誰も見ないらしい。当たり前ですよね。ボクも見ません。
彼はエロメールや迷惑メールを完全に削除しようとしているのを見ると、ゴキブリを必死で叩き潰している都会人の姿を見るようだ。と、言うのである。ボクもその人種である。
 ところが彼はそれらのメールがたくさん来るので集めてみたと言う。特に女性名でリアルに見せて引っかけようとするメールを2003年から4年間集めてみたそうだ。転んでもただは起きない。転んでいませんけれどね。
結論 迷惑メールについてくる女性名のランキング
1位 みき、2位 みか、3位 きょうこ・たかこ、5位 あや・まき・ゆうこ・ゆみ・ゆり
女性の名前に付けられる感じのランキング
1位 美、2位 子 3位 香・奈、5位 真
結局、普通の名前とちょっと珍しい名前が混ざっていてその年代の名前ベストテンからつけられていると分析している。

 と、ここまでは堀井さんの本から・・・・。堀井憲一郎さんはなかなか鋭い。落語通でもある。


 さて、これからはボクの分析。
本日、plalaの迷惑メールフォルダーに保存されたメール一覧が届いた。総計156通ある。オーッとこれだこれだ。読みはしないが早速調べてみた。
 今回、女性の名前が入っているメールは同じ発信元だと思えるものも入れて21通。迷惑メールの約13%。
 で、入っていた名前は次の通り。
 ラムちゃん、ゆぅな、みゆき、真子、仁美、紗江、敬子、真由希、恵理子、亜美、ゆな、飯島直子、文乃、酒井法子
 なるほど普通に間違いなく読める名前ばかりだ。少なくとも最近流行のキラキラネームはない。とても常識的な良い名前が多い。何だか芸能界の人も入っているようだ。
ボクは結構もてていますねぇ。いやもてないかも。関係ありませんが・・・。

と、ここまで調べてすべてのメールは読むことなく永久に消去したのであります。
ここまでやって何だかバカみたいと思ったのであります。



本日のブログはこれにて終了です。

  本当に日本を愛す人たちは「愛国心」と軽く言わない

これでも衆院通過か?


霜が降りる

 雪のほうが早かったが今朝は霜がぴっしりと車の窓についた。こんな時にはお湯をバシャッと窓にかけて霜を融かす。
 霜取りのスプレーなどもあるようだが面倒なのでバシャッである。少しずつ少しずつ冬になってゆく。



「特定秘密保護法案」福島公聴会懸念の声大多数


 福島で開催された「特定秘密保護法案」の公聴会。懸念の声が広がっていた。夕方のNHKニュースでも報道していたがほとんどが懸念や反対の意見のようだった。
詳しくは明朝の新聞紙上に掲載されると思うがどんなことが心配されているか朝陽デジタルに掲載された内容をコピーしたい。

■馬場有(たもつ)・福島県浪江町長
 (東京電力福島第一原発事故の際)SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の情報が適切に公開されなくて、町民の避難に生かせなかった。法案は(特定秘密の)範囲が非常に広くて明確ではない。秘密にするのではなく情報公開をすることが一番大切だ。現在の状況を見ると、慎重な対応をしながら十分に国民のために論議を尽くすことが大切だ。

■槇(まき)裕康・福島県弁護士会副会長
 何を秘密にするかわからない仕組みなので、秘密は拡大の一途をたどる。事故が起きれば「原発に関連する情報は特定秘密にあたる可能性がある」と情報を持っている当事者が考え、萎縮効果により、適切に開示されない恐れが十分ある。事故の教訓に鑑み、特定秘密を指定し重要な情報を秘匿する方向ではなく、情報公開を積極的に進める法制度が重要だ。

■二瓶由美子・桜の聖母短大教授
 短大生と震災を経験し、ここで若い女性たちを教育してよいのか思い悩む日々だ。この状況で何より求めるのは情報の公開だ。法案で特定秘密の指定の拡大が危惧される。パブリックコメントは77%が反対だった。法案はストップをかけてください。民主主義を揺るがす今回の手続きについてはもう1度考えていただきたい。

■名嘉(なか)幸照・東北エンタープライズ会長
 現場の技術者として福島第一、第二原発に携わってきた。原発労働者は安全性を知る立場にあっても、家族でも話せない。そういう環境が長年続いた。原子力の安全神話を生み、取り返しのつかない事故につながった。国会の皆さん、福島を忘れないで下さい。

