東北は植民地

真っ白なマーガレットが花盛りである。一枚、撮影してと・・・・。本日もブツブツと言いながらビールでも。そうそう今日は気温が34℃にも上昇。暑かったですねぇ。
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  うだるよな六月三日の三十四℃うちしおれてるマーガレット白


東北の置かれた位置

 昨日の朝日新聞、日刊スポーツ、秋田魁新報は「日本の貧しさ」「日本における東北の位置(地理的ではなく)」「女性の活用についての問題」などボクが考える「日本の貧困さ」についての記事が多かった。
 このような各紙で取り上げているのは今の政治状況が最悪だという認識だろう。もう少し言えば「日本国民よもう少し気づけよ」というメッセージなのかもしれないと感じた。
本日は日本における東北の位置付けについて書いてみたい。朝日新聞(2014.6.2付)に福島県立博物館長の赤坂憲雄さんの『負けない「したたかさ」を』との談話が掲載された。おおざっぱにまとめてみると次の通り。

 赤坂さんは3.11後に被災地を巡って「東北はいまだに植民地だったのか」の言葉を胸に刻み込んだと言う。
 なぜ、植民地なのか。
赤坂さんは東北の文化や歴史を掘り起こして25年間「東北学」を唱えた。実感として東北は十分に豊かになったと思っていたという。その頃、政府は「東北は製造業の拠点」と持ち上げていたこともある。
 でも、実態は違った。津波被災地の町が震災前に必死に誘致した時給300円の製造業。自動車部品の下請けの下の下。だれも言いたがらないが低賃金のアジアと競わされているような現状。
 さらに、原発が「植民地」の象徴だと言う。東京で使う電気を、なぜ福島でつくり続けてきたのか。震災後、原発関連の人が「東京電力には植民地がある」と言う話を聞いて驚いたという。その意味は東電の原発が供給地域外の福島と新潟にあるということだった。

 ウーム、その意味で言えば柏崎原発のある新潟も植民地になるなぁ。その昔「東京に原発を」という運動もあった。今は「東京の放射性廃棄物を」と考える人もいる。でも、人口の多い場所には作らない置けないとの法律があるらしい。原発は安全ではないという証拠だろうと、いつもツッコミをいれているのだが・・・。要するに東北や新潟は植民地としか考えていない人たちがいるってことだ。

 赤坂さんの話を続けます。東北では自嘲的に怒りを込めて「戦前、男は兵隊、女は女郎、百姓は米を差し出してきた」と言う。これが戦後「電気と部品と米」になっただけではないか。
 グローバル化によって国の内外に格差を生み出し、搾取される側を「いけにえ」として生き延びようとしている。いま、東北と東京には搾取と支配の構造が再編されつつあると赤坂さんは分析する。
 こんな実態を亡くなった立命館大の西川長夫名誉教授は「グローバル化は第二の植民地主義。植民地なき植民地主義」だと喝破しました。
 さらに東京五輪では招致委理事長が福島の復興を掲げながら「東京から250キロ離れているから安全だ」と言いました。これこそ中央から辺境へのまなざしです。福島を誘致のダシにして、切り捨てる。非情なものですねぇ。政治って。と語る。
 友人から「東京五輪を東北はボイコットしたら」とメールが届いた。ボクも鋭く同感である。世界に向かって原発は安全です事故は完全にコントロールしていますなどの嘘を言って誘致した東京五輪なんかを「今」やるべきではない。
 
 また脱線したが赤坂さんの話に戻る。
東北は坂上田村麻呂の負けて以来、勝ったことがない。戊辰戦争での敗北が明治以降の立場を決定的にしている。いわば「千年の植民地」なのです。こんな歴史をもつ地域は東北のほかはないと言う。
 津波被災地の復興も中央の視線。将来を見据えた復興が求められるはずなのに、旧態依然の公共事業依存型の復興が求められた。まるで復興に名を借りた政官財の利権あさりのようである。それを被災地もだまって見ている。
 要するに国にも自治体にも住民にも、復興で何をめざすかのビジョンがないと指摘する。例えば沿岸部では多くの水田が泥の海になった。もともと潟だったところを耕作地にしてきた土地だ。その田畑の造成は人口増加の時には当然の策だったはず。でも、もう人が減るのだから元の潟に戻せばいい。その過程が観光地や自然再生の教材になるでしょうと指摘する。震災前から、いずれ耕作放棄地が見込まれた水田を国の100%補助で復旧させるのは、いったい誰のためなのですか。と、疑問を呈している。

 いま、もっとも必要なことは「どうすれば将来も安心して暮らせるのかという等身大の議論」だと赤坂さんは言います。
 再生可能エネルギー。里山や自然の再生など地域住民で地域の自治や自立を考えて支えていく方向性が大切だと問いかける。そこには地域の若い人、とりわけ女性の声に耳を傾けることが大事だという。
 これらの自治の力が「千年の植民地」は勝てないけれど、負けない「したたかさ」を東北は持っている。それが新たな自由民権運動が東北に根をはるようになると期待をかけている。

 かなりはしょってまとめたので赤坂さんの訴えるところの半分も伝えられなかったかもしれない。
 しかし、東北のしなやかなしたたかさをぜひとも見せてゆけたらなぁと思うのであります。

 ついでに書いておきたい。東北から出て行くのは「電気と部品と米」いがいに「若者たち」であるとボクは考えている。
 今、秋田では有名大学への進学率を上げようと躍起になっている。有名大学は少なくても地元秋田の大学ではない。他国の大学だ。それも東京を中心とする首都圏。
 そんな大学に入学したら間違いなく若者は帰ってこない。そんな施策をしないで地元の大学に入ることを推奨して大学も若者も育てる手助けをすべきなのに・・・。
 つまり、秋田県をリードしている人たちは東北の植民地化へ手助けする女衒のようなことをしているとしか思えないのだ。
 まぁ、ここでもグローバル化のまやかしが透けて見えますけれどね。


と、まぁ今日もブツブツと文句を書いてしまった。

本日のブログはこれにて終了です。

   

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