久米宏さんの話がよかった
向かいの家の紫陽花がとても鮮やかである。ガクアジサイの色合いがとてもよくなった。
終日、断捨離の一環であるアルバム整理。分厚いアルバムの写真を取りだしてスキャナーに読み込む作業である。
単純作業だからテレビをつけながらやっている。
楽しみにしている朝ドラ『なつぞら』を見終わって画面を見たら、何と言う事でしょう。あの久米宏さんがゲストに出ているではありませんか。
ラジオでは結構NHKに対して耳の痛いと思える提言をしている人だ。NHKの敵のような人でもある。この人がゲストとは・・・NHKもたまにはやるもんだ。こりゃあ見なくてはと思った。
その中で久米さんはNHKと政治との関係について実に的確に述べた。
話した内容をテレビを見ながら書き出してみた。
『私(久米宏)はNHKに対してズーッと批判的なんですよ。私が言いたいのはNHKに関してですよ。
NHKは民間放送になるべきだと思います。NHKは独立した放送機関になるべきだと言った方がいいと思います。
人事と予算で国家に首元を握られている放送局があってはいけないですよ。そういう国は先進国とは言えないです。絶対、報道機関は独立してなきゃいけない。
で、NHKが民放になったら他の民放はひどい目に遭って地獄をみることになります。けれどNHKが国会だとか政府に首根っこをつかまえられてるような放送局でなくなるんだったら、そっちの方がよほど良い社会になります。
僕は放送がどうなるかよりも、そのことだけはズーッと思っているんですよ。
やっぱり政治のニュースや社会を伝えることや世界情勢を伝える放送局が、その国の国家に人事と予算の首根っこを押さえられているということは絶対的に間違っています。これはあってはいけないことだと思いますね。先進国でそういうことがあってはいけません
』
そして、
『あのね何代か前にね、ひどい会長がいてね・・・』
と、話そうとしたら博多大丸華丸と女子アナがあわてて発言をストップするという一幕もあり大笑いである。
そりゃ、そうだモミイなんて名前が出たら大変だものなぁと思った。それにしてもズバッと話してくれた。
そして、番組終了近くになって次のことを話した。1944年7月14日生まれの久米さんは
『(今の状況は)あの頃(太平洋戦争当時)と似ている。とっても危機感をもっています。政府を強烈に批判する放送局があってしかるべきですよ。フランスにそういう放送局があってね・・・・。
アンチ国家、アンチ政府の放送局や新聞社があってしかるべきなんですよ。だいたいみんなおなじになってここのところ流行語になった「忖度」のようになって良くないと思いますよね。
今の日本の困ったところは若い人が先のことを心配していないんですよ。
「もう、なるようにしかなんないよって」
それはいかんって。少しでも自分の暮らしからよくしていこうって若い人こそ思ってくれなくちゃ。僕、一番心配ですね。年寄りはどうでもいいんです。若い人は20年後30年後のことを本気で心配してもらわなくては』
だから選挙に行こうという話になっていった。
久しぶりにスカッとした番組を観た。あらためて書いておく。NHKもなかなかやるもんだなぁと思った。
でも、アベシンゾー忖度の放送局であることも確かだと思う。
さぁ、明後日は参院選。忘れずに選挙にゆこう。
本日のブログはこれにて終了です。
アルバムに父母弟の写真あり思いであふれ断捨離進まず