■畠中信義・いわき短大特任教授
 確かに国防や外交は政府の専権事項だが、国民が知らずして「秘密、秘密、秘密」で秘匿されれば、どうやって公益を図れるのか。それが一番の問題だ。

■荒木貢・弁護士
 法案が通れば、原発問題まで軒並み秘密指定される可能性が高い。国民は何が特定秘密として指定されているのかされていないのか知り得ない。法に抵触するとなれば厳罰を免れず、恐怖心は萎縮効果をもたらす。全国の多数の国民が反対している。私も断固反対だ。

■佐藤和良・福島県いわき市議
 原発に関する情報が特定秘密として秘匿され、市民の安全に関わる情報が非公開になると、国民の基本的人権を侵害する結果を生む。反対、廃案を求めるのが国民の圧倒的な声だ。慎重の上にも慎重に審議を重ね、全国で公聴会を開催し、国民の声を聴いて頂きたい。

 やはり、福島は原発事故を経験している。その時に情報が公開されないことに対しての憤りを含んで懸念を表明していると思う。
今朝の共同通信(魁新報)のアンケート調査でも半数以上の人がこの法案に対して知らない、あるいは懸念を表明している。
 もっと大きな問題はこの法案について国民が「知らない」あるいは国民にしっかりと「知らせていない」ことだ。誰も知らないで声を上げないうちに「こそこそ」とこんな悪法を通そうとする意図が政権には見え見えだ。

 福島では現職の首長が軒並み選挙で敗れているドミノ現象が起きたと報じられている。先日、ボクが訪れた二本松市も昨日の選挙で現職が落選している。
 これは原発事故後、住民に情報が十分に知らされていないことが原因で除染対策が遅れていることも現職落選ドミノ現象の原因の一つであると考えたい。
 情報を公開しないで秘密にして好き放題やろうとすればするほど住民はそっぽを向くと言うことにもなる。

 ニュースでは安倍首相や自民党は明日にでも衆議院を通過させると意気込んでいた。とにかくやりたい放題である。選んだのは国民だ。そして、近い将来締めつけられるのも国民。しっかりと彼らのやることを見定めて次の選挙で投票するしかない。日本人だってそんなにバカにされてばかりはいないだろう。希望的観測ですけれどね



何となくイヤーな政治状況です。でも、元気を出して日々の生活をしなければいかんのですねぇ。要するに明るく前を向いてです。
これにて本日のブログは終了です。

   フリースは時にビリッと静電気軽く温かあの人に似て

相撲も好きです


千秋楽を見ながら

 今日の千秋楽。今場所はまったく期待していなかった稀勢の里が13勝2敗で場所を終えた。結局準優勝。13~14日目に2人の横綱を退けて来場所は3度目の横綱挑戦。
 実は勝手に相撲評論家のボクは千秋楽に稀勢の里は負けると予想していた。彼は緊張に弱いタイプだからである。これまで大事な場面で何度コロコロと転がされたことか・・・。ところが今日は頑張りましたねぇ。来場所に期待したい。 
 横綱同士の対戦は白鵬が踵を土俵外に出してしまいあっけなく勝負がついた。まぁ、こんなもんでしょう。
 それにしても観客席の少なさはテレビ画面で見ていると気の毒なほどである。日本古来の伝統ある大相撲。モンゴル勢に席巻されているが、様式美なども含めて世界最強のすごい競技だと思う。日本勢の力士の活躍も期待したい。
 そうそう、今場所は今のところ一勝しかしていないが三段目の力斗の活躍に期待している。ボクの職場を今年卒業した子のお兄ちゃんと言うことですからねぇ。

  様式美長い伝統大相撲手に汗握り冷めて見ようか


今日は小春日和と言うか初冬の晴れ間。冬の準備で大工さんが雪囲いの作業をしてくれた。
3年程前に大阪から秋田に遊びに来た方が
「どうして秋田は玄関の前にもう一つ入り口があるんですか?」
「ウーム。それは雪が降るからですヤンケ」
とボクはにわかに大阪弁で答えた。
この風防室と言うか防雪室と言うか臨時の入り口がとても珍しいようだ。

