クニマスシンポジウム
晴れと雨
田沢湖町に向かった。詳しくは下に書くのだが往復およそ120辧6鮓ながら(もちろん前を向いてしっかり運転はしています)運転していると様々な入道雲に会えた。いいなぁ、と思いながら雄大な雲を見上げながらハンドルを回していた。
角館にかかった時、西木村方面にかかっている雲から雨が「漏れている」。フーン、自分がいる場所は晴れているが向こうは結構土砂降りらしいなぁ。そんなことを思いながら車を路肩に停めて写真を撮した。
雲の下でブルーの濃い部分が雨の降っているエリアだ。入道雲も撮してみた。ところが下手くそで雄大な写真にならない。子入道になってしまうのである。残念。
クニマスは生きている
田沢湖に向かったのは秋田朝日放送主催の「クニマスシンポジウム」があったからだ。ブログに書いた記憶があるのだが、昨年12月山梨県西湖で70年前に絶滅したと思われていたクニマスが再発見された。
絶滅を恐れた人たちが西湖を含む何カ所かに受精卵などを移植していたのが脈々と生きていたのである。
クニマスの発見をした京大教授の中坊さんたちがシンポジウムをおこなうと言うことで入場券の応募をしたら当選。早速、言ったのである。
中坊さんの講演でボクとしては三つのことがわかった。
その1。クニマスの産卵は深い場所と言うよりも水温の低さ(4℃)が大切であること。西湖は湖底に湧水があり水温が低いことが生存の決め手になったという。逆に言えば水脈が断たれたらクニマスは危ないということになる。
その2。クニマスはヒメマスの「亜種」ではなく、独立した「種」である。つまり、ヒメマスとクニマスの交雑はおきない。なるほどなぁ。
その3。クニマスの魚体は黒いのが特徴と言われている。しかし、発見されていないのだが銀色に輝く魚体の時期があるはずだ。もしかしたらクニマスの魚体が銀色の時に釣られたりしてヒメマスと間違って食されている可能性があるかもしれない。魚体が黒だけであるのは思い込みかもしれない。
もっと深い内容を話してくれたのだがメモもとらなかったので印象に残った部分である。
食糧増産、電気を作るなどの「国策」によって田沢湖は死の湖になった。そのことは絶対に記憶にとどめておかなければならない。「国策」によって何ごとも進められてしまう実態。これは「原発」にもつながることだ。
アレッ、クニマスが原発に移ってしまった。夕方からの予定があり豪華メンバーの出るパネルディスカッションは聴かないで帰ってきた。こちらは8月26日(大曲の花火の前日)にちAABで放映される番組を見ることにしよう。
と、言うわけで帰りには『あきたの地魚・旬の魚』を1冊購入してきた。さすがにこの本にクニマスは掲載されていない。クニマスの里帰りは何時になるのか。無理なのか・・・・。玄関に飾られていた発見に一役買った「さかなくん」の書いた幟を1枚撮影してきた。
国策で七〇年も絶滅と言われ続けたクニマス元気
本日は夕方から昔の仲間たちとの一杯飲み。早めのブログアップです。