あの大震災から5年目

3.11

あの日も金曜日だった。そして、今日のように冷たい雪がときおり降っていたのである。
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気温も低かった。午後2時46分。職場で午後から休暇を取ろうと思っていたボクの足下を強烈な地震がおそった。地震発生から停電が2日連続で続いた。
電気が回復するまでの2日間は情報を得るのはラジオが頼り。電気が復旧してテレビ画面が映るまで、三陸沿岸であれほどの被害がでているとは夢にも思わなかった。

この時に感じたのは広い外を小さな隙間から見ているような辛さだった。間違いなくあるはずのものが見たくても見えない。

あれから5年。
復興は進んだろうか?「まだ5年」なのか「もう5年」なのか。ボクは形だけ表面だけの復興は進んでいるのだが人々の心に寄り添った復興は全く進んでいないとみる。だから「まだまだ」だと考えている。
宮城県知事は巨大な防潮堤を作るなどトンデモ計画をごり押ししている。巨額の費用をかけて金儲けしようとする心根が見えて仕方がない。あの知事は本当に被災地のことを考えているんだろうか。先日もアベシンゾーが石巻に行ったときに操り人形のように側についていたのが不気味だった。

オーッと話がそれた。津波の被害もそうだがフクシマ原発事故だってそうだ。自民党が何十年も安全神話を信じ込ませて巨額の金を巻き込んで動かしてきた原発行政。ゲンパツ村とも言われる状況をフクシマの検証もなされないまま復活しようとしている。
その安全神話に釘を刺したのが一昨日の大津地裁の稼働差し止め判断だったと思う。自民党やアベシンゾー政権が言っている原発についての戯言を一蹴する内容だった。
そして、午後10時からの報道ステーションでは「子どもの甲状腺ガン」について特集している。目が離せないで見ていた。
どう見ても原発から放出された放射性ヨウ素で子どもたちの甲状腺は激増したとしか思えない。それを御用医学者たちは「放射線の影響はありません」と言う。あなたたちの意識は正常ですか?と問いたい。

要するに復興は5年経過してもまだまだできていないってことだ。福島では原発事故の収束も含めてとんでもない事態になっていることは確かなのだ。
もしかしたら政権は東北を見捨てるのではないかと思うほどである。

3.11絶対に忘れられない日である。


本日のブログはこれにて終了です。

   見た目には変わっていると見えれども何も変わらぬ震災復興
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