 グラチャンとか言うバレーボール番組があった。男子バレーボール日本代表が大会を全敗で終える場面を見ていた。最終戦のイランとの試合である。
 ブラジル、アメリカ、ロシア、イタリアなどの強豪国には勝てないと思っていたがイランにも歯が立たなかった。
 それはいい。これからの選手たちは努力すればある程度強くなれる(かもしれない)。
 だが、彼らの今のまゆ毛やら髪の毛やらでは無理だろうなぁと思ってしまった。ワンプレー毎に髪をすいてセットする選手。まゆ毛が極端に「変眉」の選手などなど・・・。ボクが見て極めつけはユニフォームの背中に書いている名前に「ごっち」と「いただきます」の反対を書いているバカモノがいたのには驚いた。エッ違いますか?「ゴッツ」ですか?どっちにしても似たようなもんだ。
 そのあたりの改革なくして男子バレーボールの成長はないだろうなぁ。


さぁ、明日からまたスタートだ。それにしても左膝が痛みます。
ところで今日の写真は1週間前に訪れた二本松藩の藩紋である。
このバッテンは「直違紋 すじかいもん」と呼ばれるそうだ。何だかここ数日のボクの左膝の状態を表しているのです。そして、身体の1箇所が痛むと気持ちまで沈んでしまうなぁということでバッテンですね。
これにて本日のブログは終了です。

喬太郎独演会


冬の準備を少々

 時雨模様だが晴れ間があり外の作業はできる状態だった。とわとわかのブランコや滑り台を片付ける。アカヤマボウシの冬囲いをする。などちょっと作業をして冬に備えた。
 午後は本店社長が言うシャバに出て少し命の洗濯。我が家にいては見えないつまりシャバに出なければ見えない奥羽山脈に雪がついている状態が見えた。まぁ、どうってことはありませんが・・・・。



なかなか渋く

 夕方は秋田市のジョイフルに車で一っ飛び。柳家喬太郎の独演会があった。喬太郎は今年2回目である。前回は師匠の柳家さん喬との親子会だった。

 今日は独演会。喬太郎も話していたが「親子会の時には大きな会場だったが今日は主催者もわかって小さな会場で・・・・」だった。つまりいつもの会場である。今回で11回目の開催とのこと。


 さて、演目は写真の通り三席。
 最初は前座噺とも言われるが『寿限無』。定番プラスアルファーで笑いを誘っていた。寿限無の子どもができるまでが表現される。
 2席目は『綿医者』。すプラスティックと言いますかスプラッターと言いますか筒井康隆初期のSFを読んでいるような新作落語。
 3席目『文七元結』。代表的な人情噺の演目でもあろう。古今亭志ん朝のCDで聞いたことがあるのだが生で聞くのは初めて。
 左官の長さんが橋から身を投げようとする文七に娘が身売りした五十両を押しつける場面でボクはちょっと涙がこぼれた。涙の意味は色々ですが・・・。
 喬太郎師匠渾身の渋い素晴らしい噺だったと思う。



時間が今日(23日)も遅くなりました。と、言うわけで本日はこれにてブログは生存証明です。
 

秘密保護法案に異議あり


不穏な天候

 最近、冬型の気圧配置である。朝や夕方は時々光芒が見える。今朝も平鹿平野の向こうに大きな光芒が見えていた。こんな時は不穏な天候である。気持ちだけは前向きにしなければと考えている。



反対の声が大きくなってきた

 まだまだ日本は捨てたもんじゃないなぁと思っている。それは昨日おこなわれた特定秘密保護法案に多くの反対の人たちが声をあげてくれたことだ。

 これまでも小さく(いや、かなり大きく)マスコミに最悪の法案だと取り上げられていたのだが国民のほとんどが知らないとの世論調査が出たりして驚いていた。
これは戦後の保守系政治家たちの方策の一つ国民の目線を政治から遠ざけることが功を奏しているとも言えるのだろうが・・・。
 そんな国民のほとんどが知らないような中味が最悪の法案をひっそりと通そうとしていることが問題の一つだ。

