歴史的な日


アナログ放送終了

 朝からテレビは妙にテンションが高い。アナログ放送が終わる日だからだ。10年間かけた国策でデジタル化するという世にも希なる愚策である。なんでアナログではだめなのか全然理解できない。と、文句を言いながらボクはデジタルチューナーでテレビを見ているのですが・・・。
 しかし少々、言い訳を。山間部である我が家ではテレビの映りを良くすることは永遠の課題だった。だから自分で素子数の多い(魚の骨にたとえれば骨の多い)UHFのアンテナを購入して設置したり、電波の増幅器をつけたりしていた。自分の都合で良い画像を得られる方向に向かっていたのだ。
 だが、今回の施策は一律に良い画像を見ることができます。だから一斉にデジタル化します。というような押しつけであることは間違いない。まぁ、おそらく政治と業界が一帯になって「金儲け」に走ったと考えてもいいだろうと、ボクは考えている。だから、ボクの地デジの方向はそれなりに理由があるのです。エッわかりません??

 それはともかくとして昨夜の落語会で柳家喬太郎師匠がマクラで話した。

「折角ですから記念すべき時間に立ち会いたいですね。テレビ局は大晦日のように5,4,3,2,1,0とカウントダウンでもするのでしょうか」

喬太郎師匠は半分以上この地デジ化のことを呆れて話していたと感じた。

 と、言うわけで歴史的な日だ。アナログ受像機で今朝の画像を見たら写真のようになっている。NHKでは正午前に女性の鈴木アナウンサーが最後のあいさつをした。そして、それ以降はブルーバックの画面になった。他のチャンネルを見ても同じである。もしも、この画面を何となく見たらパニックになるだろうなぁと率直に感じた。そして、少し涙がにじんできた。と、言うのは少しウソ。
 そして、完全に砂嵐状態になるのは25日に切り替わる深夜らしい。

 テレビの想い出は半世紀を超える。中二の時に初めて我が家にテレビが来た。NHKだけだった。それも時間制限で今のように終日テレビは見ることができなかった。
 それから50年以上経過している。でもテレビとはあまりつきあいが深くない。常にテレビをつけているわけではない。もっともテレビがなければ寂しいんですけれど・・・・。


映画と落語

 映画「大鹿村騒動記」良かったなぁ。この映画の良さは「村の伝統」の大切さ。人のつながり。そして「君は人を許せるか」とつきつけられること。などなど人は生きていることがとても素敵だなぁってことだ。
 座席に座っている周りを見ると何だか年寄りが多い感じがした。だが、この映画は若者に観てもらいたいなぁと思った。結構、笑えます。そして、しみじみします。と、ボクはお薦めです。今ならルミエール秋田で特別料金1000円でどなたも入場できる。

    古里は心を癒す効果あり川のにおいと田んぼの色と

 そして、柳家喬太郎師匠の落語会。今回で7回目の落語会になるそうだ。最初の会に行ってから今回で4回か5回目になる。会場はジョイナスだったが今回は文化会館小ホール。少し空席があったかなぁ。

 噺は「まんじゅうこわい」「竈(へっつい)幽霊」そして「抜け雀」の三席。新作落語はなく古典落語に属する噺を喬太郎師匠独自の視点で演じた。
 「抜け雀」のオチで子どもが親孝行できないことを嘆く「アー、私は親を駕籠かき(籠描き)にしてしまった」が印象深い。まぁ、だいたい子どもってそうやって親を踏み台にしているんでしょうけれど・・・。ただし、なかなか親を乗り越えられません。と、思いました。やはり落語はいいですねぇ。


これから孫の顔を見に出発しますので早めのブログアップです。
 

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