通行止め


夕陽の雄物川

 帰り道。雄物川は金色に染まっていた。土手の向こうに広がる田んぼは分厚い雪に覆われている。さらに向こう側に見える丘の麓にあるブドウ畑の木や棚は見るも無惨にズタズタになっている。今年の秋田県南農業は難儀するだろうなぁと強く思わせる遅い春の夕方である。


気持ちはふさぐが・・・

 昨日の選挙でボクの気分は何だか通行止めになったようだ。予想されたことではあるが東京では天罰発言の石原慎太郎が圧勝。まったくなぁである。

 そんなボクの気持ちを代弁するように今朝(2011.4.11付)の朝日新聞天声人語には次のフレーズがあった。

『▼案の定、選挙は盛り上がりを欠いた。首都の知事選と言えば、日本の選挙では米大統領選にも似た「民主主義の祭り」なのにである。告示後の川柳欄には〈どさくさで都知事が決まるような気が〉とあった▼結果は、高齢も多選批判も、天罰発言への顰蹙もかわして、石原氏があっさり勝ちを決めた。この非常時、有権者は新顔に賭ける踏ん切りがつかなかったかも知れない。国難という世の空気が強面を引き立て、かくて悠々と石原都政は続く』

 日本人って怖がりなんだろうなぁ。どんなことがあってもジッと耐える能力が高い。どれだけ虐げられても自分が悪いと考える傾向が強い。そして自分自身の中に憤りも悲しみも苦しみも辛さも納めてしまう。その意味でだろうが大震災に耐え忍ぶ姿を外国に称賛されている。
 だから日本人は「強い発言」がいくら理不尽であろうと、強く発言した人間に指導力があると勘違いする。そして、そんな人間に頼るんだろうなぁ。内心では「チェッ」と言いながら・・・・。

 帰り道は災害のために半年ほど通行止めになっている通勤道路をわざわざ見に行った。そして、通行止めの気持ちを再度味わい?引き返して遠回りの道を帰ってきた。これからも当分、往復合計15匐瓩の道のりを不満も言わずにボクは通うことになる。くだらないことですが、そんなものです。



今日の夕方5時過ぎ。福島から北関東茨城にかけて強い余震があった。さらに午後7時ちょっと前には南外でもドンと一揺れした。おそらくテレビやラジオで取り上げない直下型の弱い地震だろう。まだまだ大震災の余波は続いている。
さぁ、気持ちを取り直して新たな生活に入ろう。これにて本日のブログは終了。いつにも増して支離滅裂でした。
m(_ _)m

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