祖国が遠くになる

1月15日

 いつからだろう。1月15日が成人の日でなくなったのは・・・。ハッピーマンデーによって前後にずれてしまった。ハッピーマンデーはそのままで1月15日もそのまま休日にしたら国民はどんなにか喜ぶことか・・・・。
 今日は何となくむくんだ左脚を鬱陶しく感じながらボーッと過ごした。松葉杖のお世話になり短い距離を歩いてみるのだがイマイチなのである。筋力が低下しているのに加えて左脚全体がこわばっている。そんな簡単なことじゃないのはわかっているが・・・・。これがリハビリなのかもしれない。

    五十年前公民館成人式大雪だった一月十五日
 


『通販生活 2015春号』より・再び

 医師でアフガニスタンのペシャワールで医療に従事し飲料水や灌漑水の井戸事業を30年以上継続している中村哲さんという方が『通販生活 2015春号』の巻頭言である『山椒言』に次のことを書いている。
『戦争の実態を知らぬ指導者達が勇ましく吠え、戦の準備をする日本。危機が身近に、祖国が遠くになってきた』。
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 アフガンではNATOが指揮するアメリカ軍中心のISAF(国際治安支援部隊)が年内に戦闘任務を完了して治安権限委譲が終了するという。要するに敗北だ。治安は一向に改善の兆しはない。欧米軍が進駐した13年前より著しく悪化。
 一世風靡した「アフガン復興支援」のかけ声は莫大な援助額とともに貧富の格差を絶望的に広げて、どこかに消えてしまった。集団的自衛権を名目とする不毛な戦で世界中が振り回されたことは想起されるべきだとの語りかける。
 しかも政治や戦争の話題の陰で恐るべき事態が進んでいる。かつて100%を誇った食料自給率を誇った農村は見る影もない。農地の乾燥化で飢えた農民は職を求めて都市にさまようが、まともな仕事に就けない。平和であろうはずがないという。干ばつは依然として進み食糧自給率は半減し最悪の食料危機国に指定されたという。現在は国民の3分の1に相当する760万人が飢餓線上にあり子どもの死亡率は最悪というのだ。
 その農村の荒廃を救うために中村さんたちの医療団体が水利灌漑事業に力を入れ「緑の大地計画」を打ち出した。穀倉地帯の復活を夢見て用水路確保、取水堰改修などをおこない60数万農民が暮らせる16500haの農地の安定灌漑を実現しようとしている。
 ところが日本から届く報道は情けない。人の命に関わる重大事も取ってつけたような政治議論で薄れてしまう。特に集団的自衛権に絡む安倍晋三首相が話した「現地で活動する日本人のために駆け付け警護をやるべきだ」には唖然としたという。
 中村さんはこの点について次のように言う。
『二流西部劇に似ている。現地がまるで野蛮人の巣窟で文明国の部隊が守ってやらねばならぬような驕りである。これは主権侵害というものであって、我々の事業と安全を守るのは現地の住民と行政だ。そこには我々と同じく、血もあり文化もある人々が眼中になかった。日本はこれまで、アフガニスタン国内では民主支援に専念してきた。そのことが日本への信頼であり、我々の安全保障であった。それが覆されようとしている』
さらに続けて
『戦争の実態を知らぬ指導者たちが勇ましく吠え、心ない者が排外的な憎悪を煽る。経済成長が信仰までに高められ、そのためなら何でもする。武器を売り、原発を復活し、いつでも戦争ができるよう準備するのだという。それが愛国的で積極的な平和だとすれば、これを羊頭狗肉という。アフガンへの軍事介入そのものが、欧米諸国による集団的自衛権そのものであり、その惨憺たる結末を我々は見てきた。危機が身近に,祖国が遠くになってきた。実のない世界である』

 中村さんが書かれた原稿用紙にすれば4枚ほどの短い文章。この中に今の日本が進もうとする「道」について危機感を感じていることがひしひしと伝わってくる。「山椒言」の意味がわかる。「山椒は小粒でもピリリと辛い」ようにピシッと大切な内容を伝えてくれるのだ。

 昨日、発表になった日本の予算案。新聞各紙ではいろいろと突っ込んでいる。でも、朝日新聞でも防衛費がものすごく突出していることには言及していない。せめて民主党時代に戻す必要があるんだろうなぁと思うのだが・・・。その延長が集団的自衛権だろう。そして、中村哲さんの心配すると言うよりも多くの日本人が不安に思う戦争へと向かう恐れが増す。


左ひざが少しは曲がるようになったので明日は自立のために運転の練習をしよう。と、言うわけで本日もブツブツとブログは終了です。
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