ふるさとの山

眠る少女の顔

 今日も30℃近くになったが風の強さと乾いた空気で前日までの暑苦しさはなかった。3~4日ズーッと晴れていたが空気は何となくもやがかかったような状態だった。暑さがズーッと押し込められている感じである。遠くの山は見えない状況。
 今朝は風もあり遠くの山が見晴らせるようになった。鳥海山も久しぶりで顔を出してくれた。この日を待ち望んでいた。ボクはこの時期をとても楽しみにしている。それは鳥海山の山肌に「眠る少女の顔」が出現するからである。いわゆる雪形である。
P6050320-1.jpg

エッ見えませんか。?!それでは拡大してみましょう。
P6050320.jpg

どうですか。見えるでしょう。それでも見えなければそれはそれでいいのです。
 雲の形を見て「アッ象だ」とボクが思っても違う人は「雲は雲だベ」と言う人がいたり「象??違うべ豚だべ」と言う人のいるごとく見え方は千差万別。
 一年に一度鳥海山の残雪と雪解けの進んだ山肌の微妙な味わいでしょうね。この時期に1年に1回だけ会えるのだ。何となく牽牛の思いにつながる。

 ところでここ2~3日、ふるさとの山に関するメールをいただいている。
 まずは関東地区に住む若き友人から。彼のふるさとは盛岡。
写真 1


『岩手大学のLIVEカメラの画像です。故郷の山は雄大でいいですね。「毅然そびゆる岩手嶺」とか「岩手の富士の白雲」とか校歌や応援歌にありました』 写真は添付されてきた1枚を転用させてもらいました。

 ボクの第2のふるさとも盛岡です。山間に育ったボクが初めて盛岡に出て目の前にドーンと出現したのが雪の岩手山。ここに来たいなぁと思ったのがきっかけだった。

 そして盛岡に住む友人からも、たまたまメールが届きました。そこには啄木の{「汽車の窓 はるかに北に故郷の 山見えくれば 襟を正すも」の歌をひいて「ふるさとの山はありがたきかな」と書かれています。ふるさとの山を思う気持ちがとても良く伝わってきます。

 で、ボクの第1のふるさとの山は鳥海山か?と聞かれると「違います」と言います。ボクの住む出羽丘陵の山間では鳥海山は見えません。だから、ふるさとの山は裏山の「八森山」であり、我が家の向こう側に見える大向の「みたけ山」です。海抜50~60メートルくらいの低山ですが自分の心の山はそこなのであります。だから岩手山の勇姿には心惹かれたのでしょう。鳥海山は年老いてからしょっちゅう見るようになってから「いいなぁ」と感じるようになったわけであります。
 と、言うわけで本日は鳥海山に出現した「眠る少女の顔」を見ながらふるさとを思っております。


    鳥海に「眠る少女」の雪形がボクはこの時期牽牛になる

本日のブログはこれにて終了です。
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