巨大防潮堤建設反対!


金儲けだけの施策


 昨夜のニュースステーションでMCの古舘伊知郎さんが宮城県知事との対談をおこなっていた。そのテーマは宮城県(日本全国の計画らしいが)の沿岸部全域に巨大な防潮堤を築くことについてだった。
 すでに宮城県南部では巨大防潮堤ができつつあると報じていた。
 リアス式海岸になっている気仙沼地域について高さ9.9メートルの防潮堤を一律に作る計画に対して住民が反対していることである。

 写真は左側が気仙沼のある唐桑半島を防潮堤で囲もうとする計画図である。そして、右側が10メートルほどの防潮堤が築かれると港湾が単なる汚れた池のように見える画面である。実際の動画はこう見えなかったが切り取ってみると全くドブ池に見えてしまう。計画の写真だとしてもつらいなぁ。
その計画されている浜の住民のほとんどの意見は
「そんな高い防潮堤は要らない。長い間、海で生活してきて海とともに生きてきた。それが巨大な防潮堤ができたなら海や湾が見えなくなる。その結果、将来住民は誰もいなくなってしまう。作るなら半分の高さでいい」
と、訴えている。
ところが宮城県知事の村井氏は
「住民の生活と命を守るのが私の務めだ。100年に一度の津波は4メートルくらいの高さと想定されているが津波のエネルギーで高さは倍になる。3.11のような1000年に1回の津波では逃げることを前提としているのだがこの(防潮堤)高さは譲れない」
と、言うのだ。
古館さんは
「確かに高さが地域ごとに異ったりすれば他への影響もあるだろう。それは理解できるが住民の意見を聞いてもらえないでしょうか」
と、食い下がる。しかし宮城県知事は
「二度と津波による死者の顔を見たくない」
とだけ言う。

 安倍政権は日本の素晴らしい海岸線を「国土強靱化」とかなんとか言いながら日本を巨大な防潮堤で囲もうとしているのだ。
 宮城県知事はこのお達しに忠実な犬のように従っているだけなのだ。これでは全く話にならない。まず避難することを前提にすべきなのだ。知事の話の中でも100年に1回の津波に耐える防潮堤だ。もしも1000年に1回の津波が来たら逃げるのが前提と話している。100年に1回の津波でも逃げることを基本にしておけば無駄な防潮堤は要らないと思うのだ。自然に対抗しようとする意識に問題があるボクは思う。
あえて言わせて貰えば3.11を口実にして公共事業によって「金」が蠢く構造なのだ。そう言えば昨日の放送でも言っていたが無人島にも20億もの金をかけて防潮堤を築こうとしていた。さすがに「これは単なる金もうけがばれるぞヤバイ」と気づいたらしく一応取りやめになったらしい。

 消費税を上げる。各種の料金を値上げする。などなどでかき集めた金を公共事業などにつぎ込もうとしているとしか思えない。適切な公共事業は必要だ。しかし、巨大防潮堤は本当に必要なのだろうか。

気仙沼の人が苦笑いしながら話していた。
「巨大防潮堤の上をカモシカだけが歩いている時がくるかもしれない」
と。
 今の政権は何から何までお話にならない。と、思えてしょうがない。



天気予報は今週末に気温が上がると予報を出している。豪雪の中休みかなぁと思っている。そうなってくれたらいいなぁ。
とわちゃんとわかちゃん。カメラを向けると意識的に変顔にする。それがひとつの成長なんだろうなぁ。ある意味メンコイですけれどね。

   知らんふりしながらカメラ向けてると気配察して孫変顔に


と、言うわけでブツブツと本日のブログは終了です。

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