「小さいおうち」良い映画です


 昨日の祝賀会。楽しく和やかに過ごせた。と、言うことは飲み過ぎていると言うことになる。
 朝方、まだ酒が残っている感じである。朝ご飯を食べてからもう一眠り。何となく回復したし好天気である。ひとっ走りして映画でも観ることにしよう。
 あちこちの映画館で上映されているラインナップをネットで検索。すると秋田市のアルヴェで上映されている山田洋次監督の「小さいおうち」に昼ご飯を食べてちょうど間に合う。よしよし今日はこれを観に行こうと決定した。

 「小さいおうち」に出演している黒木華(華で「はる」と読むそうです)がいいですねぇ。先日、第64回ベルリン国際映画祭 最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞しただけはあるなぁと素人のボクも思った。松たか子もいいですけれど。もちろん倍賞千恵子も・・・。

 昭和10年頃に山形から東京下町の「小さなおうち」に女中奉公に出たタキさん(黒木華)の物語と言える。
 物語はちょっとした不倫物語を含みながら進行するのであるが、じわじわと庶民の生活に戦争の足音が聞こえてくる不気味さが漂ってくる。
 映画の中で誰かが話していた台詞。

「優しい言葉で危険な話をする政治家(輩)がいる」

まったく今の時代に重なってくる。と、思いながら映画を観ていた。
 映画を観たら購入するパンフレットには原作者の作家中島京子さん次のように書いている。

『あの時代(昭和十年代)の生活は私たちにも想像しやすいですが、それが数年後に根こそぎ失われてしまう怖さ。きな臭くなってきている今、映画を通して考えさせられるのではないでしょうか』

 映画には悪人は誰も出てこない。東京の空襲によって下町の「小さなおうち」は焼失。そこの女中さんを雇っていたご夫婦は防空壕の中で・・・・。

 しっとりとした動きの少ない映画だと思う。観ながら涙がスーッとこぼれ落ちる場面多数。

 良い映画だった。

   きな臭さ感じるような現代は大戦中の空気の臭い



そうそう、アルヴェで昼食をとろうと思い某所に入った。天ぷら蕎麦を頼んだが30分待っても出てこない。映画の開始時間が迫っている。キャンセルして出ようと思ったら「あと1分待ってください」とすぐに出てきた。
オイオイそりゃあないぜ。と、ズルズルと気まずくすすりこんだ。もうあそこには二度と行きません。
と、言うわけで本日のブログはこれにて終了です。
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