民主主義の終焉?

『民主主義の葬式は出すまい』

 魁新報2015.1.6付の文化欄に想田和弘さんという方の『民主主義の葬式は出すまい~消費する政治から脱却を~』というコラムが掲載された。
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 この内容を読んでボクはそうだよなぁと自分の考えていることがストンとわかったよううな気がした。
 想田氏はこのコラムでおよそ次のように語っている。
『新年を無事に迎えたのではあるが、やけに気にかかることがある。それは日本のデモクラシーは重い病にかかっていて年末の総選挙で重篤な状態になったと思う。
 発端は3年前。自民党がまだ野党の時に発表した自民党憲法改正草案。想田氏はそれを読んだ時、自民とは「終わった」と感じたという。理由は草案ではデモクラシーを事実上否定し、国民の基本的人権を制限し、全体主義に向く恐ろしい内容だった。
 これほどあからさまに民主主義を否定したらメディアや知識人から厳しく批判されて主権者には警戒されてけっして政権に復活しないと思った。ところが改憲案の危険性はメディアや有権者からほぼ黙殺された。
 そして、自民党は政権に復帰。そして1年後の参院選でも低投票率の中で圧勝。そこで想田氏は「日本人は民主主義を棄てたがっているのだろうか?」と懸念は膨らんだという。
 結局、衆参両院で多数を握った政権は案の定、やりたい放題。NHKに介入して政権批判封じ。民主主義を根底から揺るがす特定秘密保護法強行。集団的自衛権行使容認閣議決定。フクシマの事故などなかったように原発再稼働。戦争をめぐる歴史的認識の改ざんを示唆して世界を挑発。朝日新聞の記事取り消しに乗じた激しいパッシングで他の報道機関の見せしめに。しかし、日本人の多くはこうした政権の危険性に無関心のように見える。そして、首相が解散権を乱用して強行した先日の総選挙でも超低投票率の中で与党に絶大の権力を与えてしまった。
 想田さんは第2次安倍内閣誕生以来の現象を「熱狂なきファシズム」と呼んでいるという。政治への無関心が広がる中、低温やけどのようにじわじわ全体主義的な体制が築かれてゆく。ファシズムであると言う自覚さえなしに・・・。
 この背景には「消費者民主主義」と呼ぶべき現象が存在すると想田氏は考えている。これは日本人が政治について誤解していることから生じていると分析。つまり「政治家は政治サービスの提供者」で「主権者は票と税金でサービスを購入する消費者」である。だから日本人は候補者や政党を商品のごとく並べて「買いたい物がない」と投票を棄権する。その反面、主権者は受け身なので誇大広告めいた政策でも聴き心地がよければつられてしまう。
 正月から、こんな気が滅入る話をするのは「民主主義の葬式を出したくないからである」。流れを止められるのは主権者だけである。私たち一人一人が政治の消費者であることをやめ、現実を注意深く観察し、自ら民主主義を担ってゆく。2015年を第一歩にしよう』

 このように想田さんは呼びかけている。
 こんなに、わかりやすく民主主義の危機を説いている。低温やけどのような状態は「茹でガエル」の比喩にも似ている。いずれにしてもジワジワとファシズムが浸透しているのである。
 しかし、どれだけの主権者が気づいてくれるのか。ここに「あきらめることをあきらめない」ことが大切になるのだなぁ。と、思う。

 それにしても魁新報もなかなか良いコラムを掲載してくれるなぁ。がんばってくれ。


わかちゃんと1日過ごす。
家人と一緒に行った平山書店でわかちゃんが「エイッ」とつかんで離さなかった分厚い絵本がある。
家人が言う。
「わかちゃん。離さないで仕方なく買ったんだ」
「なるほど。絵本ならエーべ」
「何だか変な音がする絵本だよ」
内容を見たら「不思議の国のアリス」で立体絵本でしかもページを開くと訳のわからないBGMが鳴るのである。
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「不思議の国のアリス」はボクも正直言って内容は知らない。
何だか高価な絵本だがわかちゃんの良いところはここから。毎日、数回これを一緒に見ようと大きな虫眼鏡と一緒に持ってくる。
虫眼鏡は絵本の中にある小さな絵は何が描いてあるのか見るためなのだ。「アッ、ねずみだ」とか「これはウサギだ」などと言いながら見ている研究熱心な孫なのであります。ハイ。
充分に「もとはとれた」と思うのであります。

そんなわけで本日も1日が終わりました。ブログは終了です。

    気づかないジワジワ迫るファシズムに気がつきゃお湯は沸騰してる
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