野球は人を映す
一筆啓上つかまつり候
ホオジロの鳴き声を日本語に変換する聞きなしで有名なのは「一筆啓上つかまつり候」である。ボクにもそんなふうに聞こえてくる。と、言うのは負け惜しみ。じつはそんな風に聞こえないことも多い。
鳥のすむ場所によって訛りがあるようだ。ネットでホオジロの「聞きなし」を調べたら神奈川県の高校生の考えた聞きなしがあった。
「バカヤロお前なに言ってんだ-」
「〆切直前あとちょっと」
ウーム。今朝のホオジロは2番目の「〆切直前」のがピタリかもしれない。神奈川県立小田原城内高等学校(女子)3年文系コースに設置された「理科供廚亮箸琉豐弔箸靴董1989年に4学級で行なった結果を神奈川県理科部会で報告した内容である。女子高校生はするどい。なかなか侮れないぞ。
写真は今朝我が家の半分枯れかけている松に飛んできたホオジロである。
ホオジロの気持ちになって届けたい一筆啓上つかまつり候
教室に飛び込む虻にさわぎだす女生徒の声に作為を感ず
甲子園は何のため
今朝の日刊スポーツに京都外大西の甲子園準優勝投手がひったくり事件を起こして逮捕されたと報じられている。
ボクの生涯の友人である幼なじみのST君は48前のセンバツに出場した。彼は言う。
「甲子園はわたしの人生を変えてくれた。甲子園に出場できたことでどんな苦しい場面でも乗り越えられた」
おそらくこの感想が甲子園に出場した人たちの偽らざる気持ちだと思う。しかし、京都外大西で甲子園に出場し準優勝まで経験し大活躍した男に何があったのか。
事件を起こした本人が悪い。「心」が育っていなかったんだろう。と、簡単に言うことはできる。でも、それだけだろうか。指導する側に何か大切なポリシーが欠けていなかったんだろうか。
この記事を読みながら「甲子園とは何だろう」と考えてしまった。
楽天の星野監督
野球ネタをもう一つ。昨夜の楽天対読売の試合をテレビで見ていた。試合は読売が若手の活躍で逆転勝ち。
ボクが気になったのは楽天の星野監督の仏頂面だ。思い通りに動かない(動けない)選手たちに対して苦虫をかみつぶしたような顔である。時には椅子をたたき、試合終了後にはベンチを蹴飛ばしていた。
これが星野監督のめざす熱血指導だとしたら大間違いだとボクは思う。たとえ勝たなければ商売にならないプロ野球だとしてもである。
2枚目の写真は雲一つない空にくっきりと見えた鳥海山を見ながら心を洗うことにしよう。もうすぐ雪も消えて鳥海山に子どもの顔の雪形が現れるでしょう。本日のブログはこれにて終了です。