もの忘れと認知症
サンシュユ
花瓶には赤い実のついた枝が飾られている。その赤さが薄暗い廊下に見事に映えている。花を飾られた人にこの花の名前を聞いた。
「サンシュユと言いますよ」
「初めて聞きました」
そして、一日経つとその名前をボクは忘れてしまうのです。さらに再度質問することになる。するともう少し詳しい内容を教えていただいた。
「サンシュユです。鳥ッこはこの実があまり好きではないようです。渋みがあっておいしくないかもしれません」
「なるほど」
「たくさんの赤い実が木になっています」
ここまで教えていただいたら紙片にメモすることにした。そして、「サンショウがお湯に浸かったらこんな名前になる」と覚えることにした。でも、すぐに忘れてしまうんだろうなぁ。まったく・・・
もの忘れと認知症
このブログの内容を書きながら今朝の朝日新聞の製薬会社(PfizerとEizai)の広告欄を思いだした。CMのコピーの文章がとてもいい。勇気をおぼえる。
「食べたメニューを思いだせないのは、もの忘れ
食べたこと自体を覚えていないのは、認知症の疑いがあります」
そして、「家族がつくった認知症・早期発見めやす」に20のチェック項目があった。忘れちゃいけないのでブログでメモしておこう。
◎物忘れがひどい
□今切ったばかりなのに電話の相手の名前を忘れる
□同じことを何度も言う・問う・する
□しまい忘れ置き忘れが増えいつも探しものをしている
□財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
◎人柄が変わる
□些細なことで怒りっぽくなった
□周りへの気づかいがなくなり頑固になった
□自分の失敗を人のせいにする
□「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
◎判断・理解力が衰える
□料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
□新しいことが覚えられない
□話のつじつまが合わない
□テレビ番組の内容が理解できなくなった
◎不安感が強い
□ひとりになると怖がったり寂しがったりする
□外出時、持ち物を何度も確かめる
□「頭が変になった」と本人が訴える
◎時間・場所がわからない
□約束の日時や場所を間違えるようになった
□慣れた道でも迷うことがある
◎意欲がなくなる
□下着を替えず身だしなみを構わなくなった
□趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
□ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる
これらは認知症の始まりではないかと思われる言動を「認知症の人と家族の会」の会員の経験からまとめたものとのこと。個人差はあるが、日常の暮らしの中でこれらの中に「いくつか」思い当たることがあれば、最寄りの医者に相談しようと結んでいる。
そこで自分に当てはめてチェックしてみた。すると・・・。程度の問題はあるのでしょうが該当する項目が結構ありますね。さすがボクは子供の頃から「健忘症」と言われていただけはある。うーむ・・・。
NHKで放映していた「龍馬伝」が今日で最終回。大河ドラマは好きなわけではない。しかし、今年は一念発起して「龍馬伝」全部の回を録画することに挑戦した。一度も逃すことなく全編(48回分)を17枚のDVDに納めることができた。と、言うわけで、さぁ軽く一杯やって明日に備えましょうか。本日のブログはこれにて終了。