「ネットでは買えない本を買った」その2

相変わらずの好天続き

 気温は10℃前後なのだが過ごしやすい好天が続いている。今朝、仕事場に向かう途中の春木沢という場所で一枚。
PB130338.jpg
写真の右側に1本の紅白のポールが見える。
 土曜日あたりから雪道の標識としてメインルートではない村中の道路に立てられはじめた。竹に紅白のペンキを塗ったものである。我が家の前にも立てられた。
 写真のもっと右側は雄物川。一羽のチュウサギがいたのだが写真を撮ろうと思って車を降りたら逃げられてしまった。車の中から撮れるように望遠レンズでももってきていればよいが・・・。
 天気予報では少しずつ気温が下がると言っているが、はたして。スノータイヤに替えているので雪はいつでもOKなのだが。


『泳げ、唐獅子牡丹』

 昨日に続いて盛岡駅のさわやフェザン店で帯だけを見て購入してきた二冊目。
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帯には『これぞ祥伝社文庫の隠し玉!!侠気(おとこぎ)にあふれる笑いと感動!この痛快さは人に話したくなる!』とある。ラップフィルムを外すと右の本があらわれた。
 菊池幸見著『泳げ、唐獅子牡丹』である。ありゃりゃヤクザ小説家かよお。と、思いながら作者をチェックしたら岩手放送(IBC)の人気アナウンサーとのこと。なるほど菊池氏の語り口はアナウンサーでもあるが実に快調に話が進む。
 物語の舞台はさすが岩手放送のアナウンサー、盛岡である。夕顔瀬とか不来方とか懐かしい土地の名前が一杯出て来る。表向きはカタギの青年実業家であり社長の主人公黒沢裕次郎は知る人ぞ知る水泳の選手だった男。その実はいろいろなことがありヤクザの若親分である。背中には唐獅子牡丹の倶利伽羅紋紋。
 プールでは入れ墨を見せないように営業時間が終わってから泳いでいる。そのスイミングクラブの存続をかけてライバル会社との水泳対抗戦をおこなうってのがメインのオハナシ。その間にいろいろなことがドタバタと起きて読み手をなかなか離してくれない。
 読んでいる間に高倉健が歌う「背中(せな)で吠えてる唐獅子ぼ~たぁ~ん」のメロディーが頭の中に聞こえてくる。
 やはり、一気読みの一冊だった。

 さて、帯だけを見て本を二冊買ったのだがどちらも「当たり」。今まで著者の名前やタイトルで買った本を「はずれ」で何冊も途中で放りだした。そのことを考えてみると今回の盛岡での「帯だけを見て購入」するのはハラハラドキドキで面白かった。
 メインの部分を隠している裏側に書いている『必要なのは想像力』にとても納得している。本屋を案内してくれたヒラノさんには感謝である。さわやフェザン店では定期的に並べている本を入れ替えているようだから機会があったらまた寄ってみたい。


ところで、このブログのカウンターがもうすぐ400000回になりそうだ。
本日のブログはこれにて終了です。

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