 消費税ならば自分に直接関与するから国民は興味関心を持つのだが「特定秘密保護法は処罰されるのが公務員だけで,私たち一般人は大丈夫」と思っている人も多いかもしれない。
 だが、今朝の朝日新聞に落合恵子さんが一般の人たちにも密接に関係していると語りかけている。例えばこれまで福島原発の事故では情報の隠蔽が頻繁におこなわれている。この法案が通れば原発情報はテロに関与するので「秘密です」と言われたら原発の様子が今以上に国民の目から遠ざけられてしまう。政治家や電力会社の思うようにされてしまう可能性がある。

 さて、本題だが昨日の朝日放送テレビのニュースステーションを見ていて「オッ」と画面に目をこらした。それは特定秘密保護法案に反対する大規模な集会が全国で10ヶ所おこなわれた内容だったからだ。東京では1万人の州会になったそうだ。
 こんな大規模な抗議行動は最近聞いたことがない。「がんばれ」とテレビ画面に念力を送ったのであります。ボクは念力や超能力を信じていませんがせめてもの気持ちを伝えたかったのであります。

 当初は昨日衆院を通過させる予定だったらしい。しかし、与野党の修正協議(まったく茶番なのだが・・・)で時間が使われているらしい。要するに密室談合である。
本当の話し合いをしなければいけない国会の特別委員会は歌手と同じ名前の森何とか大臣が閑散とした委員会室でわけのわからない答弁をしているだけのようだ。
 NHKの幼児番組ではありませんが「本末てんとう虫」である。こんな人たちを選んだのは国民。 

 そうそう、こんな意見もありました。一昨日、最高裁は衆議院選挙を「違憲状態」との判決を出した。「違憲状態」とはどんな状態なんだろう?今朝のラヂヲ番組で次のような会話をしていた。
「違憲状態って?」
「犯罪で窃盗をした時に窃盗状態って言いますか?」
「そうですよね殺人があった時に殺人状態と言いませんよね」
こんな内容だった。
 窃盗でも殺人でもはっきりしていなければ裁判にならない。
一票の格差が違憲だと言うことは交際ではすでに司法で判断が下った。そして選挙は無効であるとも判断された例がある。
それが最高裁にゆくと突然腰折れになってしまう。三権分立なんて嘘っぱちなんだろう。裁判官たちは政治家に取り込まれているのではないかと思えて仕方がない。

 百歩譲って一票の格差が違憲状態だとしよう。その状態で選ばれた国会議員が特定秘密保護法案のような欠陥だらけの法案を通そうということが不思議だと思わない方が不思議である。

 どんどんボロが出てくるのだが通るんだろうなぁ。いずれこんな状況でも、めげずに少しでも声を上げてゆくしかない。



東京五輪を誘致した功労者?の猪瀬東京都知事が5000万円を医療法人徳州会から借りていたことが大問題となっている。猪瀬氏の焦っている顔がテレビ画面に映っているのだが5000万円という大金をどこの場所で借りたか思い出せないような話をしていた。まったく呆れてしまう。
と、言うわけで本日も腹立ちながらブログはこれにて終了です。
先日の雪はほとんど消えたので明日の日中は冬の準備をせっせとやらねば・・・。さぁ、早めに休みます。これにてブログは終了です。

虹とイナゴと


朝の虹

 午前8時20分頃。時雨模様の中に一瞬晴れ間が出た。すると西側に大きな虹がかかった。
 虹の下側が地面から立ち上がっている様子が見える。この場所を掘ったら宝物がざくざくという話を子どもの頃に聞いたことを想い出した。
 ものの1分ほどで虹は一瞬にして消え、また時雨空に戻ってしまった。
 貴重な一瞬だったなぁ。



福島レポート(番外編)

 福島会津の大内宿でわらぶき屋根民家の店並みを歩いていたらイナゴの佃煮が売られている所があった。
 試食もできたので一匹パクリと食べる。イナゴ特有のほのかな稲わらの匂いと昆虫特有の美味さがいい。
 早速、ワンパック購入。もちろん秋田でも買えるのだが大内宿のネギ蕎麦を食べながら飲んだビールのあてに出たイナゴの佃煮を自分の中で定着させるためにも520円也でゲット。

 ビールにも日本酒にもあいますゼ。




今日は夕方からとわちゃんとわかちゃんの家に行っていたのでブログを書く時間がありません。と、言うわけで「虹とイナゴのバラード」で生存証明です。
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